ワイズロードオンラインの石澤です。
今年の注目を集める最新モデルの中でも、最もアツい視線を集めているのは、きっとPINARELLOの新ラインナップに間違いないでしょう。
2023 PINARELLO F&X SERIES
そんな2023年モデルにスタッフ試乗する機会を、代理店のカワシマサイクルサプライ様よりいただきました!
ピナレロを愛してやまないスタッフたちが一堂に会し、注目のモデルを皆様に先んじてテストいたしました。
精鋭スタッフたちのインプレッションをご覧いただき、ぜひ相棒選びの参考にしてくださいませ。
F9(レーシングモデル)
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現行フラッグシップのDOGMA Fと同じ金型を使用し、同じパーツアッセンブルで組み上げられたモデル。違いはカーボンの弾性率ですが、採用されるカーボン素材「T900」は、他社であればフラッグシップに使われるグレード。
その仕様に恥じず、他メーカーのフラッグシップモデルと対抗できる一切妥協のない戦闘能力がフォーカスされました。
国内ロードレースの女王・新宿本館のウエタケはその推進力と運動性能を絶賛!
「漕ぎだしの軽さ、高速域での巡行のしやすさはDOGMA Fに迫るもの」「コーナーでインに切り込むようなPINARELLOらしい乗り味はそのままに、安定感も高く感じる」としつつ、踏んでも進むし回しても進む、とても走らせやすいバイクと評価しました。
東大和店のタナカは、「DOGMA Fに寄せつつも、ライダーへの要求はDOGMAより優しく、気持ち良くペダリングさせてくれる」「DOGMAではハードルを感じつつもハイエンドを望むユーザーの心揺さぶる味付けのバイク」と評価。
ハイエンドを要求するライダーの脚力に応えつつも、バランスの取れた扱いやすさではDOGMA Fよりも上という印象を持ったようです。
お茶の水店のサカグチも、DOGMA Fと乗り比べた時の扱いやすさを評価。
「カーボンのグレードが下がっていることもあり、軽快感が少し薄れる印象。しかし、乗りやすさという点ではDOGMA Fよりも上」「わざと重めのギアにして雑に踏むとDOGMA Fでは弾かれる感覚があるが、F9では受け入れてくれる懐の深さを感じる」とのこと。
扱いやすいという評価の目立つF9ですが、一方で硬さを感じたというインプレッションも。
横浜店のコヤノは「ガチガチではないものの結構硬め。セカンドグレードと言ってもかなりレベルが高いフレームで、他社のトップグレード相当と言われるのも納得。踏めば踏むほど進む感動があるが、むやみに踏み込もうとすると脚や身体への負担に来そう」と判断。
また入間店のホンマは「走っていて硬いなーと感じさせないジオメトリはさすがだが、気づいた時の脚の消耗が激しい」、同じく入間店のウエヤマも「踏んだら踏んだだけ加速につなげてくれる半面、相応の体力が必要なバイクになっている」と感じたようです。
F5(レーシングモデル)
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F9同様にDOGMA Fの設計を踏襲しつつも、よりマイルドな弾性率の「T700」カーボンを採用したモデル。
Fシリーズ最下グレードなだけに妥協したモデルのように受け取られる方もいらっしゃるかもしれませんが、このモデル、試乗会で非常に評価が高かった一台でございます。
志木店のタカハシは「硬い!・進む!」「ロードらしい!」「面白い!!」ときびきびした運動性能を評価。PRINCE FXよりも硬質感を覚える印象を受けたようです。
上野アサゾーのイシカワは「これまでのピナレロミドルグレードバイクの中でも文句なし。最高の完成度を誇る中級クラスのレーシングモデル」と絶賛!
DOGMA Fのあらゆるレーシング性能を踏襲し、伸びの良さと安定感が劇的に進化しているとしました。
新橋店のサカイも上位グレードに引けを取らぬ走りに好印象。硬さを感じるものの、「ミドルグレードとは思えないほど固くパリッとした乗り味。競技者でも固すぎる『F9』よりも『F5』を選ぶこともあり、レースの上位も目指せそうな仕上がり」を感じたそうです。
池袋本館のカワサキヤも「時速35±5kmの速度維持が驚くほど快適。PRINCE FXさえ超えた巡行性能を持っているように感じる」「よりエアロ・より軽くなったことにより快適さと速度維持を見事に両立されたバイクになっている」と高評価。スペック表で見た下位グレードとの印象を一蹴されたようです。
川崎店のオクダイラも「高速で巡行するとレーシングバイクとして開発されてことがよくわかる。速度の維持のしやすさと、心地よい剛性と反発力のある踏み心地がある」と高評価。カーボンのグレードで言えば旧PRINCEに相当するにもかかわらず、走りはPRINCE FXのそれを彷彿とさせたと語っています。
X3(エンデュランスモデル)
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しばらく「エンデュランス」を明言するモデルがなかったピナレロのラインナップに復活した、快適性重視のモデルがX。
旧来のPARISを受け継ぐ設計ながら、よりアップライトな姿勢をとれるジオメトリーを採用しています。
仙台泉店のキンジョウは、エンデュランスの性質は持ちつつもエアロオールラウンダーとして扱えるニュートラルさを評価。「ダイレクト感は上位モデルの方があるが、快適なペダリングを持続するのであれば3台中最も良い」「惰性での持続時間が長く、上位モデルに匹敵する空力性能」と、巡行を続けるエアロロードが快適性を獲得したモデルととらえています。
新橋店のサカイは、レース屋のピナレロが本気で作ったエンデュランスモデルと総括。「フレームもタイヤも乗り心地がいいのに、踏めばどんどん加速していく」「エンデュランスモデルでありがちな却って疲れるようなフワフワ感がなく、軽やかな走り」を評価し、「乗って面白い一台」という印象を抱いたようです。
船橋店のタカハシも、エンデュランスモデルとしては卓越したエアロ性能に着目。「T600カーボンのわりに剛性が高く、漕ぎ出しから時速30km前後までの到達が早いと感じる」「DOGMA FやF9のような高剛性でシャキシャキした感じではなく、足に優しく中速域までスムーズに加速」と、加速感やハンドリングのキレも良いバランスの取れたエアロエンデュランスオールラウンダーと総評しています。
新宿本館のウエタケも、エンデュランスながら軽快な加速感を評価。「PINARELLOらしい硬めの踏み味で、30km/hくらいまでの加速は予想より楽に速く加速できる」「高強度で走るというより、楽に快適に長く走る事を重きにおいて設計されている」とし、スムースで快適なバイクに驚きを感じていたようです。
新宿本館のミカミも、中速域までの加速感に美点を見出しています。
「初速の速さが特徴。25km/hくらいまで楽に加速でき、信号待ちからのストップ&ゴーも楽。Fシリーズと比べると35km/h以上への加速や巡行は脚を回し続ける乗り方になる」「振動吸収性もとても良く、安定感抜群でマイペースにほのぼのロングライドするにはピッタリ」とのことです。
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ラインナップの刷新でさらに魅力的になった、PINARELLO 2023シーズンのバイク。
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