エアロ大好きの松山店神山です。
自転車歴の大半はエアロロードに乗っている平地大好きの私が喉から手が出るくらい欲しい、お得でかっこいい車体が入荷しましたので紹介させていただきます。
入荷速報は公開させていただきましたが今回は細部を!それではどうぞ!
FELT AR ADVANCED ULT
価格やサイズは上のブログをご覧ください!
お得すぎですよ、この車体。
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それでは細部を見ていきましょう。
美しい!
正面や後ろから見るとこの薄さ。
空気抵抗を限りなく減らす努力がされております。
エアロロードのパイオニア「FELT」が作り出すAR、初代は航空力学を応用した初めての本格的エアロロードとして2008年のツール・ド・フランスで鮮烈にデビュー。
2014年にはモデルチェンジを果たして二代目ARの登場。風洞施設での比較テストにより証明されたNo.1のエアロダイナミクスと重量剛性比はライバルに衝撃を与えたバイクでした。
(実際私も第二世代のARに乗っていましたが速かったです。)
そして三代目ARが今回紹介するこの車体。
蓄積した研究成果と最新技術を駆使することで+9%という驚異のエアロダイナミクスを実現した。加えてロードバイクとして不可欠な剛性、快適性、セッティングという性能は完成の域に到達。新しいARは、他の何をも犠牲にせず、+9%のエアロダイナミクスによる「フリースピード」をライダーに提供する。
エアロ性能+9%とロー・ヨーアングル・セオリー
フェルトはロードレースのリサーチにおいて、正面方向からの風に対しての抵抗を減らすことが結果的に勝利へ繋がることを導き出した。最新の計測機器を利用してゼロベースから検証を行い、新型ARは進行方向に対し0度から10度未満の空気抵抗に対して最適化を目指して設計が進められた。結果、ヨー角0度の状態では前モデル比9.6%の空気抵抗削減に成功している。
(メーカーサイトより引用。)
https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/ar/
トランケーテッド・エアフォイル・シェイプ
メインチューブには従来の翼断面形状から後端部を切り取った「トランケーテッド・エアロフォイル形状」を採用した。UCIレギュレーションへの適応、ロー・ヨーアングルへの対応・フレームの剛性のすべてを満たす最適解をCFD解析によって追い求めた結果の形状だ。さらにダウンチューブは前方と後方で大胆に形を変えている。前方では左右方向に厚く、前後方向に狭い。後方ではその逆として、ライダーを含めた全体での空気抵抗の最適化を図っている。
切り詰められたフレーム
この部分、私は非常に好みです。
リアタイヤに沿うように切り取られたフレームと
この左右に出っ張っている形はリアタイヤを包み込むようにできており、美しい見た目になっております。またタイヤ幅はエアロロードとしては珍しい30Cまで入ります。太いタイヤも入るので少し荒れた路面が多いレースでは活躍しそうですね。
特徴的なシートポスト
この特徴的なシートポストはリーフスプリングシートポストといい、力が加わったときに前後にしなることで大きな衝撃を吸収するシステムになっています。また先代ではシートポストを反転することでサドルの位置を調整可能でしたが今世代ではクランプを反転することで0㎜と20㎜のオフセット量を変更可能としているため幅広くポジションを出すことが可能です。またクランプはフレームに埋め込まれているので空気抵抗を限りなく減らす工夫がされています。フレームとシートポストの間にはスリーブが入っているため、より確実でガタが出ない工夫がされております。シートポストと合わせてより振動を吸収してくれます。
カーボン素材
カーボン素材にもFELTはこだわっており、使用されるカーボンは現在入手可能な最高のTeXtreme カーボンを使用。
F1や航空機など非常に限られた最新分野にしか使用されていない最新のカーボンとなっており、使用できるのは限られたメーカーのみとなっております。(FELT以外だとSHIMANO PROなどが使用可能なメーカーですがそれでもメーカーは限られております。)
詳しくはメーカーサイトをご覧ください。
従来のカーボン素材とは製法自体を大きく変えることで軽く、薄く、強度があるものに仕上がっております。
従来のカーボンでは糸を編み込むので隙間もあり、厚くなりますがTeXtreme カーボンではカーボン繊維を糸ではなくシート状にすることで飛躍的にカーボン密度が向上し、カーボンの隙間を埋めるレジンによって損なわれていたカーボン本来の性能を限界まで引き出すことに成功。加えて隙間と厚みが減ることにより、重量増の原因であるレジンの使用量も減らすことができます。
このカーボン模様だけでよだれが出てきますね。
より速く
上の画像のようにフォークの裏側やシートステーの裏側などに凸凹が。
この部分はホイール周りの気流を調整するためのものになります。
より速く走るための工夫がこんなところまで!
さすがFELT!!!
専用設計だけど整備性も〇
ステムは最初はカーボン製の専用ステムが装備。
ごつい見た目で剛性は◎。スプリントの力を逃すこともないでしょう。
しかし整備性が悪ければ使用する人は少し悩みますね。
この自転車はそんな心配はありません。
ホースを切ることなくステム交換できます。これはありがたい。
しかもステムは汎用のものも使用可能というありがたい設計。
また専用ステムも90㎜から140㎜と長いサイズまで展開。これポジションが出ないって悩む必要もありませんね。
ホースはステムの後ろ側を通ります。
ちらっと隙間が見えますね。
(ハンドルは大きくはきることができないので輪行時はご注意ください!)
エ〇すぎるよこのバイク
なんだよこのカッコよさ。空気抵抗を限りなく減らすために小さな隙間も許しません。
エロすぎる。
コンポーネントも妥協なく
変速機周りはシマノのアルテグラ(11速機械式)を採用。
トップグレードのノウハウを生かしたモデルでレースでも十分に使用できるモデルです。
またワイヤーの通りは外から入るのでワイヤーの引きが重たくなるのを軽減してくれます。
空気抵抗を考えたら電動化にしてもいいかもしれませんね。
しかしこのままでも十分な戦闘力があります。
またブレーキは油圧のディスクブレーキを採用。
どのような場面でもしっかりと制動して、幅広いタイヤも装備でき、ケーブルの内装化などでエアロバイクでは採用しない手はありません。
ほかにも短い時間で減速できるのでコーナリング時のアドバンテージも出てきます。
BB周辺は空力を重視するためにあえてボリュームは出さずにチェーンステイが水平方向に張り出した形状を採用。ライダーの足・クランク・さらにタイヤと状況に応じて目まぐるしく動きを変える部分で抵抗の削減を追い求めることはもちろん、オールラウンドレーサー、FRシリーズと比較しても遜色のないペダリング剛性を実現。BBは音鳴りなどを避けるためにTOKENのNINJAを採用。
足回りもエアロらしい装備
ホイールはReynolds AR58 DBを装備。
ホイール重量は1700g台と決して軽いものではないですが58㎜のリムハイトは平地を駆けるには十分すぎる装備。
緩やかな登りだとある程度速度を乗せていったほうが楽に登れそうですね。
タイヤにも妥協はなくコンチネンタルのGP5000を採用。
耐パンク性、転がり抵抗の低さなど優秀なタイヤです。
一切の妥協なし
サドルは流行のショートノーズサドル、プロロゴのディメンション。
ハンドルもエアロハンドルを装備。
速さを追求して一切妥協のないバイクになってます。
美しい
しまなみなどの海に似合いそうなきれいな青色になっております。
このきれいな青色とカーボン柄や詳細のディテールはぜひ店頭でご確認ください。
サイズやカラー違いはほかの店舗から取り寄せも可能なので気軽にご相談ください!
インプレはこちらから(記事が古いので価格等に違いはあります)