こんにちは。横浜店の長山です。
横浜店は、JTU(日本トライアスロン連合)
公認会員登録案内窓口となりました!!
トライアスロンをやるにあたって、案外敷居が高いのは登録。
これを店頭でサポート致します!!
実際に店頭で登録するのもヨシ、マニュアルがありますので
印刷物を受け取って家で登録でもOK。
トライアスロンを目指す方の何かの参考となりましたら幸いです。
というお知らせのついでに、私がかつて執筆した
IRONMANトライアスロン参戦レポートを、加筆修正して
ここに引っ張り出してみることにしました。
トライアスロン挑戦の何かの参考となりましたら幸いです。
(※10年以上前の話なので、大会の開催状況やウェアのルール等
現在とは変わっているところがあります)
バイクを降りてランに入ったら、悩まされていた頭痛は
スーッと消えてラクになりました。
2時間オーバーの不得手スイム疲れで
ガチガチに体が固まった状態でのバイク姿勢が、
頭痛の原因だったようです。少し安心。
大会に出る前、TEAM・Y トライアスロンの先達は、皆
「ロングトライアスロンは、スイム、バイクが終われば、
あとはランのたった42kmだけって思える」
と口を揃えてアドバイスしてくれていました。
ですが、フルマラソンは初挑戦。
そのためそういう気持ちにはなりませんでした。
こんな無謀な挑戦になってしまったのには、理由がありました。
私は、学生時代の交通事故以来、身体の左右の筋力バランスが崩れがちです。
その余波と、決してうまくはないランフォームとが相まって、
10km位走ると高確率で左足付け根の関節に激痛が走ってしまうのです。
たまにすごく調子が良いときに20kmほど通しで走れたこともありましたが、
大抵は10kmほどで、ひょこひょこ足をかばいながら歩く羽目になっていました。
でも、とりあえず「行けばわかる!」
この頃は、そればかり言っていました。
結局このときも、10kmほどで激痛が走り始めました。
それまでは10km約1時間と完走ペースでしたが、
もはや走りを維持できません。
そこからは、ひたすら早足ウォークで進み、痛みに耐えられる僅かな時間だけ
ランに戻して少しでも時間を稼いで、の繰り返しとなりました。
途中、すごくゆっくりだけど決して歩かず走り続ける、
初老くらいのおじさんと一緒になりました。
私の早足のほうが僅かに早いのですが、
私が休憩所で補給している間に、淡々と抜いていきます。
それをまた早足で抜き返して、抜きつ抜かれつ。
それを何度か繰り返しました。
その方と会話を交わしたわけではないのですが、
「わしは走り続ける!」
といった堂々さが感じられ、大きな刺激を受けると共に、
足が痛いとはいえ早足ウォークに切り替えている自分が悔しくもあるのでした。
この頃になると、6月という日が長い時期でもさすがに真っ暗。
トップ選手でも7時のスタートからゴールまで9時間近くかかるので、
22時までの制限時間いっぱい使う参加者は夜道も長いのです。
その暗い道を、ランナー達は黙々と走り続けます。
静かに、一歩一歩、前へ前へと。
皆つらそうだし、暗いし、それでもひたすら前進し続ける。
その雰囲気が、うまく表現できませんが、とても心に響きました。
今思うと、人生の縮図を垣間見ていたのかも知れません。
暗いと、明かりが灯るからでしょうか、
道端の民家から漂う生活感を感じやすくなります。
ある家のそばを通りがかった時、
お風呂に入っているような音が聞こえてきました。
それが、何故か良くわかりませんが
ほのぼのしていて良いなあ、と思いました。
大会でわーわーやってる中でも、
お風呂でフゥ、といういつもの島の生活感はそこに
あるんだなー、と思ったら、何かホッとしたのです。
痛い箇所はどんどん酷くなり、着地の度に痛くてたまりません。
それをかばっているうちに他の箇所も疲労困憊。
ひたすら、歯を食いしばって前進しました。
そんなすごく苦しいときに「TEAM・Y頑張れ!」
という声援が飛び込んできて、大きな励みとなりました。
TEAM・Yはトライアスロン界では大御所チームだったので、
名が知れていたのでしょう。ありがたい。
そうして励まされるも、すぐに現実に戻されます。
着地の度に、神経をガツン、ガツンとハンマーで叩かれて
潰されているかのような激烈な痛みが走り、まるで拷問。
それでも歯を食いしばり続け、心を折らず、歩みを止めず、前へ、前へ。
そうして粘って粘って粘って、
スタートから14時間26分5秒、
悲願のゴールイン。
左足付け根の痛みは限界頂点、ゴールで笑顔を作ることも
出来ず、苦痛に歪んだ記念写真となりました。
私はゴールテープを切るので精一杯でしたが、
何人か、ゴールした際に来た道に向かって
深々と一礼する姿を見かけました。
きっと、武道などで道場をあとにする時の一礼と、
同じようなものだと思います。
私はまだまだ修行が足りませんね。
これが出来なかったことが、後々になっても、
ずっと悔しく残り続けました。
せめて、それぐらいの余裕は持ってゴール出来る
ようになりたいものです。
60歳くらいの知り合いの方も無事完走。
最年長完走者は70歳台だったようです。
おそるべし!
ランタイムは5時間27分6秒。
多分に早足ウォークだったので、「ランタイム」というのは憚られますが・・・。
何はともあれ、完走できて良かった。
と思ったのも束の間。
首周りと腕周りがやたら痛い!
実はスイムのとき、ウェットスーツ擦れを防ぐワセリンを
塗るのをすっかり忘れていたのです。
そのため擦れが酷く、見てみたら皮膚がズタズタ(泣)
首周りは、「首吊りに失敗した人みたい」と言われました。
下手な泳ぎで2時間以上あがいていたのだから無理もありません。
あまりにも痛くて、腕を動かすことが出来ずに硬直。
ロボットのようになってしまいました。
痛みで固まっている、の図
でも、ゴールするまではほとんど痛みに気付きませんでした。
ただただ、前に進むことに専心していたからでしょうか。
「心頭滅却すれば火自ずから涼し」のような状態だったのかも知れません。
そんなこんなで、ズタボロでしたが、
IRONMANになることが出来ました!
分不相応な挑戦のせいでつらい内容ばかり書いてしまいましたが、
トライアスロンは素晴らしいスポーツだと思います。
一つの枠の中で、まったく異なる競技を三つやる。
これは不思議な、面白い感覚です。
それはきつくもあるのですが、達成感もまたひとしお。
そのためか、終わったあとに仲間と交わした握手が、
ものすごく良かったです。
おそらく、同じ苦労を味わった戦友と交わす握手だからだと思います。
後日談へとつづく
登録だけでなく、自転車選びからもご相談承ります。
ロードバイクコーナーは2階!
ヘルメット、ゴーグル、ウエットスーツ等は3階!
今ならスイムスクール無料チケット配布中。
場所はお近くのスポーツクラブNASでOK。
初心者の方、トライアスロン経験者が多い横浜店で、お待ちしております!!
他のお買得な情報や2020年の最新情報は
下記のフェイスブックからもご覧いただけます。
↑↑
フェイスブック始めました、是非「クリック」と「いいね」
をお願い致します!
ワイズロード横浜店は、オールジャンルを取扱う
スポーツバイクの専門店です。
ワイズロード横浜店は、最寄り3つの駅から
アクセスが可能です。
取扱い量が豊富な事もあり、いろんなブランドの
取寄せが可能ですよ!
スポーツバイク選びに困ったらワイズロード横浜店が便利です!
店長が世界中から集めたお買得品を随時更新中!!!!
『PINARELLO』『TREK』『CANNONDALE』
『BIANCHI』『GIANT』『SCOTT』
『FELT』など
有名ブランド揃ってます!!
世界に1台のMy Bike通称『バラ完』のご相談も承ります。
レース経験豊富なスタッフや熟練のメカニックが
皆様のサイクルライフをサポートいたします。