みなさんこんにちは。Y's Road松山店 関です。
もう先月の事ですが、山を走っていたらいきなりディレーラーハンガーがへし折れました。
まったく想定外のトラブルでした!
「地震とハンガー折れは、忘れたころにやってくる」
という有名な格言があるように突然壊れて困るのがディレーラーハンガー、、
今回は予防と、もしもの時の対策をご紹介します!
自分は大丈夫、と思わずにお読みください、、、
5月某日、自分は久万ヒルのコースを2人で試走していました。
5月にしては暑い日でしたが、途中まではゆったりとしたペースでコースの下見を行っていました。
コースの9割以上を走り切り、ゴールまであと1~2kmと言う所で、突然変速もしていないのにギアが数段重くなりました、、
最初はワイヤが切れたと思い、シフトチェンジを繰り返し試してみると、動きはするものの、極端に変速が悪い状態です、、、
何だ?と原因を考えているうちに、
嫌な感触と共にバリバリ!とホイールにリアディレーラーが巻き込まれる音が!!
幸い、上りで低速だったため、こけたりせずにすみましたが、、
無残な状態に!!
すぐに降りたので、フレームやホイールに致命傷はありませんでしたが、これでは帰る事が出来ませんし、山奥ではそう簡単に助けも呼べません、、
自分で直さねば!!
持っててよかった携帯工具!
今回持っていたのはトピークの「サバイバルギアボックス」
この中に23種類もの工具が入っています!
まさに、サバイバルできる内容です。
自分はこれに加えて
バルブの仏-英アダプター
(これでママチャリ空気入れを使うことが出来ます)
バルブコアツール
も持つようにしています。
まずは、リアディレーラーの、ワイヤー固定を4mmのレンチで外し、
チェーンを切ってしまいます!
フロントをインナーに落として、
リアの重めのギアにチェーンをかけて、
ギリギリの長さでチェーンを切り、
ミッシングリンクでつなげば、、、
即席ピストバイク完成!!
ギアチェンジは出来ませんが、これで何とか下山は出来ます!
*あくまで緊急用です。パーツに負荷がかかるので常用しないでください。
絶対に前を変速しないでください。はじけます。
意外とチェーンもたるまないし、ギア比もちょうどよく、平地も登りも行けます!!
この日は結局これ以上走れず、一緒に来た人が走っている間、河原で写真撮って遊んでました、、、
後日、
折れたディレーラーハンガーを注文したところ、
メーカーに在庫がなく、2週間待ち、、
予備をもっておくことをオススメします、、、
ようやく来ました、、
右がコルナゴのハンガー
左がエマージェンシーハンガーという物です。
文字通り緊急用ハンガー。
ほとんどの車体に対応し、これを付けることで応急修理をする事が可能!
使い方も簡単で、
エマージェンシーハンガーをクイックリリースに挟んで固定し、
リアディレーラーを5mmのレンチで外して付け替えるだけ!
これならチェーンも切らずに済みました、、
復活!!!
まとめ
予防
↑をクリックして動画を確認! 8:20あたりをご覧下さい
・ディレーラーハンガーが曲がっていないか?
(転んだあとは要チェック)
・ディレーラーハンガーの固定ネジは緩んでないか?
・変速は悪くないか?異音はしないか?
・ディレーラーハンガーにヒビやシワがないか?
対処法
・チェーンを切り詰めてシングルスピードにする。
・予備のハンガーかエマージェンシーハンガーを持っておく。
・自走をあきらめ輪行など。
もしもの備えをしっかりして、山奥で遭難!なんてことにならないようにしましょう!!
⇩サンデーライド担当兼、メンテナンス担当、兼インスタ担当、関のY’s Road松山インスタグラムもぜひ見てくださいね!!