本日のサンデーライド参加の
K君 14歳!!
↑坂道でフロントシフトしたら
『FDの羽がクランクに当たるようなった』
どうやら彼は
アウター→インナー操作を
坂道途中で
思い切り踏んでいる瞬間にシフトしました。
↑ FDの外側羽が大きく外側に歪んでいます
↑正面から見ても 大きく歪んでいます
何者かが押し曲げたようです。
なんで 曲がったのか?
誰が曲げたのか?
↑この画像はペダルを微力で保持して
横方向に2kgの力で引いた状態です。
チェーンが大きく曲がるのが見えますね。
↑こちらの画像は
後輪を押さえながら
ペダルを軽く押した状態です
同じ2kgの引く力でも
チェーンは真っ直ぐのままです。
強くペダリングしている時
チェーンは柔軟性を失い
固く一直線になります。
まるで 一本の金属棒のように
その状態で フロントチェンジをすれば
とても強い横方向の力がFDの羽に掛かります。
当該案件のFD羽を曲げたのは
固いチェーンに押し付けた
クランクの回転力
あっという間に曲がるのです。
K君はいつも坂道の途中で
インナーに変速していたようです
望ましい手順は
★坂道の手前でインナーに変速しておく
★その為には事前に後のギヤはトップ側にシフト
【そうしないと平地でケイデンスが異常に上がっちゃう】
★RD重くする次の瞬間 FDを軽くする
【これが 所謂、ダブルシフト!】
フロントだけ単独で変速するのを
ベテランはしませんね。
もうひとつ コツがあります。
それは・・・・・・
いつシフトボタンを押すか!!
↑ この位置にペダルがある時にシフトしましょう
クランクを時計盤にたとえると10時くらいです
↑シフトしちゃダメなのは
このペダル位置
クランクが3時くらいで最大踏力の!
そうです チェーンが固い瞬間です。
★最初のうちは 意識的に
足【ペダル位置】と手【シフトする指】を
同期させるので 面倒ですけど
いつも いつも やっていると
そのうち 無意識で同期するようになります
★コンポメーカーが開発努力し
昔に比べると 簡単になったフロント変速
しかし まだ操作には慣れと努力が必要です。
いつも無理なフロント変速をしていると
徐々にFDの羽内寸が広がってしまい
変速レスポンスが悪化しますので御注意ください
by野澤
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