サイクリングするうえでパワーメーターは無くても走れますが、あまりにも便利すぎて使い方を覚え始めると途端に無いと困るアイテムになります!
パワーメーターの基本
パワーメーターの基本的な使い方は「体力メーター」として使えるという点です。
そのパワーで走ると何分ぐらいもつのか、○時間走るならどのぐらいのパワーを平均値に抑えるのか、ヒルクライムで1時間走るのに最適なパワーはいくつか、、、等々、パワーという値からこれからのあなたの体力を逆算してゴールまでを計算することができるのがパワーメーターで一番推しているポイントです。
また、スキル面の練習としてペダリングをうまくすることがこのパワーメーターを導入することで出来るようになります。
どれだけたくさんのパワーを出せるかという事よりも、どれだけ低いパワーで同じことができるか、もしくはどれだけ疲れないように同じパワーを出せるかという所をパワーメーターをもとに普段から意識することで効率が上がり、体力が増えなくても活動時間が増やせる指標にもなります。
専門的な用語はなるべく使わないのがポリシーですが、パワートレーニングはいくつかの単語が分かっていないと会話にならないので調べながら聞いてください。
インターテックさんのスマトレ辞典というのが簡潔にわかりやすいのでサッと見てみてください。詳しくはこちらも
パワーメーターの活用方法
では、便利なんだなーというのがお判りいただけたところで実際にパワーメーターを付けたら何をしなければいけない(した方がいい)のかをなるべく簡単にお話ししていきます。
とにかくたくさん走る
これに関しては特に最初の内はデータ分析ができるだけのデータがそもそも揃っていないのでつけた状態でたくさん走ってください!
ロングライド、ヒルクライム、スプリントなど色々な条件で走っていただくとよりデータがもっともらしいものになります。
MMP(最大平均パワー)
パワーカーブというグラフがガーミンコネクトやパワートレーニング向きのソフトウェアで見る事ができますが、各時間ごとの最大平均パワーが表示できる項目です。
ガーミンコネクトではこれまでの最高記録と直近4週間の両方が比較できるようになっていますね。
私の場合は2018年から19年のはじめにかけて結構トレーニングをしていたので全くその領域まで到達できていないのが現状です。
まぁ、過去の話は置いておいて。要は各時間ごとの最大値が分かる事で、どのぐらいの強度なら何分ぐらい持続できるのかが一目でわかるようになります。
ちなみに青い方、10分から1時間まで大体200wぐらいで推移しているのですが、渋峠にヒルクライムに出かけた時のデータだと思います。
スタートから展望台までを逆算してスタートからペースを維持して走っていたのでこういう値になっています。
とりあえず私は1時間なら200wで走り続けられるので逆に10~20分の小さな峠では200wで登っても頂上までは基本的には苦労せずに行ける事が想像できます。
これは一つの例ですね。
もちろん、最初はグラフやデータをもとに覚えておくという工程がいります。
ですが、私の場合近年は殆ど毎週走っていますし、パワーメーター自体はたしか7年ぐらいは使っていると思います。
その為いちいち逆算したりしなくても、コンディションによってやロングライド中だと現時点の疲労感などからこのぐらいかなっていうパワーが大体わかるのでそれを目標にペースを維持して走るのが基本になります。
まぁ、皆さんもすぐにそうなると思いますよ。疲れてるからこの峠は○○wで走ろーっとってすぐに判断できるようになります。
これがたくさん走るという事によりパワーメーターを使いこなせる1段階目です。
正直ここまででも元は取れていると思いますし、これ以上は努力が必要な領域なので私もあまり詳しくはないのですが、、、、
苦手を分析して改善に役立てる
あなたは何が苦手ですか?自分では中々わからないですよね。
ペダリングもうまいか下手かは数値化しないとわからないですね。
特に疲れているペダリングってめちゃめちゃになってしまうのですが、そもそもフレッシュな状態でもペダリングのスキルが無いと自転車を効率よく前に進める事が出来ません。
また、自転車を動かすためには身体能力そのものをあげる事も必要で、普段の筋トレや柔軟体操、ジョギングをしたりと様々なアプローチをする為にもより専門的なデータを見ていく必要があります。
トルク効率
トルク効率とは100%に近ければ近いほど、発生したトルクがクランクを回転させるためだけに使われていることを示す。円運動と逆方向のトルクがかかると数値が下がる。
と先ほどの辞典に載っていました。
ペダリングのスキルを大雑把に言うとこれが100%に近づいてかつ安定していることがペダリングが上手い人と言える一つの指標になると思います。
クランクは左右が連結しているために、踏んでいる脚とは逆の脚が重りとして邪魔をしてしまうのですが、コレを減らすことができれば少ないエネルギーで同じパワーを出力できるようになると思いませんか?
パワーって言葉が「力強さ」みたいな印象が出てしまうのですが、クランクが動かない力はパワーメーターには反映されません。回転させるための技術が伴ってこそのパワーになると思います。
苦手な強度をしっかり克服
また先ほどのパワーカーブを見るとスプリント系の値はグンと高い私ですが真ん中らへんが特に凹んでいますね。
ここが強い人はロードで速い人です。
私の場合250w-300wぐらいの出力で継続する能力があればもっと平地も登りも速くなりますし、多分そこが強くなる人はしっかりと練習できている人なので、ヒルクライムもロングライドもスイスイこなせるようになるでしょう。
400w-700w前後が強いと更にアップダウンの多い地形で強い人って感じです。
800w以上はアタックとかスプリント用の値ですかねー。
まぁ、私の場合全体的に低いので全体的に頑張れってことですね!!
まとめ
とりあえず、週末サイクリスト的にはこのぐらい事を気にしていればパワーメーターを買う価値があったと思えると思います。
これ以降の専門的なパワートレーニングは弊社のおっさんサイクリスト(通称中の人)が本気で取り組んだパワトレの日記があるので是非参考にしてみてください。
おススメのパワーメーター
パワーメーター初心者でゴリゴリの平地レースをやることが無いのであれば圧倒的にペダルタイプがおススメです。
ペダルタイプなので今後コンポーネントのグレードアップや車体の乗り換えがあったとしてもペダルを付け替えるだけで交換が出来ちゃいます!
両足計測モデルがより正確にあなたのパワーを算出してくれますが、片足でもパワーを見るというスタートラインには立てるので問題ないと思いますよ。
でも、トルク効率とかをちゃんと測りたいなら両足モデルの方が良いと思います。
Wahoo ( ワフー ) ロード用ビンディングペダル スピードプレイ パワーリンクゼロデュアルサイド
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GARMIN ( ガーミン ) パワーメーター Rally RK200 ( ラリー RK200 ) 両側計測 LOOK Keoクリート互換
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GARMINならトルク効率以外にも色々なデータを見れるので両足が本当におススメです。というか両足じゃないと見れないので、、、
どちらも店頭在庫がございます。
即日お持ち帰りされる方は店頭にてお買い求めください。