.

がっつり?ゆるっと?ライドスタイルで比較する冬ウェアコーデ例!

1816
大阪ウェア館】向井 未来 23年11月16日

がっつり?ゆるっと?冬はタイプ差が大きい!

しばらく上がっていた気温も急降下して、大阪市内でも最低気温に一桁の数字がお目見えしていたりしますね。さすがにそろそろ冬支度…って感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。秋冬のサイクルウェアは外気温を基準に着用しますが、いざその温度に対してどんな格好をしたらいいのか、というのは今ひとつイメージしにくいもの。

「何を着たらいいかわからない」
「気温を聞いてもいまいちピンとこない」

というお声もちらほらあるため、この気温ならこんな感じ!というコーデ例をご紹介しようと思うのですが、ここでちょっと落とし穴なのが、『寒さの感じ方は夏以上に個人差が大きい』ということ、『走る場所や風の強さで体感気温に大きな差が出る』ということ。長袖の上からさらに羽織りものを着ている方もいらっしゃれば、半袖短パンという薄着で元気に過ごしている方もいらっしゃる今の季節、サイクルウェアも全員が同じ格好にはなりません。気温表示が20℃でも風が強い場所では5℃以上低く感じたり、のんびりゆったり走るのかガンガン攻めた走りをするのか、そういった要素も大きく影響してきます。

なので、全部のパターンを細かく詳しく、というわけにはいきませんが、ざっくり

景色や会話を楽しみながらのんびりライド、心拍数が上がるような走りではない『ゆるっとさん』
サイクリングロードや登り坂などを颯爽と駆けていく、運動強度高めの『がっつりさん』

という大まかな括りで、『今』&『ひと月ほど先』のコーデ例を用意してみました!!
(※あくまで一例なので、個人の好みで生地の厚さやアイテムの重ね方を変えていただくのがおすすめです)

外気温15℃前後、”今”のコーデ比較

まずはまさに今着るなら…というイメージで。今の気温は日中で15℃~20℃を若干下回るくらい、夜は10℃前後といったところでしょうか。そのくらいの気温を想定して、服装を見比べてみましょう。(※体感気温が下がるような場所を要素に含めると複雑になるので、ここではあくまで天気予報等で確認できる気温をベースにお話しします)

ゆるっとさん(左)と、がっつりさん(右)。同じ時期の格好のはずなのに、見るからに着ているものが違うのがわかるかと思います。がっつりさん、寒くない??って思っちゃう方も多いのでは。

がっつりさんは外気温15℃前後くらいならまだまだ夏物の半袖ジャージをメインに、+アームウォーマー程度の軽装でバリバリ走っている方が大半。がっつりさんは運動強度が高く(聞き慣れない方は「原付くらいのスピードで走る」、「心拍数が上がる激しめの運動」くらいのイメージでOKです)、エネルギーを使うことで体内で熱生成され体温が上昇するため夏物ウェアベースの薄着でも全然平気だったりします。

自転車はゆっくり走行しても有酸素運動に相当するので、のんびりライドのゆるっとさんタイプでも走り始めたら多少は暑くなるのですが、がっつりさんほど体内で熱生成されないので、体感気温として寒さを感じやすいです。そのため、肌寒くなっているこの時期ならゆるっとさんは10℃~15℃帯の保温性のある長袖・裏起毛のジャージをメインで着用するのがおすすめ。

10℃~15℃帯のジャージは季節の変わり目にはアウターとして、肌寒く感じたらウィンドブレーカー等と組み合わせて、一層寒くなる真冬にはジャケットの下にミドルレイヤーとして重ね着に使用でき、春先にも同じように出番があるため、秋~春と長い期間使える汎用性の高さが魅力。1枚はおさえておくのがおすすめの薄手秋冬アイテムです。

今の時期にはまだここまで必要のないがっつりさんも、10℃~15℃帯ジャージを着るタイミングがちゃんとありますよ!(後で説明しますね)

[ysid 4582680425350]

(両タイプ共通)温度は羽織って調節!!

夏物ウェアはもちろん、10℃~15℃帯のジャージは一部の防風対応アイテムを除き、防風性能をもたないものが多いです。風がある程度筒抜けになるので、身体が温まっていないと少し肌寒く感じることも。寒かったら上着を羽織るように、サイクルウェアもウィンドブレーカーやジレを重ねて調節するのがマスト!!

ジャージのポケットに収納できるくらい小さくコンパクトにできるものが大半なので、走りはじめや下り坂、夕方など肌寒い時にはささっと羽織り、暑くなってきたら脱いでポケットに…といった感じで気軽に温度調節できて荷物になりません。ウィンドブレーカーやジレは真夏以外はほぼ通年で使えますので、1つはもっていると便利!!10℃~15℃帯のジャージとも相性バッチリです。

[ysid 4582680427651]

[ysid 4582680427767]

下半身も似たような感じですね。ゆるっとさんは裏起毛の10℃帯タイツを穿くタイミングですが、がっつりさんはまだまだ夏物メイン。夏のパンツ+レッグウォーマやニーウォーマスタイルが多いです。

[ysid 4562331704188]

タイプに関わらずおさえておきたいアンダーウェア

ベースレイヤーにあたるアンダーウェアは冬の防寒・重ね着を支える基盤にもなるアイテムなのでこれに関してはタイプに関わらずおさえておいて損はなし!

10℃~15℃帯のジャージ+ウィンドブレーカーでも心許ない寒がりさんはジャージの下にアンダーウェアを足すのがおすすめ。アンダーウェアにも適正気温の設定があり、外気温5℃目安の発熱素材を用いたあったかアンダーなど色々種類がありますが、15℃目安の薄手アンダーウェアは暑くなりすぎない適度な保温性と吸汗速乾性を具えており、秋冬ウェアの中に着込むのはもちろん、写真のように半袖ジャージとの重ね着もOK。秋冬用の薄手アンダーウェア+半袖ジャージにウィンドブレーカーで温度調節、というスタイルはがっつりさんとゆるっとさんの中間くらいにもはまります。

秋~春まで長く使用でき、普段着との組み合わせも可能なので便利ですよ~!ライドスタイルのタイプに関わらずマストバイアイテム!ぜひチェックしていただきたいです。

私のイチオシの秋冬アンダーウェアはこちら!!
↓↓

[ysid 7318573346139]

外気温5℃前後、”1か月先”のコーデ比較

そしてこちらがひと月ほど先のイメージ。外気温5℃~10℃を下回るくらい、体感気温をぐっと引き下げる冷たく強い北風も威力を増して…といった日が増えてきますので、しっかりめの防寒をしたいところですが、ここでもゆるっとさんとがっつりさんには結構な差があります。

 

ゆるっとさん(左)とがっつりさん(右)写真ではそれほど大きな差には見えませんが、

ゆるっとさんは寒さを感じやすいので12月に入る頃には外気温5℃対応のジャケットやタイツをベースにコーディネート。5℃帯のアイテムはしっかり防風素材が施してあり、厚手で裏起毛しているものが多いため暖かさをしっかりキープできます。中に着込むもの次第で0℃近い寒い日にも対応できるので、冬も走るなら1枚は持っておきたいアウターのマストアイテム!!

[ysid 4582680425282]

タイツも5℃帯。川沿いや海沿いは風が強く、冷たい風で膝などを痛めやすいです。ペダルを頑張って漕ぐことである程度紛れますが、無理せずしっかり対策するのがおすすめです。

[ysid 4582680426920]

対するがっつりさん。11月でも夏物ベースで走る方の多いがっつりさんも、12月に入る頃には秋冬サイクルウェアを着用する方が多いかと思います。写真の着用例は、10℃~15℃対応の長袖ジャージ&同温度帯のタイツ。

[ysid 4580778607077]

ウィンドブレーカーを羽織って防風性をプラス。もしくは、10℃帯の薄手防風ジャージ(または薄手ジャケット)1枚とアンダーウェア。

あれ?でもこのコーデ…10℃~15℃帯のジャージにウィンドブレーカーって、↑で紹介している11月頃のゆるっとさんと同じなのでは???って気づいたあなた!

大正解です!!!!

イメージとしては、ゆるっとさんの格好とがっつりさんの格好はタイミングが少しズレてやってくる感じ。なので、さらに季節が進んで1月~2月頃の一番寒い時期にはがっつりさんにも5℃帯のウェア+アンダーウェアって感じで着ている方が出てきます。(どこまでもがっつりタイプの方は冬の間中薄着のままですが…)

[ysid 4580778588314]

暖かさは内側で作り出す

寒かった時、上にどんどん着るものを重ねていきたくなりますが、実は内側に着込むものを意識するだけで暖かさは格段に変わります!!具体的には、

体が冷える要因である汗処理効果を高める
→夏にも着れる汗処理効果に優れたメッシュのアンダーウェアを一番下に着る

熱の生成を衣類でカバーして保温性を上げる
→発熱素材や蓄熱素材を採用したアンダーウェアや小物に差し替える

あたたかい空気の層を増やす
→羽毛布団やダウンジャケットと同じ原理で、空気の層を厚くすると断熱・保温性がアップ。アンダーとアウターの間に挟むミドルレイヤーのアイテムにこだわってみる

といった感じ。あんまりたくさん着込むと動きにくくなってしまいますしね。手軽でおすすめなのは、アンダーウェアをより暖かい発熱素材のものに切り替え、さらに汗処理を強化すること。ここをおさえるだけで全然違います。是非お試しください!!

https://ysroad.co.jp/osaka-wearkan/2023/10/15/106984

https://ysroad.co.jp/osaka-wearkan/2022/12/22/99080

自分のスタイルに合わせて揃えよう!

今回ご紹介したコーディネート例は大きく分類した上でのあくまでも一例ですが、ざっくりとしたイメージを掴む参考になったでしょうか。お話を聞いているとなかなか強気な薄着スタイルで冬に挑もうとしている方が居たりするのですが、実際の運動強度、ご自身のライドスタイルや走る場所、暑がりさんか寒がりさんか、そんな諸々で必要なアイテムは変わってきますので、今回ご紹介した内容や↓以下の記事を参考にご自身のスタイルに合ったウェアを見つけてくださいね。

よくわからないよ!って方はお気軽にスタッフにご相談ください!!

https://ysroad.co.jp/osaka-wearkan/2022/01/20/91280

店舗受取が便利!

現在ワイズロードではECサイトを強化中!!全店舗の取り扱い商品をまとめてご覧いただけます。ワイズロードオンラインに掲載されている商品であれば、オンラインサイトでの購入時に【店舗受取】をご指定いただくことで、店頭で試着した上で持ち帰る/キャンセルを最終決定することができます!(※事前決済制のため注文時にクレジットカード決済手続きが必要です。キャンセル時は後日ご返金となります)現物を確認してから決めたいな…という方は是非ワイズロードオンラインの【店舗受取】購入をご利用ください!

気になることはチャットで簡単解決

商品の選び方、仕様、愛車にあうのか…など気になることがあればチャットで質問してみてください。全国のワイズロード店舗から選ばれた知識・経験豊富なスタッフがサクッとチャットでお答えします。お気軽にご相談ください。
チャット相談を見てみる >>

一覧へ戻る


LINE相談

Pageの先頭へ戻る