昨年よりライフワークのようになっているeveresting。
先日の休みに天気が良かったので挑戦してきました。
これまでの挑戦はこちら⇓
恐らく世界初! BROMPTONでEVERESTING 10k達成しました
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EVERESTINGの条件等について再掲しますと
EVERESTINGとは?
STRAVAという走行を記録するアプリで、コース上にある一つの区切り(セグメント)を上り下りして獲得標高をEVERESTと同じ8,848m上ろうというチャレンジがEVERESTINGです。
いくつかルールがありまして、大きなものだと
・一つのセグメントでのカウントとすること
・必ず毎回頂上まで到達すること
・休憩はしても良いが睡眠は不可
などがあります。
細かいルールなどは以下の公式サイトに↓
達成して記録を申請し、認定されると公式サイトに登録されて表彰?されます。
いくつか条件の区分がありまして、それぞれの条件をクリアすると認定バッジが付く仕組みです。
ROAM 10k
今回挑戦したROAM 10kというチャレンジはエベレスティングの中でもちょっと特殊なカテゴリで、達成条件が
・獲得標高10,000m以上
・走行距離400km以上
・経過時間36時間以内
というもので、36時間以内なら睡眠や休憩は自由、コースも自由というものでした。
私はゆっくり走ったり休憩して回復しながら走るのは得意なのですが、速く走ったり時間内というのが苦手だったのでこれまで挑戦してきませんでした。
また、住まいの近くが坂は沢山あるのですが距離を走ろうとすると信号が多いコースが多く時間内の達成が難しいのが悩みでした。
場所
自宅スタートでまず標高が稼げるとなると近い峠でヤビツ峠をターゲットにしました。
フルに走ると距離に対して獲得標高が多すぎてしまうので、緩い中腹を中心に飽きないように裏側なども走り、それでも距離が足りなければ湘南の海岸線に出て走るのが当初考えていたコースでした。
機材
オールロードの先駆的モデルとも言えるサーベロC5。
上りで特別軽いわけではないですが下りの安定感は抜群、今回は長時間走っての疲労時にも安心して走れるようチョイスしました。
ホイールはフルクラムのレーシングゼロカーボン、タイヤはコンチネンタルのグランプリ5000TLで回した分だけしっかり進んでくれて下りも安心のバランスとグリップ、個人的に鉄板の組み合わせです。
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トラブル
今回初めてのトラブルに遭遇したのですが、前夜に充電器につないだサイコンのGARMINとDi2変速機のバッテリーが、USB充電器の不調で起きたら充電されていなく、出発に時間を取られた事と結果的に一度戻って充電するロスが発生しました。
機材の方は事前チェックしていたので問題ありませんでしたが、日常的に良く聞くトラブルとしてはサドルまわりやハンドルまわり、ペダルやクリートなどは力がかかりやすく緩みやすい傾向があります。
定期的な安全チェックでトラブルを未然に防げると良いと思います。
実走
今回は時間制限があったので写真を撮る余裕がほとんどなくたまに撮るメーターの記録もブレています、すみません。。。
初日は薄曇りでそれほど気温も高くなく走りやすい気候、調子も良いうちになるべく稼ぐ作戦で休憩少な目で走りました。
獲得標高が1/5を超えた所で距離はまだ1/6、上り過ぎなのでやはりどこかで距離を稼がないといけないと考え始めました。
次の日は気温が上がる予報だったので、その時に涼しい山の裏側に行く予定でまずは標高を稼ぐ事にしました。
日付が変わるちょっと前、1日で獲得標高5,000mを目標としていたのでかなり順調なペースでした、ここまでは。。。
この後、Di2変速のバッテリー低下アラートが出て、2時ぐらいに完全に変速が出来なくなってしまいました。
峠ではちょっと頑張って走る自動車が増えてきたのもあって一旦自宅に戻って充電しながら仮眠を取る事にしました。
30分で起きるようタイマーをかけましたが、起きられずにもう30分追加。
これなら最初から1時間にした方が休めたのでこれは失敗でした、次回への良い教訓になりました。
色々整えて再出発。
予報通り晴れて気温が上がってきました。
富士山が綺麗に見えてテンションが上がります。
これは以前に夜通し走った時もそうでしたが、普段の生活リズム通りでいつもの起床時間までは体も頭も重く上手く働かない時間帯があります。
集中力も続かないのでこの時間帯は無理せず安全第一で走りました。
途中で知り合いに会ってテンションアップ!
いつも一人で走っているので応援されるのは嬉しいものです。
11時ぐらいからは予定通り裏側に。
幾分涼しいのですが、この日の気温上昇は予想以上でした。
途中の湧き水で頭を冷やしたりもしましたが、バテてきて途中休憩が多くなりました。
固形物が消化しにくくなったので最終手段のコーラ。
糖分とカフェインで何とか動ける状態に。
獲得標高が9,000mを越えた所で距離は330kmほど。
残り3時間ぐらいだったので海岸線の方に出ると信号などもありちょっと微妙な時間に。
そこで、峠の下の方の信号が無い緩い区間で標高を稼ぎつつ距離を稼ぐ作戦に。
最初から思いついていればもう少しバランス良く走れたかもしれません、ルート選択は大事ですね。
自宅までの帰宅経路も距離に入れて何とか達成。
今回は達成出来たというより無事終わった、という安堵感の方が大きかったです。
後日公式ページに申請して無事達成認定されました。
残るバッジは8848x3のトリプルエベレスティング。
これは色々準備して望まないと難しそうですが、年内にチャレンジ出来たらと思います。
決して速くなくても、工夫次第で楽しめるのがヒルクライムの良いところです。
自分なりのチャレンジを楽しんでみては如何でしょうか?
機材で楽になる部分も大きいです、ご相談はお気軽にスタッフまで!