SRAM APEX 12速化
こんにちは入間店上山です。
本日SRAM社よりハイスペックエントリーとして多くのユーザーを支えたAPEXシリーズが12速化しました。
今回はAXSだけではなくメカニカルシフトにも対応した低価格12速の期待を込めたコンポーネントでしょう。
上山がおすすめしたいカスタムでご案内させていただきますのでお付き合いよろしくお願いします。
シフターとリアディレーラー
シフターはすでに出ているRIVALシリーズと同じような形状なんだそうです。
今回のモデルからROAD系とMTB系のどちらのRDも引くことが可能になっているそうで
上山の知る限りでは今までE-Tapの電動シフトだからMTB系の変速機が入れることができるのだと思っておりました。
(実際に以前のカスタムの際にメーカーに確認済み)
スプロケットがMTBと変わらない大きさになってきたことでRDの移動距離などが同じくらいになってきたというのが理由ではないでしょうか?
ワンバイのみ
情報を見てロード系の方々は落胆する人もいるかもしれませんフロントシングルのみのラインナップ。
ですがスプロケットとの兼ね合いもありデメリットは少ないのではないでしょうか?
スプロケットの幅が広い
今回採用されるスプロケットは10-50(10-44)になります。
10-13-15-17-19-22-25-28-32-36-42-50T
とかかなりの幅が広いものとなります。
そしてこれが12速のギア比になります。
SRAM側はワンバイの為一番大きいチェーンリングと小さいチェーンリング両方入れました。
どうでしょうか?
トップギアが10tになっていることもあり今までの52tのトップギアとさほど変わらないという風に見えますよね?
ではローギアはどうでしょうか?
大きいほうの46t採用でも0.92と非常に軽いギアが確保されていると思います。
11速時代までは11トップが多かった為トップギアかローギアどちらかを捨てる選択を取りがちでしたが12速化に伴い10tが追加されたこの環境はワンバイでも同じくらいのギア比を実現しやすくなっております。
スプロケットが今までの資産を活かしやすい
今までの資産をいかしやすいとはどういうことか?
SRAMには12速専用のXDRフリーボディがあります。
有りますが
今回は使いません。
従来通りHG11のSHIMANO/SRAM11速用のフリーボディで取り付けが可能!
11速SHIMANO環境からの載せ替えが視野に入る
そうなんです。
11速世代はすべてHG11フリーボディを採用。
SHIMANOのまま行けば現在はそのまま12速化できますが、SRAMはXDRのフリーボディを出しているブランドのホイールを探す必要がありました。
そのフリーボディを探す必要すらないのはうれしいところと言っていいでしょう。
チェーンの互換性
RDの部分でも少しだけ触れました互換性のお話ですが、実はまだあります。
実はROAD系とMTB系で使っているチェーンの形が違います。
ROAD系がフラットトップで上面が平らになっている物で
MTB系が今まで通りのヒョウタンのような形?でしょう。
ここでのカスタムの際にメーカーに聞いてみたところ
「チェーンリングでもRDでもなくスプロケットに依存するものでスプロケットがMTB系であるならばMTB用のチェーンを使ってください。」
との回答でした。
価格表
レバー&ブレーキ右 ¥39,980-
レバー&ブレーキ左 ¥33,590-
クランク ¥19,940-
リアディレーラー ¥22,420-
スプロケット ¥19,800-
チェーン¥5,610-
ディスクローター ¥8,800-×2
ボトムブラケット ¥8,800-(規格によって違います)
※MTB RD系で上山調べです間違いがあったらごめんなさい。
合計¥167,740-
載せ替え工賃¥16,500-
内装部位につきアップあり
こんな感じで20万円を余裕で下回る価格で12速化ができてしまいます。
おすすめなユーザー
ロードバイクでより細かくシフトし速度を求めて走る方にはまだ足りないと言われてしまうかもしれませんが
実はワンバイもこんなに幅広くトップギアまで用意されたコンポーネントになってきております。
●週末のライドでいろいろなところに走りに行きたい方
日本は100㎞も走れば山が見えてくるでしょう。
そんな時今までならあきらめてしまっていた、足をついてしまっていた坂道を楽に楽しく登れるようになるかもしれません。
上山も坂道は嫌いですが登った後見晴らすのは好きです。
苦労して上った後の景色は絶景ですよ!
●グラベルロードのカスタムとしてもおすすめ
基本的にはディスクブレーキを採用しエントリーから入られた方々は段数も8~10、11速が多いのではないでしょうか?
そんな時のカスタムとして12速化と油圧ディスクブレーキはもちろんのこと、1倍を下回ってくるギア比はガタガタした道でホイールのトラクションを失いずらく滑ってしまう事態を防ぐことにもつながります。
今回は上山のおすすめカスタム方法としてご案内させていただきました。