当ブログをお読みの皆様こんにちは!
新宿クロスバイク館の藤平です。
スポーツバイクは軽量で繊細な乗り物。
長期間使っていると、思わぬ所に不具合が出る事も
先日、通勤中の事
自転車の漕ぎ味に違和感を覚えたので
停車して各部のチェックをしてみると
シートポストの固定が甘めな感じ。
多少の加重では問題無いのですが
横向きにグイっと力を掛けるとズレてしまいます。
通勤中ですので、原因究明は後にして
立ち漕ぎで移動。
終業後にネジの増し締め
工具を回した手応えが明らかにおかしいので
シートクランプを外して確認したところ
内側にクラックが入っていました。
使用していたのはアルミ製のシートクランプ
素材の特性上金属疲労の限度が無いので
力の蓄積で破断が起こる事も多いとか
私は素材関係の知識に強い訳では無いですが
過去に数台のアルミフレームをヒビやクラックで
駄目にした経験がありますので
(※全て駆動系付近の割れ)
その特性を聞いた時は「なるほど」と思ったものです。
シートクランプは常にネジのトルクを受けつつ
(※もちろん取付時にはトルクチェックをしています)
ペダリングや段差などでシートポストに掛かる動きで
繰り返し力が掛かる箇所
通勤だけでなくオフロードなども走行して
二年間使えた事を考えれば必要十分ですね。
今回はシートクランプという
比較的危険度の低い箇所のパーツだった為
落車などのトラブルには至りませんでしたが
他の箇所でも起こりうる事を考えれば
日々のチェックは重要だなぁと感じました。
素材の疲労というのは
自転車店などでプロがチェックしても
目視では分からない物です。
乗車前点検はとっても重要ですね♪
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