CervéloといえばS5やR5など、「戦いのためのバイク」が真っ先に出てきますがいかんせんすごいお値段。一方で我々アマチュアライダーにもよりライドを速く、そして楽しくしてくれるフレームがございます。
それがコチラ。
Cervélo SOLOIST
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スペック
Cervélo SOLOIST F/S(フレームセット)
価格:484,000円(税込)
サイズ:48
適正身長:165cm前後
特長1:S5とR5のいいところどり
1:重量比較(出典)
R5,SOLOISTのフレーム・フォーク総重量はデータによると、カラー塗布済み56サイズにおいては
SOLOIST: 1293g
R5:1032g(+261g)
と、ちょうど中間に属する重量となっています。この価格帯でこれほどの軽さを出している事に驚愕の一言です。
2.エアロダイナミクス比較(出典)
S5と比較した結果、我々が巡行する30~40km/hにおいてのロスは僅か10~15W程度まで抑えられている事が分かりました。平地巡航やアマチュアレースにおいてはほぼ誤差ともいえる数値まで持っていることに感嘆しました。
さて、この2点からも言える様に、ロードバイクの単純な「戦闘力」として見るのであればS5にもR5にも全く引けを取らないこのモデル。しかしこのモデルが「ファンライダーの為のバイク」となるもう一つの要素を忘れてはいけません。それがこちら。
特長2:メンテナンス性・取り回しの良さ
S5やR5は「勝利する事」を目標としてあるため、プロ選手を勝利させるための1秒、場合によってはコンマの世界を削り出すための技術が惜しげもなく投入されています。一方でそれは我々アマチュア目線ではメンテナンスの難しさ、専用パーツの必要性など敷居を高くしてしまう要素となり得ます。SOLOISTはそうした「プロ同士が勝つための繊細な機構」なる部分を無くした代わりに扱いが容易なパーツ選択がなされています。
ポイント1:扱いやすいハンドル周り
近年、エアロダイナミクスを極めるためにフル内装という選択肢は「プロレースにおいては」一般的になってきました。しかしながら、専門のメカニックでもない限りフル内装の取り回しは難しく、自分でするメンテナンスを困難にする要因となっていました。しかしSOLOISTではハンドル周りを「あえて」外装とすることでメンテナンスを容易にし、扱いやすさを上げています。
ポイント2:脱着しやすいBB
(ブランドの信条にもよりますが)剛性などの為圧入式のBBがレース向けのバイクでは用いられます。しかしながら圧入タイプのBBは脱着が難しく、私も体験しましたが外すのにかなりの時間とエネルギーを要します。SOLOISTはねじ切りのBBにする事で脱着を容易にし、グリスアップなどのメンテナンスにおいて扱いやすさをアップさせています。
ポイント3:機械式変速対応
「プロ選手が使うコンポ」は電動が鉄則のようなもので、アウター受けがないこともしばしば。S5やR5もその例にもれず、電動専用フレームとなっています。しかしSOLOISTは機械式の変速にも対応しており、出費を抑えると言う面でも、アマチュアフレンドリーな要素となっています。
総合:最高の快適性とレーシングの両立を実現した傑物
SOLOISTはかつてはCERVEROのレーシングモデルとして第一線で活躍したフレームでしたが、数年の時を経て新たに生まれ変わりました。軽さやエアロダイナミクスをはじめとした性能はもちろんのこと、扱いやすさを兼ね備え、ある意味でアマチュアバイクの頂点になるようなフレームであるといえます。
自分だけの一台を是非このフレームで。バラ完の受付なども承っております。
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