はじめてのスポーツバイクを購入して、それじゃあどんなオプション品を買うべきか?というシリーズ記事です。
今回ご案内するのは『GPSサイクルコンピューター』!
(以下、『GPSサイコン』と略します)
GPSサイコン……お高いですよね。ビギナーを自任する皆様にとって必要なの?という疑問、よくわかります。わたしにもそう思った時期がありました……。
でも使ってみたら、楽しみ広がりますよ!
GPSサイコンって何ができるの?
初心者の皆様がいきなりレースに参加したり、トレーニングをガンガンするとは想定しにくいので、ポタリングや長いツーリングに出かけると仮定します。
速度と距離が分かればいいんじゃない?だったら簡易型サイコンだよね?と思うかもしれませんが、簡易型サイコンは『記録ができません』。
最大の利点は『記録が取れること』!
それも、GPS機能を使って、どこを走ってきたのか、どんな傾斜があったのか、どんな速度だったのか、そういうデータが蓄積されます。
そして、それが各社の提供するクラウドサービスで保存され、PCやタブレット、スマートフォンなどで一覧できます。地図付きで!
そこに写真を保管したり、メモをつけたりできるので、ライドの記録がたくさん残せる!これは見返しても楽しいですし、次回へのモチベーションも高まりますよ!
画像は人気のログサービス「STRAVA(ストラバ)」の画面をキャプチャーしたものです。走行記録をマップ上で確認でき、そこに撮った写真やメモをつけることができます。フォロアーとも共有できるSNSの一種です。
ナビゲーション機能もあります!
地図データが内臓されていて、GPS電波が受信できれば、GPSサイコン上で現在位置が分かります。そして多くの機種で、ナビゲーション機能が使えます。機種によって、その場で目的地を設定できるもの、あらかじめPCやスマホで編集したルートを案内するものなどがありますが、初めての土地でも案内があると、安心してライドが楽しめますね!
スマホにはできないことがあります
スマートフォンにもナビゲーションやライドの記録をとれるようなアプリは存在します。ただ、スマートフォンでは地図データのダウンロードに電波が必要です。電波が届かない山間部では役に立ちません。迷子になっちゃいますね……。
(登山用のアプリには電波が届かない場合の対策ができているものもあります)
また、電波が不安定な環境でスマホを使い続けると、通常よりバッテリーの消耗はかなり早いです。いざというときに緊急連絡ができないと困りますね。サイコン代わりにつかうかどうかは別として、モバイルバッテリーは持っておいてほしいところです。
いずれステップアップを目指す方に……
GPSサイコンにはトレーニング機器としての側面が強いので、心拍系やパワーメーターと併用してフィットネス目的に使う方は非常に多いです。ガチのレースに興味がある方もいらっしゃるでしょう。そのような方には、ご自身の体の状況を確認でき、記録がとれるGPSサイコンは必須とも言えます。
簡易型サイコンにも心拍やケイデンス(1分間のペダル回転数)が計測できるものがありますが、やはりトレーニングは継続が必要。その記録が継続的に収集できて、なおかつ分析までしてくれるのがGPSサイコンです。
GPSサイコンの欠点……
あえて欠点を申し上げるなら、できることが多すぎて、設定がちょっと複雑かな?という点です。
特に画面のカスタマイズができるのは、一目で見たい項目を設定できて便利ではあるのですが、初見で使いこなすのは大変。おすすめのUIが初期設定されていますが、このあたりは非GPSの簡易型サイコンの割り切ったUIに比べると、まだとっつきにくいかなぁ、と。
あと、ファームウェアの更新などで、必要としていない機能が実装されて画面に出てしまうこともあります。
まあ、このあたりは、段々に慣れて、要らないものは設定から消したりしていただくしかないかな。
おすすめ商品の一例
GARMIN EDGE Explorer 2
[ysid 0753759310653]
ナビゲーション機能などを使いやすくした一方、トレーニング機能を一部オミットしたモデル。画面も大きく使いやすいので、ツーリング派の最初のGPSコンピューターとしておすすめです。
GARMIN Edge 840 SOLAR
[ysid 0753759322274]
タッチパネルやソーラー充電機能を搭載したGARMINの最新鋭モデル。大きすぎない適度なサイズにナビ機能やトレーニング機能などを多数搭載。レースもするしツーリングもするという方ならこれがGOOD!
ちょっと金額高いけど、その分楽しめます。
ぜひGPSサイコン デビュー目指しましょう!
24th June 2023 author : ワイズロード新橋 まのゆうすけ