今回はライド記録。
四国山脈奥地の秘境
小田深山渓谷
を目指す壮絶な探検の一部始終をご紹介します。
途中、行く手を阻むぬかるみや悪路。幾度ものパンク。襲い来る殺人イノシシ、大蛇、吸血ムササビ、毒ガエル、、、
次々と襲い掛かるトラブルを乗り越えながら進む成長の物語です!
今回のコース
久万の道の駅さんさんからスタート5km程走ると砂利道が始まります。
バイクはコレ!
TREK CHECKPOINT SL
頑丈かつ軽量なカーボンフレーム
1400g台の超軽量ホイールER-1400
悪路もへっちゃらのチューブレスタイヤ、グラベルキングSS
の組み合わせで初めてのライドです。
(`・ω・´)
走り始めて5km、国道から外れて未舗装路に入っていきます。
未舗装と言っても県道なので最低限の手入れはされていて、MTBはもちろんグラベルやシクロクロスバイクでも十分楽しめるコースになっています。
ここで、写真を撮ろうとして気付きました。
スマホを車に忘れた!!
(;゚Д゚)
まあいっか、、どうせ電波入んないし~
(のちにこの判断がまずい事になります)
以降の写真はGoProで撮ったものです。
路面は基本細かい砂利のほか、土だったり泥だったり。
時々がれていたり、枝が落ちていますがグラベルロードならガンガン進めます!
パナレーサーの新型タイヤ
グラベルキング SS 32Cが想像以上に優秀でした!
タイヤセンターは舗装路で抵抗の少ない薄い溝、
サイドはしっかりノブが付いているデザイン
今まで使っていた40Cのタイヤと比べて舗装路でラクなのは当然として、
砂利や土の路面でも全く不安がありません!!
滑る事もなければ、段差でも余裕!
安心して悪路に突っ込んでいけます!!
行きはほとんどが上り坂。
軽いギアでクルクル回して進みます。
重いギアを使うと疲れやすかったり、スリップしやすいので注意。
タイヤが好調なのでご機嫌で走っていると、、、
出会ってしまいました、、
イノシシ!!
しかも子連れ!!?
このいかめしいDHバーに恐れおののいたのか、幸運にもイノシシは逃げていきました。
(´゚д゚`)
イノシシも撃退して目的地まであと数km!
斜度も緩くなってスピードも乗ってきます!!
タイヤのおかげか最初の頃には怖かったスピードにも慣れて快調に飛ばしていたその時!!
道にうねりが!
今の俺ならイケるッ!!
ガコン!(大きな振動)
車体はかろうじて制御出来ている、こけてない!
ぷしゅ~~~
(@_@)
ありゃありゃ?
前輪がパンク!?
チューブレスなので段差に突っ込んでもリム打ちしないはずですが、、、
シーラントでも塞ぎきれません。
ガーミンで確認したところ少し先に小川があるようなので急いで向かいます。
小雨が降ってきました。
道のわきに拠点確保
サンデーライド恒例
実戦的パンク講習会
開催です!!
まずは場所探し。
安全で手が洗えるところがベスト。
パンク箇所確認
外側のノブ部分がカットしてしまっています。
これがもっと外側だったら重症でした。
今日の装備は
空気入れ・チューブ×1・パッチ複数・簡易携帯工具
以上!
コースに対して準備不足感が否めません、、、
カット部分の裏側にパッチを張って裂けないように補強。
チューブレス用のバルブを外して、、
チューブを入れ、空気を充填したら完了。
この時砂が中に入らないように注意!
復活!!
ただし、チューブ入りなのでリム打ちしないように注意が必要。
気を取り直して再出発!
初めて見る看板!!
小田深山渓谷
到着!!
やく30kmを3時間かけて辿りつきました!!
美しい渓谷はまさに秘境!!
足周りはこの通りどろんこ!
ここから折り返します。
当初の計画では帰りは違うグラベルコースも織り交ぜつつ引き返す予定でしたが、
予想以上に時間をかけてしまったこと
水をほとんど消費してしまったこと
パンク箇所の不安
などから舗装路で帰る事に。
舗装路への分岐を目指します、、、
なん、、だと、、、、
(´゚д゚`)
長く危険なグラベルの下りを、無補給で行くしかないというのか、、、
Σ(゚Д゚)<完全に計画不足!!
雨のせいか路面がウエットになってきました
もう下半分はドロドロ
だがそれが楽しい!!
\(^o^)/
こんな道はグラベルロードにもってこいです!
しかし、刻一刻と身体から水分が無くなって行く、、
そして追い打ちをかけるように、、、
プシュー
ハイ、パンクー
ピントが合ってない、、
今度はリム打ちです、、
空気不足だったか?
サンデーライド恒例
実戦的パンク講習会
第2回 パッチ修理編
予備チューブがパンクした時の為にパッチも持っておきましょう。
使い方は簡単
やすって
貼るだけ。
しかし、穴が予想以上に大きく、一回失敗。
パッチ3枚がかりでなんとか修理完了。
空気を入れるのも重労働です、、
(*´Д`)
しかしパッチの残りは2枚
チューブ無し
次のパンクか後輪がパンクしたら完全に「詰み」です。
日が落ちてきました。
先を急ぎます。
しかし速度を出し過ぎるとまたリム打ちしたり傷口が開くので慎重に。
完全に日が落ちました。
しかし、ライトの準備だけはバッチリ!!
( `ー´)ノ
ボントレガーのIonProライト
1300ルーメン×2個で夜のトレイルもバッチリ!
いくつかの道から一番距離が短そうな帰り道を選んで、パンクしないように速度を抑えて慎重に下ります。
あと少しで舗装路というところで、、
ぷしゅ~~~
( ゚Д゚)
何か刺さってる~
(# ゚Д゚)
■■■■!(自主規制)
そして空気を入れる途中バルブが折れる、、
おわた、、、
と、思いましたが、たまたま別のバイクのバルブがリュックの中に!
奇跡!!
そしてゴープロの電池が切れ替えのバッテリーを探していると、、
背中のポケットにバッテリーにしては大きなものが、、
スマホ!
ここにおったんかわれぇ~
(# ゚Д゚)
おちゃめさんめ♪
(´っ・ω・)っ
そんなこんなで修理をしていると、、
「きゅるる きゅるる」
不気味な声が、、
1300ルーメンのライトで照らすとそこには!
誰!??
調べたらムササビみたいです。
舗装路まであと少し!!
うわぁ!!
マムシ!!!
もうこれは生きて帰さないつもりですね。
ようやく国道まで帰還!
自販機で久しぶりの補給です。
そこをどけぇ〜!
無事に帰って来ることができました、、
(´;ω;`)
ガーミンでバッチを解放!
まさに砂利だらけでした。
地図に騙されたり、道を間違えたり、予定よりたくさん走らされましたがその分満足度も高め。
今まで走ったグラベルコースの中で一番走りやすく、距離もあるのでお勧めです。
ただし補給には注意!
泥だらけで帰還。
途中小雨も降ったので、フェンダーを付けたのは正解でした。
すぐに泥を落としましょう。
特に金属は錆びてしまいます!
家に着く頃には前輪はペッチャンコに。
リム打ちパンク部分の穴が大きく、塞ぎ切れてなかったようです。
タイヤのカット部分も確認。
貫通2回と防御力に疑問は残りますが、転がりもグリップも満足できるタイヤでした!
初めてロードにチューブレス付けた時も初日にパンクして以来5年以上パンクしていないので、今回は運が悪かっただけですね、、
そして、こんな道具があれば、その場で修理出来ました!
パナレーサー チューブレス修理キット(MTB用)
サンデーライド恒例
実践的パンク修理講習会
第3回 MTB TL編
専用の針でパンク部分を刺します!
ハサミでゴムを切り出して、
針にゴムを通してゴムのりを塗ります。
そのままパンク箇所にねじ込む!!
針を引き抜いて余った部分を切り落とせば完成!
なんて大胆な作業なんだ!!
(・・;)
タイヤに針を刺すなんて、繊細なロード乗りなら失神してしまいそうな作業です、、
これを2箇所施術。
1箇所は完全に塞がりましたが、大きな方の穴はわずかに空気が漏れているようです。
そんな時は!
シーラント!
今回初めてフィニッシュラインのシーラントを使います。
中につぶつぶの粒子が入っていて、6mmまでの穴を塞いでくれるとか!?
まるまる一本注入、、、
定番のスタンズより即効性はないようですが、数時間かけてしっかり空気を止めてくれました!!
これらはあくまで応急処置ですが、タイヤを外さなくてもチューブレスのまま修理できるので、役に立ちそうです!!
今回のライドで改めて
補給の計画性
チューブやパッチ
携帯工具、ポンプ
修理の知識
などの大切さを痛感しました、、
今まで持っていなかったcheckpointのハンガーや新しい携帯工具を急いで取り寄せます!!
パンクの備えや、必要な工具、方法がわからなければ、いつでも店頭で聞いてください!
少し脅かしてしまったかもしれませんが、走っていればパンクは避けられないこと。
必要以上に怯えずに、しっかり準備して、冷静に修理できるかっこいいサイクリストを目指しましょう!
そして、たのしいたのしいアドベンチャーライドに出かけよう!!
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