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【タキ爺の孫とミニベロは目に入れてもいとうない! 愛媛県魚島編】

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フジグラン広島】 23年06月28日

こんばんは、ミニベロと孫、大好きタキ爺です。みなさま暑くなってきましたが元気に乗っていますでしょうか?

わしゃ…もうエアコンの前から離れられないですわ…夏は苦手です。孫は寝返りがばっちりの様子で、ハイハイの練習中じゃ、動画を見ると、まだ後ろにしか行かんけんど。

さて、今回ご紹介は、魚島ポタリング編じゃ。ポタリングとは自転車散歩という意味ですがの…。

読者の皆様の中には「しまなみ海道を走った!!」という方は多いじゃろうて。ほいでの、そのしまなみ海道の支線というか寄り道的な海道に「ゆめしま海道」というのがあるんじゃ。この海道は因島から渡って、愛媛県越智郡上島町の弓削島、佐島、生名島、岩城島を橋で繋いで走るんよね。(生名島と岩城島も架橋されたんよ~!)。ここであれっ?て人もおるじゃろ、この上島町は4町村が平成の大合併で生まれた町…ということはもう一つ自治体があるわけで、それが旧魚島村ということじゃ。

 今回はその旧魚島村の魚島に行ってきた時のお話しじゃ!

 燧灘のまっただ中に位置する離島:魚島。そこに行くには弓削島からの高速船に乗るしかない。フェリーもあるそうじゃが、週に1回程度らしいしチャーター船だそうな。高速船は貨物も載せるんで、荷物が多い時は自転車は輪航でないとダメな時があるから要注意じゃね。輪行袋必須じゃ。

 さて、弓削島から高速船に乗っていくと約1時間ほどで魚島に着くんじゃ。魚島から見た風景は瀬戸内海とは思えないほど、周りに島がないので少々戸惑う。遠くに本土や四国も見えるんじゃが、「ありゃ、どこかいの?」という遠さじゃ。それでも海の青さ、広さ、空の蒼さにしまなみとは違う感動を覚える。瀬戸内海に住んでいると、島が見えて当たり前の風景なんじゃが、なんつうか、周りなん~んもないと、改めて海って広いんじゃの!と思ってしまう。

  

 島に降りて桟橋の前の建物は、役場の支所や保育園が入った複合施設じゃ。小さな島ゆえに、なにかあったら(例えば故障とか転倒して怪我したとか…)ここに頼るしかない。なにしろ、救急車がない島じゃけ…まぁしかし診療所はありますので、そこだけはちょっと安心。とにかく安全運転じゃ!

 そして、コチラの建物が魚島観光センター。いろいろと島のこと聞きたいのじゃったら、こっちじゃね。1階にレストランがあって、2階以上は宿泊施設。食事するところも泊まるところもお店もここだけ。万一、海がしけて急遽、船が欠航する事もある。そん時やぁ、ここに泊まるしかないそうじゃ。ちなみに欠航するときは島の防災無線で事前に放送がある。「次の便から欠航します。再開は未定です」的な…一度、他の島でこの状態に出くわしたが、放送を聞くと、ぶち焦る。

 季節にもよるが港では、こうした干し魚がお出迎えしてくれる。これは魚島の名産「でべら」というものじゃよ。わしゃ酒が飲めんけぇ、わからんのじゃが、でべらで日本酒は最高らしい。知人は熱燗にこれを割いて浸して食べとった。至高の味らしいぞ。でべらは芸予諸島の島々にあって、それぞれで味が違うらしいとのことじゃった。

 さて島自体は小さな島。道路は完全に一周できるわけでなく、ほぼ半周程度しかない。なので、ただ走ってしまえば、30分も掛からず一周してしまう。ほとんどが舗装路だが、裏手の坂道はペダルを踏みこむとリアが滑る。

 島の裏手に行くと、小さな瓢箪島が見えるが、ここは無人島。

 瓢箪島の景色を過ぎ、やや長い坂を上ると、山頂の集落に出るんじゃ。ほいでここにゃ石鎚神社がある。あの四国にある石鎚山頂にある石鎚神社の分社じゃ。こんな遠くの離島にのぉ…と思う。景色は抜群にええ(と思う、この日は海が霞んじょったんで、四国方向がよー見えんかったよ。)

この参道は、春になるとスイセンの道となり、きれいじゃった。(魚島に行ったのは一度ではないんじゃ)

山頂の石鎚神社から少し下ると、亀井八幡神社がある。実に立派な神社で驚くじゃろうて。

境内にあるこの宝塔が国の重要文化財。かなり古いものらしいが、誰のどういうのものかはまだ不明な点も多いそうじゃ。自転車との比較で分かるじゃろうが、そう大きくない。簡単に手がたう。※「たう」:届くの意

この神社のどこかに鯛の彫刻がある。行ったら探してみてつかあさい。魚島の鯛といえば関西では相当有名なものらしく、鯛漁は前述「でべら」とともにこの島を支える産業なんじゃ。

だいたい、このあたりで見るところは終わりじゃな。あとは展望台があるが、行かれるのなら頑張って登ってみるとええじゃろ。ここも景色が良かったのじゃが、周りはなにもなかった…

▼魚島のメイン集落。

漁の準備中のタコつぼ。

いかがでしたでしょうか、魚島編。

さて、ミニベロの旅編はまだまだ続くでがんすよ。

それでは、また、次もよろしくお願いします。

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