価格破壊ともいえるTPUチューブ、MAGENE EXAR TPUチューブを再入荷いたしました!驚きのスペックと性能を改めてご紹介いたします!!
MAGENE EXAR TPUチューブ 23~28C(FV60/75mm)
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対応幅はオーソドックスな23~28Cで、大凡のロードバイクに対応。バルブ長も60mmのものと75mmのものがあり、エアロなディープリムのホイールに対してもご使用頂けます。
そして最も重要なのがその軽さ。このバルブ長でありながら僅か36gと、どう考えてもインナーチューブから出てはいけない異常ともいえる軽さの数値が出ています。こんなに軽いと耐パンク性能が心配になりますが、それをクリアしたのがコチラのTPUチューブ。詳しくは次の項目でご紹介します。
TPUって何??
実はTPUチューブ自体は前々から話題に上がっておりましたが、詳細まではあまり語られていませんでした。そこで今回はTPUについて少し深堀してご紹介します!
TPU(Thermoplastic Polyurethane)とは ~耐摩耗性と軽さに優れるプラスチック~
日本語に訳すと熱可塑性ポリウレタンという樹脂の一種で、樹脂の中では「伸縮性」、「耐摩耗」、「耐引っ張り」、「衝撃吸収性」に優れた特徴をもつ素材です。我々の身近なところでは運動シューズやスマホケースなど、幅広い分野で重宝される素材となっています。実際素材自体は耐パンク性能などブチルチューブをはるかに凌駕し、転がり抵抗の低さはラテックスとほぼ同等で、これだけ見ると優れた素材に見えますがTPU単体ではこの弱点があり、中々運用が難しい背景もありました。
耐熱性の無さの克服
TPUそのものには耐熱性があまりなく、ディスクブレーキは良いのですがリムブレーキですと摩擦によって高熱化したリムがチューブに干渉してしまい、使い物にならなくなる、という危険性があったため、ここをどうクリアするかがTPUチューブの誕生のキーポイントでした。
厳しい試験の突破
MAGENE社は約2年の開発により厳しい耐熱テストをクリアし、僅か36gのチューブを本格運用することに成功しました。試験内容はコチラ。(GROWTAC社より引用)
【テスト方法】
直線速度12.5km/hで走行し、ゆっくりとブレーキをかけ、リムのブレーキ位置の温度が240℃になるまで監視し、この温度で10秒間保持する。その後、ブレーキを解除し、リムの温度が60℃以下になったら、テストを繰り返す。このテストは合計3回繰り返す。
テスト終了後、タイヤの空気圧をチェックし、インナーチューブの外観をチェックし、24時間後に空気をいれて気密性を再テストする。
EXAR TPUチューブはこのテストにクリアしたが、競合の他社製のTPUチューブはこのテストをクリアできなかった。
これによりわずか36gの超軽量チューブが誕生したわけです。
※注意事項※ 扱いは少し繊細・・・
このように究極的な軽さを手に入れたチューブですが扱いが少し特殊なため、注意が必要です。
1. チューブの取付について
詳しくはこちらの動画をご覧ください。
・本製品は耐熱性に優れていますが、リムブレーキ仕様の自転車で長い下り坂等の長時間ブレーキを使用することを想定される場合は、ポンピングブレーキを使用する等、リムの温度上昇をケアしながら走行してください。また、熱により空気圧の上昇が予想される場合は、あらかじめ空気を抜いて空気圧を下げた状態で使用してください。
・初期不良の確認のため、本製品を使用する前に0.5bar/8psi以下の空気を入れ、水の中に入れるなどし、空気漏れがないことを確認してください。装着後は保証対象外になりますので、ご注意ください。
・タイヤの中に装着しない状態で0.5bar/8psiを超える空気圧を入れないでください。破裂する可能性があります。
・その他、必ず取扱説明書をお読みいただいてから使用開始してください。
通常のチューブの導入と「決定的に」異なることの一つにタイヤに入れる前の気圧指定がございます。通常のチューブとことなり、繊細なパーツですので留意が必要です。
しかしこれらをクリアすれば高い耐パンク性能をもった超軽量なチューブ、という超高性能なパーツとなるため、導入の価値は十二分にあると言えるでしょう!
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