レース参戦こそご無沙汰ですが、FTPは体重比4倍近くを維持している(現在は3.8倍です)名古屋ウェア館の尾林です。
ビンディングデビューこそSPDスタートでしたが、一か月でSPD-SLを買い直して、それからはずっとカーボンソールのビンディングシューズを履き続けております。
特に、ここ4年ほどはSHIMANOの最高峰モデルであるRC9シリーズ(RC901とRC902)を履いております。
さて、そんなSHIMANOのシューズに慣れ切った私ですが、ある選手が履いているということで、ずっと気になっているシューズがあるんですよ~♪
ということで、ツール・ド・フランスの開幕に合わせて、店舗イベントを開催することにいたしました!!
DMT KRSLとKR0の試し履き会
メーカー様のご協力の元、UAEチームエミレーツ所属のタデイ・ポガチャル選手が履いていることでも有名なDMTシューズのフラッグシップ2モデルの試し履き会を7月9日(日曜)まで開催させていただきます!!
なので、今回はお借りしているKRSLとKR0を比較してみたいと思います!
ニットモデルの最高峰の比較
DMT KRSL
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タデイ・ポガチャル選手が実際に履いていることで、とても有名なシューレースのニットシューズ!軽くて、密着感の高さがウリのクライマーなら一度は履いてみたくなる魅力的なモデルです!
私がとても気になっているというのもこのシューズになります!なので、この試し履き会をとても待ち望んでおりました!!!
DMT KR0
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履いている選手で一番有名なのは、UCIトラック世界選手権2021 エリミネーション金メダルを獲得しているエリア・ヴィヴィアーニ選手かとは思いますが、今年のジロ・デ・イタリアを見ている限りでは、このモデルを履いている選手をちらほら見かけましたので、KRSLよりも使用率が高い気がします。
シューレースは履く際に慣れやテクニックも必要ですのでダイヤル式のKR0の方が一般ウケしやすいのかもしれませんね。
いざ!履き比べ
単純なホールド感としてはKR0の方がダイヤルとワイヤーで締めている分、かなり強く出来るのに対して、シューレースは結び方にコツがいりまして、慣れてない私はしっかり結ぶのに手間取ってしまいました。
ただ、結び終わった後の快適な密着感は、さすがシューレース!といったところで、ロングライドにも向いている履き心地の気持ちよさがありました♪
軽さ自体は、KRSLが208g(42サイズ)・KR0が210g(42サイズ)と、どちらも各ブランドのハイエンドモデルと比較してもかなりの軽量性!特に、ダイヤルが2個もついているのに、この軽さを出せているのはDMTの特別なニット構造だからこそと言えるでしょう。
私が履いているRC902と比べると、その場で足踏みしてみるだけでもどちらも体感できる軽さでしたので、ケイデンス型のクライマーならかなりのパフォーマンスアップが期待できるのではないでしょうか?
足首周りの構造はどちらも一緒なので特に差は無く、SHIMANOシューズのようなガッチリホールドではなく、足と一体化する密着感が特徴的です。
KR0の印象
比較として一番差が出るのがフィット感です。フィッティングシステムの違いから、両者では明確に違いがございます。
まず、KR0はダイヤルだからこその脱ぎ履きのしやすさや、走行中だとしても気軽に締め具合を調整できる使いやすさがございます。
それこそ、スプリンターの様にガチガチに固めたシューズに高パワーをかけて踏み込みたい方には抜群のホールド感と剛性感を与えてくれることでしょう。
しかし、強く締めこみ過ぎると、甲の部分のワイヤが直接足に食い込んでくるような硬さも感じますので、あまりやりすぎると甲を痛めてしまうかもしれません。
実際、私はこのシューズはクリテリウムやヒルクライムのタイムアタックには良いと思いましたが、ロングライドには向いていない印象を受けました。
ニットアッパーの薄さが、軽さや通気性や密着感を実現してくれてますが、その分ダイヤルの硬さが目立つ感じですね。
つま先側のダイヤルに関しては、この2本のライナーを引っ張る形なので、甲に比べるとワイヤの硬さは緩和されて履きやすくはなっております。
KRSLの印象
履くのに慣れが必要ではあるのですが、一度履いてしまえばとても快適!ダイヤルの様に足の肉に食い込んでくるような締め付けの強さは出せませんが、細いワイヤーと違って強く締めたとしても不快感がほとんどなく、シューレースの柔らかさがありつつも高い密着感でシューズが足の一部になったかのような一体感を得られます。
その一体感を生み出す要素が、シューレースだからこそのフィッティング箇所の多さです!
ダイヤル式だと、2個使っても多くても4点締めな感じになりますが、見ての通り5本のループで足の形に締め上げてくれるので、実質10箇所でフィットさせることで、足そのものになったかのような感覚を味わえるんですよ♪
まとめ
KR0はダイヤルのメリットもデメリットも強く反映されているので、脱ぎ履きの多い通勤用途やレースの様に高い剛性感が欲しいホビーレーサーにとてもオススメで、ペダリングタイプとしてはトルク型に向いてる気がします。
反対に、KRSLはシューレースとニットアッパーの合わせ技での一体感の高さと快適性から、ロングライドはもちろんのこと、ペダリング時に全周に力がかかる様なヒルクライムにとても向いており、ケイデンス型やTTスペシャリストにもオススメしたいシューズとなります。
なので、個人的好みはKRSLがめちゃくちゃ良いです!(ポガチャルが履いてるからという贔屓目じゃないですよ?)
ヒルクライムイベントはもちろんのこと、平田クリテリウムやスズカ8時間エンデューロといったイベントに参戦している時期だったら多分買っちゃってると思います。
今はどうしてもイベント参加が少なくなってしまったので、我慢しておりますが・・・
最後に
小さいサイズから大きいサイズまで全てそろっておりますので、最速のシューレースシューズとも呼ばれるポガチャルシューズを体感するだけでも話のネタになりますし、
DMTだけでなく、SCICONアイウェアの試着会も後日開催いたしますので、興味がある方は是非!ワイズロード名古屋ウェア館へご来店下さいませ!お待ちしております♪