横浜店MTBコーナーから松野です。
SRAMの新型コンポ、在庫分が入荷しました!!!!!
SRAM X0 EAGLE AXS TRANSMISSION GROUPSET
販売価格:¥283,250(税込)
リアディレイラーハンガーを無くしてしまうという画期的な構造の新型コンポーネントです!!
パーツひとつづず見てみましょう!!!!
リアディレイラー
一番すごいのがリアディレイラーですね!
SRAMのUDH規格対応フレームのみ取り付けができ、リアエンドをサンドイッチするように直接取り付けます。
この太いアルミパーツでがっちり取り付けるので超頑丈!人が乗っても大丈夫!?
普通の自転車で同じことをするとあっさりディレイラーハンガーが曲がるか折れるはずです。(もちろんやらないでくださいね。)
傷がついても外装パーツが交換可能!
プーリーケージはグルンと回すだけで工具なしで交換可能です。レースで使う事を考えると即座に交換できるのは嬉しいですね。
もちろんバッテリーは旧型やロードと同じなので使いまわしが出来ます。どこかのメーカーとは大違いですね
壊れないだけではなく調整もシンプルになりました!
と、言うのも今まではスプロケットとディレイラーの間に、フレームとディレイラーハンガーがありました。
コンポメーカーが設計するスプロケットとディレイラーの間にフレームメーカーが設計するパーツが挟まっている訳ですね。
もちろんコンポメーカーが想定する形状に収まるようにフレームメーカーが設計するのですが、やはりある程度のばらつきがあります。それでも上手く動作するように調整できる範囲を広く設計しなければなりません。
しかし新型はリアハブにディレイラーが直接当たっているので、上記のような「ばらつき」がほとんどありません!
横方向にスプロケ(フリーボディー)の位置が、ハブメーカーによって僅かに異なる程度です。
調整はとても簡略になり、変速の調整にボルト類が一切無くなりました!
チェーンはアプリの指定の長さでつなぐだけなので間違えることはありません。
クランク&チェーンリング
X0はかなり特徴的なデザインになりました!
なんとペダルの取付穴に交差するようにぶち抜いて軽量化されています(笑)
チェーンリングはロードと同じ8ボルト固定になりました。
大きく変わったのはチェーンラインです。従来ではエンド幅が148mm(BOOST)の場合、内側に3mmオフセットしたチェーンリングを使いチェーンライン(CL)は52mmに設定されていました。
今回は更に広がり55mmに。
クランクの軸長が6mm長く、片側3mmづつ広がった「WIDE」規格に。
チェーンリングのオフセットはCL52mmと同じく3mmの物を使用するのですが、右クランクごと3mm外に出たのでCLが55mmになっています。
チェーンラインだけではなくQファクターも広がったので、クランクとフレームの間のクリアランスも増えたようです。
これはフレームの設計に嬉しい余裕ですよね!フルサスの場合メインピボットを幅広くできたり、タイヤも太くしやすくなりそうですね!
取り付ける際には、付属のスペーサーの厚みが異なる「DUB WIDE」規格のBBが必要です。
コンポキットにはスペーサーが付いてきたので、既にDUBクランクを使っているバイクであればそのまま載せ替え出来ます。
スプロケット
歯数こそ今までと同じ10-52Tなのですが、ローギア側の構成が見直されました。
今まではローギアから
52T⇒42T⇒36T⇒32Tとなっていました。
キツい登りで42Tを使用していて、ギアを軽くすると一気に10T飛んでしまうんです。
最初の12s(EAGLE)コンポーネントはスプロケットが10-50Tでした。その後に発表されたSHIMANOの12sコンポは10-51Tなのですが、それに対抗したのかすぐ後にSRAMはローギアだけ52Tへとサイズアップしていたのです(笑)
新型では
52T⇒44T⇒38T⇒32Tです。
ギア比の繋がりが良い感じに最適化されました!
スプロケットそのものの構造も少し変わり軽くなってます。
シフター
シフターは形状がとてもシンプルになり、直感的な操作になりました。
今までのタイプは初めての人にはどこを押せばいいのかわかりませんでした(笑)
取り付ける位置がかなり幅広く選べるうえにボタン部分の厚みも選べます。
今回のキット内容は
・クランク/チェーンリング(170mm/32T)
・シフター
・RD
・チェーン
・バッテリー&充電器
・DUB WIDE用スペーサー
となっています。
UDH対応ですでにDUBクランクを使っているバイクであればこのキットだけで大丈夫ですし
他社クランクなどDUB以外のクランクを使っている場合BBが別途必要です。
松野はXX SLを買っちゃいました。
使用感など後日ブログアップします!