信じられますか、電動コンポーネント『Di2』を搭載したロードバイクが税抜き30万円を切る時代が来るなんて。
一度使えばもうメカニカルには戻れない、クリックだけで楽に変速してくれるDi2、これを搭載したロードバイクはどんなに安くても40万円は超えるはずです。
電動コンポーネントがマストになる時代、それは意外にすぐそこに迫っているのかもしれません。
CORRTATEC
DOLOMITI 105 Di2 DISC
WHITE/BLUE
[ysid 4550133419331]
¥327,800-
(税抜き:¥298,000-)
もうこれでいい
もうこれでいいです、アルミフレームとして最高品質と呼べるオールラウンダー『DOLOMITI』に電動コンポーネント『SHIMANO 105 Di2』を搭載してこの価格。
『105』グレードだからと期待をしていない方、実は多いと思います。
普段『SHIMANO ULTEGRA R8150』を使っている私が『105 Di2』を使用した印象は『これでも良かった』と思える違和感の無さです。
ロードレース並のハイスピードであれば瞬間的な変速性能の差はあれど、ロングライド・スポーツサイクリング・トレーニングライドのスピード域で大きな差は無いと言えます。
変速ストレスが全くないので距離を走っても手に疲労感を覚えず、メカニカルコンポーネントとは快適さがまさに別格。
カーボンフレームにするより電動コンポーネントにした方が疲れないという話を聞くことがありますが、これは誠です。
ドロミテのようなハイレベルなアルミフレームと組み合わせたなら、ロングライドを楽しむサイクリストが求める必要スペックを満たした一台に十分成り得ます。
コラテックはトップチューブ長を重視した『プロサイズシステム』により様々な体型のサイクリストに合わせて調整がしやすいポジションの重要性を理解しているブランドです。
アルミフレームは快適性が劣ると言われがちですが、ドロミテはリムブレーキの時代から軽さと快適性を重視した設計となっており『コンフォートスティ』が路面振動を減衰し、驚くほどシルキーな乗り味です。
そしてルックス面では『スムースウェルディング加工』によりパイプの繋ぎを感じさせず、傍目にはカーボンフレームと見間違う美しさです。
ステアリング性能に直結するフォークはフルカーボン製を採用し、反応性が極めて良く試乗してみるとロードバイクとしてのレベルの高さに舌を巻きますね。
私はこのロードバイクにMAVICの『KSYRIUM S』か『KSYRIUM SL』のホイール履かせたら満足できるスペックだなと考えています。
長年ハイエンドのロードバイクを見て、乗って、自分が求めるスペックの落としどころに気が付くと『アルミフレーム』+『電動コンポーネント』+『軽量アルミホイール』という組み合わせが長く乗れる一台になるな、という印象です。
それほどに今のロードバイクのレベルは高く、上の進化と共に各モデルの性能も底上げされてきたと感じさせられますね。
ドロミテはまさにそんな一台、これ以上機材を突き詰めるよりロードバイクで走って走って走りまくりたい、走る事を何より楽しみたいというサイクリストにこそイチオシです。
機材トレンドに左右されず、ただ走り続けることを何よりも楽しみたいサイクリストの皆様、Di2搭載のこんなバイクはいかがでしょうか。