パワーメーターを使った練習のログは練習効率を上げる、と言いますがいったいどうやって見るべきなのか、どのように分析するべきなのか、ということは意外と知られていないのではないかと思います。
今回はガーミンのログを参照しながら普段私が気にしているポイントを3つ紹介したいと思います。
ポイント① トレーニングスコアTSS
これは疲労度のチェックに使います。実力であるFTPからどれくらいの割合でどれくらいの量頑張ったのかを表す指標で、この値が大きい程完全回復には時間がかかり、適切な休息をとる必要があります。
私はトレーニング時の心拍がかなり高いので、これも疲労度のチェックとして利用しております。
ポイント② サイクリングダイナミクス図
これは自分のペダリングが綺麗か判断するもので、左右バランスはもちろんのこと、上死点と下死点の踏みを綺麗にできているかを見ることが出来ます。
今回のペダリングを見ると、上死点からのペダリングが遅れているため、引き足をはじめとして大殿筋など大きな筋肉がうまく使えていないことがわかります。
ポイント③ 心拍数ゾーンとパワーゾーンの相関
心拍数とパワーの相関ですがこれはその日の調子を俯瞰するのに役立ちます。心拍が上がっているのにパワーが出ないのであればよくないコンディションと言えますし、逆にそこまで心拍は上がっていないがパワーが出ているのであれば調子がいいと言えるでしょう。
特に集団レースなどでは駆け引きが重要になるので前に出て引くべきか、それともツキイチで体力を温存するかなど取れる作戦が非常に増えるので二次元的に捉えるのは重要であると考えています。
今回はパワーメーターの見方の一部をご紹介しました。多くのデータから必要なデータをうまく活用できる一助になれば幸いです。
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