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”チューブレス好き”スタッフがおススメする2023年上半期までのおススメタイヤ!

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上野アサゾー店】石川 康輔 23年07月22日

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もはやタイヤ=チューブレスぐらいの感覚の石川です。年々チューブレスタイヤのラインナップも増え活気を見せているタイヤ業界。去年も似たような記事を書きましたがここ1年ほどでいくつか注目のタイヤが発売されたので改めて紹介していきます。

チューブレスタイヤとは

ここでいうのはいわゆるチューブレスレディという種類のタイヤです。シーラントの使用で気密性を出すためタイヤが比較的軽量になりフィッティング性も高くなります。

チューブの入っている従来型のタイヤと比較して路面に接する時に発生するブレーキが少ない為タイヤシステムとしては最速と言われています。

更には近年より軽量なモデルが次々と登場する事で重量が重いと言われることも徐々に減ってきました。

また、構造的に空気圧を低く運用する事になる為乗り心地も単純に良くなりますし、タイヤを太くしても路面抵抗が増えない(増えにくい?)ので近年28c以上の太いサイズでロードに乗る方増えています。

2023年上半期?おススメ5選!

というわけで、もうすぐ夏本番という時期になり私もここ一年程でいくつもタイヤを使ってきましたが、ここ最近の好みと以前からおススメしている鉄板商品と合わせて5点ほどおススメを紹介していきます。

前回といくつかは被っているかもですが、再度確認していきます。

VITTORIA CORSA PRO

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個人的に好きなタイプのしなやか系タイヤが堂々の大幅アップデートでこの春新登場しました!

VITTORIA ( ビットリア ) チューブレスタイヤ CORSA PRO TLR ( コルサ プロ チューブレスレディ ) ブラック/パラ 700x28c ( 622 )

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販売開始後早速購入してダウンヒルや4時間走など何度か行い感触を確かめてきました。

コルサシリーズはクリンチャーやチューブラーの時は使っていたもののチューブレスは実は未体験。(初代CORSA SPEEDは使ったけど施工が大変で苦労したのに15kmでパンクした思い出が、、、)。個人的に魅力をあまり感じていなかったのでこれまでは未使用でした。

それが一転して、ヨーロッパレース等でのテストタイヤの情報など目にするうちにとても欲しくなり、今では個人的にベストバイな位置まで躍り出たのがこの新型CORSA PROです。実測の重量は28cで280g(カタログ295g)と軽いタイヤではないのですが独自のコットンケーシングのしなやかさと路面に食いつく感じがとても感じよく良くも悪くも独特なタイヤのフィーリングを持っています。

特に気に入っているのがダウンヒルで高速域までスピードが上がった際の安定感が秀逸です。山道なので路面も多少でこぼこしているような条件でも安定して下れるタイヤは軽さだけでは語れない安心のスペックがありますね。これがレースの世界で支持されるVITTORIAのCORSA最新モデルなんだなと改めて感じました。

何より見た目が好き

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サイドが飴色なのはクラシックな製法のタイヤならではです。一目でこのタイヤ違うぞ!って感じを演出できるのでとっても気に入っています。

注意点

とは言え、性能面で優れるこのタイヤもいくつか注意点があります。

コットンケーシングだからなのかもしれませんが、同じぐらいの重量のライバルと比較してエアの抜けは早い気がします。

2,3日経つと触ってわかる程には柔らかくなっておりそうすると、1日の間にもそこそこ抜けているのかなって気がします。

半日ぐらいであれば特に気にならないで走れているので通常使用では問題ないとは思いますが、ブルべや複数日走るような旅ライドだと空気圧管理の面で不満が出る可能性もあるのでその点は注意が必要です。

あとは、コットンケーシングの保護の為アンモニアの含まれるシーラントはNGとなります。VITTORIAから出ているシーラントはOKなので迷ったらそちらをご使用ください。

VITTORIA CORSA NEXT

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ビットリアが続きますが、このタイヤは性能的な面もそうですがコスパも良いので紹介します。

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これが切っ掛けでVITTORIAのチューブレスタイヤはより注目されるようになったと個人的には考えています。私がこれまで使った中でも特別すごく軽いとかすごく速いとかそういう事は無いのですが、非常にバランスが良く、耐久性が高いのにしなやかでグリップの良いタイヤです。

昨年の夏ごろに登場したこのタイヤですが、フラッグシップでもミドルでもなく1.5グレードという事で名前にもCORSAを冠している紛れもないレーシングタイヤです。

CORSA PROは従来のCORSAから一貫したコットンケーシングを採用する伝統的なVITTORIAフラッグシップモデルですが、このNEXTはナイロンケーシングを採用するCORSAとなります。

ナイロンケーシングを採用する事でコスト面で価格を抑える事に成功。それでいてCORSAと名乗るにふさわしいしなやかな乗り味と高速走行でのもたつきのないレーシーな仕上がりに!

私が特に気に入る点はそれらのレース性能を耐久性を持った状態で実現しているという点です。グラフェンとシリカのを配合した長寿命のコンパウンドとナイロンケーシングがデイリーユースから高いパフォーマンスを発揮。

多少の悪路も難なくこなせます。狭い峠道など行く際により安心できる選択肢としてむしろNEXTを選ぶという事もありだと思います。

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単純にCORSA PROの下位互換という事はなく、走行性能では劣るものの高いコストパフォーマンスと耐久力が普段のハードなトレーニングや耐久系のレースではむしろ好都合。

CORSA PROがでるよりも前に登場したこのNEXT。これを試しに使ってみたのをきっかけに私自身VITTORIAのTLRタイヤの情報を集めるようになりました。そこからのPROとの出会いという流れですね。

なのでここ1年程はVITTORIAとの付き合いが多かったので順番的に今回はVITTORIAをまず紹介させていただきました。

トップレーサーも使う上質な走りを体感するならVITTORIA CORSA PRO。

その性能を感じる事ができる耐久性を重視したコストパフォーマンスに優れるタイヤがCORSA NEXTとなります。

CORSA PRO CONTROLという選択肢もあるのですが、残念ながら未使用なので今回は紹介する事が出来ません。

気にはなっているので来年版か冬版があればご期待ください。

MICHELIN POWER CUP TS TLR

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このタイヤは25cがおススメです。正直言って最近あまり見かけないミシュランのロードタイヤ。でも、製品のクオリティは流石の一言!

MICHELIN ( ミシュラン ) チューブレス POWER CUP TS TLR ( パワー カップ チューブレスレディ ) ブラック 700x25C ( 25-622 )

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ミシュランのタイヤを使う切っ掛けは海外の検証系サイトにてとても速いらしいという情報を目にした事だったと記憶しています。

ちなみにここで一つ問題というか共有事項があります。

タイヤの寸法の規格がいわゆる旧ETRTO相当のサイズとなっております。

私が使っていた内幅19cのリムに取付すると25c→実測27mmぐらいと若干太くなります。

その為、普段新ETRTOの28cを使う私としては感覚が近い25cを選択しました。

念のため新ETRTOの25cは私は苦手です。旧ETRTOだから25cを選びました。

という前置きから

とにかく、久しぶりの旧規格の25cという事で逆に新鮮な感覚で走れました。

やはり噂通り非常にスムーズな転がりで平地でのスピードがぐんぐん伸びていくのを感じる事が出来ました。規格の違いからか少ししなやかな感じもあり28cとそん色ない乗り心地の良さがあったと記憶しています。(年末ぐらいに履いていたので)

そんな、このタイヤもやはり規格の違いから最近使っているタイヤとの使用感のギャップがありました。具体的には少し路面の悪い下りのコーナーでの不安定さを感じてしまいました。

数年前までは普通にこの規格のタイヤで峠をガンガン走っていたはずなのですが、今となっては傾けた時の設置感が薄く感じてしまい不安に感じてしまいます。

路面の綺麗な所ではそうでもないので気のせいかもしれませんが、私がそう感じてしまったのでどうしようもありません。

速いタイヤという事であればこのMICHELIN POWER CUP TS TLRはイチオシですが、他の現行タイヤとの使用感のギャップがあるのである程度慣れが必要になると思います。

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冬場から春先の走り込みで使い込んだタイヤですが、そういえば色々な所に走りに行きましたね。この時期結構調子が良かった気がするのですが、もしかしたらタイヤとの相性が良かったのかもしれませんね。

高速巡行向けの旧規格25cチューブレスをお探しでしたらもう選択肢もありませんからこのタイヤがある今がチャンスです!規格は古いものを採用しているのですが、タイヤ自体は最新モデルなのでサイズ選びの際はご注意ください!!

PANARACER AGILEST TLR

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このタイヤはもはや定番です。DUROのTLRも登場しましたが、個人的に一押しするのはノーマルのAGILESTですね。

PANARACER ( パナレーサー ) チューブレス AGILEST TLR ( アジリスト チューブレスレディ ) ブラック/スキン 700X28C

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最早多くを語る必要は無いと思いますが、言わずと知れた国産タイヤのパナレーサーAGILEST TLR!耐パンク用のシートなどが入っていないモデルですが、シーラントによるパンク対策もありますし、TLRな分タイヤの生地も厚いので運悪くガラス片などを踏まなければ十分な耐パンク性能はあると思います。

運悪く踏むと1発ですがね!

28cで250gととにかく軽いのが魅力です!ヒルクライムはもちろんですし、軽くてしなやかなのでかなり平地巡行も気持ちよく走れます。独特の幅広いグリップ面の作りと特徴的なコンパウンドが路面に張り付くようにグリップしてくれるので比較的悪い路面でも安心して下れる素晴らしいレーシングタイヤです。

実は私はまだ試していないのですが、新しく発売された同DURO TLRなら耐パンク用のシートも入っているのでパンクに泣かされている方はそっちもお試しください。

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とにかく軽いタイヤ。

ハイグリップでダウンヒルまで安心できるタイヤ。

国産でコスパの良いレースタイヤ。

AGILEST TLRはそんなタイヤです!

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今回は春先に使ったのですが荒川走行中に下りでスピードが乗った状態でライン取りをミスってアスファルトの割れ目に溜まった鋭利な小石とかに突っ込んでしまったので、その場は大丈夫でしたが家に帰るまでには空気が抜けちゃいました。短命でしたね。

そんな時もありますよね。

とは言え軽いタイヤとしてはとにかく耐久性が高く路面の悪さぐらいではびくともしないので、今後ヒルクライムに出るときはたぶんこのタイヤ使うと思います。

CONTINENTAL GP5000S TR

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言わずと知れたロードタイヤのベンチマークモデルです。プロレースでも各チームに採用される速さも耐パンク性もどちらも一級品の名作ですね。

CONTINENTAL ( コンチネンタル ) チューブレスタイヤ GP5000S TR FB {BLK}(700X28C)

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私も出た当初に使って以来今回2度目の使用になります。まだ取付しただけで走行はしていないのでお外での写真はありませんが、とりあえず以前の写真でも貼っておきますが。

とにかく速くて頑丈なので文句の付け所のないタイヤになります。個人的にタイヤがつぶれる感じがあまりないのでそんなに好みではないものの、結局速いのでまたこうして使ってしまいます。

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TTモデルがついに正式にデビューをしたので最速モデルではありませんが、それでも速いですし、グリップも高く耐パンク性も高いのでレースでも安心して使えるモデルとなります。

個人的にはその耐久性の高さ耐パンク性能を期待して軽いグラベル等の走行にも使ってみようと思います。

オールロードに32cモデルを履かせてみたので後日その辺のインプレもしていきます。

28cのロードモデルを履いた時の印象はとにかく速さを体感する事が出来ました。

路面にベタっと張り付くというよりは、コンパウンドが路面に引っかかるような感じでグリップしているのが分かりやすいのでコントロールもしやすそうな印象でした。

TTモデルとASモデルがランナップされたことで更に死角のないシリーズになりましたね。

標準モデルの28cで280gという重量は各社が目指す一つの指標になりそうですね。

とにかく間違いないタイヤが欲しい方はこれ一択!そう言い切れるタイヤはこのGP5000シリーズしかありません!!

まとめ

正直に言って使いたいタイヤはまだまだあります。GOODYEARもそうですし、アジリストのDUROも早く使ってみたいです。ピレリもイタリア生産モデルが気になりますし、次々と気になる商品が発売されるので全然追い付かないですね。

皆さんも気になるタイヤはたくさんあると思います。ですが、新しいタイヤにチャレンジするのも勇気がいると思います。少しでも多くのモデルを使って私なりにどんな感じのタイヤなのか、施工で注意する所はあるのか情報を発信していけたらと思います。

今回もその一環で簡単に最近使っているタイヤの中からいくつかピックアップしてまとめてみました。

今後もチューブレスタイヤは盛り上がっていくジャンルなので少しでも興味ある方はチャレンジしてみましょう!

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