Cervéloといえばあの強豪チーム、JUMBO VISMAに機材供給を行う名実ともにロードバイク界の最強の一角と言っても過言ではありません。S5やR5などのまさに「戦闘機」ともいえるバイクをはじめとした戦いのプロフェッショナルメーカーでしょう。
(ツールドフランスでヴィンケゴーが圧倒的タイムでTTを制したのは記憶に新しいですね。)
さて、そんな強豪を支えるブランド、Cerveroですがもちろん選手向けの「戦闘機」にとどまらず、我々のようなファンライダーにも最上の選択肢を与えてくれます。
それが「SOLOIST」。「戦闘機」であるS5とR5のいいところを掛け合わせ、なんといっても扱いやすさを加えたまさに傑物ともいえるフレームを入荷しました。
Cervélo SOLOIST
[ysid 2023000004531]
スペック
Cervélo SOLOIST F/S(フレームセット)
価格:484,000円(税込)
サイズ:48
適正身長:165cm前後
特長1:S5より軽く、R5よりエアロ
1:重量比較(出典)
R5,SOLOISTのフレーム・フォーク総重量はデータによると、カラー塗布済み56サイズにおいては
SOLOIST: 1293g
R5:1032g(+261g)
と、ちょうど中間に属する重量となっています。この価格帯でこれほどの軽さを出している事に驚愕の一言です。
2.エアロダイナミクス比較(出典)
S5と比較した結果、我々が巡行する30~40km/hにおいてのロスは僅か10~15W程度まで抑えられている事が分かりました。平地巡航やアマチュアレースにおいてはほぼ誤差ともいえる数値まで持っていることに感嘆しました。
さて、この2点からも言える様に、単純な「戦闘力」として見るのであればS5にもR5にも全く引けを取らないこのモデル。しかしこのモデルが「ファンライダーの為のバイク」となるもう一つの要素を忘れてはいけません。それがこちら。
特長2:メンテナンス性・取り回しの良さ
S5やR5は「戦闘機」を目標としてあるため、プロ選手を勝利させるための1秒、場合によってはコンマの世界を削り出すための技術が惜しげもなく投入されています。一方でそれは我々アマチュア目線ではメンテナンスの難しさ、専用パーツの必要性など敷居を高くしてしまう要素となり得ます。SOLOISTはそうした「戦闘機」なる部分を無くした代わりにライダーフレンドリーなパーツ選択がなされています。
ポイント1:扱いやすいハンドル周り
近年、エアロダイナミクスを極めるためにフル内装という選択肢は「戦闘機としては」一般的になってきました。しかしながら、専門のメカニックでもない限りフル内装の取り回しは難しく、セルフメンテナンスを困難にする要因となっていました。SOLOISTではハンドル周りを「あえて」外装とすることでメンテナンスを容易にし、扱いやすさを上げています。
ポイント2:脱着しやすいBB
(ブランドの信条にもよりますが)剛性などの為圧入式のBBがレース向けのバイクでは用いられます。しかしながら圧入タイプのBBは脱着が難しく、私も体験しましたが外すのにかなりの時間とエネルギーを要します。SOLOISTはねじ切りのBBにする事で脱着を容易にし、グリスアップなどのメンテナンスにおいて扱いやすさをアップさせています。
ポイント3:機械式変速対応
プロ選手が「戦闘機として使うコンポ」は電動が鉄則のようなもので、アウター受けがないこともしばしば。S5やR5もその例にもれず、電動専用フレームとなっています。SOLOISTは機械式の変速にも対応しており、出費を抑えると言う面でも、アマチュアフレンドリーな要素となっています。
総合:最高の快適性とレーシングの両立を実現した傑物
SOLOISTはかつてはCERVEROのレーシングモデルとして第一線で活躍したフレームでしたが、数年の時を経て新たに生まれ変わりました。軽さやエアロダイナミクスをはじめとした性能はもちろんのこと、扱いやすさを兼ね備え、ある意味でアマチュアバイクの頂点になるようなフレームであるといえます。
自分だけの一台を是非このフレームで。バラ完の受付なども承っております。
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