荷台やカゴなどを車体に取り付けなくても、ワンタッチで取り付けてある程度の荷物を積める『大型サドルバッグ』。
グラベルブームに合わせて、ミニマルな自転車旅のマストアイテムとしてもてはやされるようになりましたが、鉄道網が発達し、輪行前提のツーリングが楽しみやすい日本では、輪行バッグやちょっとした着替えを入れるにも便利です。
様々なメーカーから販売されており、完全防水を施した高級モデルから1万円以下の簡易なものまで色々ありますが、私が使って便利だったものをご紹介します。
TOPEAK
BACKLOADER
3サイズ2色展開
容量6L(ブラック)¥10,780-(税込)/(グリーン)¥11,550-(税込)
容量10L(ブラック)¥12,100-(税込)/(グリーン)¥12,870-(税込)
容量15L(ブラック)¥13,750-(税込)/(グリーン)¥14,520-(税込)
完全防水でサッと取り出せる、インナーバッグ付属。
こちらのトピーク『バックローダー』シリーズ、ちょっと変わっているのは、“インナーバッグ”が付属していること。
車体に付けるバッグ本体は完全防水ではありませんが、インナーバッグが防水になってるので、荷物を濡らさずに運べます。
またインナーバッグがあることで、バッグ本体を車体から外さなくても、サッと荷物を取り出して持ち歩くことが可能。
ちょっとしたコンビニ休憩のたびにバッグを脱着するのは面倒ですし、外したバッグの持ち運びにも困りますが、インナーバッグは薄くて軽いので幾分楽に持ち運べます。
このインナーバッグ、単に防水なだけでなく、空気抜きの弁まで付いているので、荷物を圧縮してコンパクトに詰められます。
荷物満載のバッグを支えながら車体に付けるのはかなり面倒ですが、本体だけ車体に取り付け、後から荷物入りのインナーバッグを納めれば非常に作業が楽になります。
ちなみに、車体にはホルダーだけを取り付け、ドライバッグを差し込んで保持するタイプ(同じトピークの『バックローダーX』やブラックバーン『アウトポストシートバッグ』等)も色々出ていますが・・・
“外身”もちゃんとバッグになっていることで、「インナーバッグに入れるものと入れないもの(休憩時に持ち歩くものとバイクに残すもの)」を分けられるのが便利だと思っています。
(インナーバッグ単体でも購入できるので、荷物を小分けして収納するなんてことも・・・?)
肝心の“外身”の方は?
インナーバッグがあまりにも便利なので、だいぶ文字数を割いてしまいましたが、肝心の“外身”の方も堅実な造り。
丈夫なナイロン製の本体に、滑り止め加工されたベルクロでしっかり固定できます。
中には面ファスナー留めの内ポケットが縫い付けられ、プラ板が入っていて型崩れを防ぎます。
板が取り外し可能になっているのは、洗濯機で丸洗いするときに便利。
上面にはドローコードが付いており、合羽やボトル等、ちょっとしたものを挟んでおけます。
ドローコードには反射素材を使用。
背面のストラップマウントにはリアライトも取り付け可能。至れり尽くせりです。
細かなサイズ展開と手の届きやすい価格も魅力。
自転車においては「大は小を兼ねない」ことが多く、必要以上に大きいのは困りもの。
『バックローダー』ならおおよそ5L区切りで3サイズ展開しているので、ちょうどいいサイズを選べます。
私も6Lと10Lの二つ購入し、使い分けています。
私感ですが、「6L→輪行バッグ+着替え」、「10L→1~2泊程度の小旅行」、「15L→本格的な旅行、キャンツー」といった感じでしょうか。
(画像は10Lです)
バッグ自体が完全防水の高級モデルは、単品で2~3万程するものも珍しくありませんが、『バックローダー』なら二つ買ってもそう変わらない価格なのも魅力的。
気になる方は、ぜひ店頭にて3サイズ比べてみてください!