最近、暑いからこそ外に走りに行くと気持ちいいと感じている、名古屋ウェア館の尾林です。
先日も最高気温39℃予報の中のソロライドや、8人でのグループライド、そして炎天下の中のスタッフ3人での二ノ瀬ヒルクライム(かなりガチ目)と走り倒しておりますが、ある対策をしていることで私個人としてはかなり気持ちよくサイクリングを楽しむことが出来ました!
今回は、その熱中症対策としてサイクリング以外のスポーツでも話題になっている方法とおすすめ商品をご紹介いたします。
熱中症対策には腕を冷やせ
アームカバーと水の相乗効果は高い
まず、前提として紫外線は当然のことながら、熱中症対策としても肌は露出しない方が対策として効果が高いんです。
理由としては、肌が露出していると日焼けをして肌が熱を持ってしまうのと、そもそもの日射熱が直接身体に蓄積されていってしまうので熱中症になりやすい状況が生まれやすくなってしまうんです。
そこに、一枚布をはさむことで日射熱を防ぐことが出来るのですが、そうすると直接風が当たらなくなるので『かえって暑くなる。熱が籠る。』と、心配される方も多いことでしょう。
もちろん、ただ着ただけでは布地分の保温になってしまうのですが、直射日光を浴び続けるよりはマシというのと、汗をかいたときに吸汗速乾素材であれば気化熱現象によって体温を奪っていってくれますので、何も着ていない状態よりも涼しく感じるようになります。
さらに、乾かしきれないほど水分を含んでしまった場合でも、水の膜が身体を守っている様な状態になりますので、日射熱を防ぐ効果が高くなるんですよ!
そして、熱中症対策として最近注目されているのが腕を冷やす行為。
明確な理由はちゃんとその記事を読んでいないので語れませんが、実際に試してみました!
アームカバーを付けたうえでの水浴び!これにより、汗をかく前から保水状態になって日射熱を防ぎつつも気化熱現象によって冷却が始まります。
さらに、サイクリングでは腕が身体よりも先に風を浴びて気化熱が発生しやすいので、走り始めからめちゃくちゃ冷たさを感じて気持ちいいです♪
ある程度走ってると、その冷たさにも慣れてしまうので冷たく感じないですが、実際に腕を触ってみると冷えてるのを実感できますし、乾いてしまった場合はさらに水をかけてあげればまた冷たさを実感できます。
そうして走ってると、確かにオーバーヒートしそうなけだるさは感じにくかったです。
しかしながら、サイクリングはずっと日の当たるところを走り続けることも多いので、腕だけではクーリング効果が足りない場合や、もっと涼しさを感じたい場合は、
脚や頭にもかけてあげると良いですよ♪
ちなみに、私が今回導入した新アイテムが、先ほどから写真に写りこんでいるボトルキャップ。
CAMELBAK(キャメルバック)
ボトルキャップ シャワータイプ
こちらの、キャメルバックのボトルに使える交換用のシャワーキャップになります。
一般的なボトルから水をかけると勢いが強くてすぐに水が無くなってしまったり、局所的な水かけになってしまうところを、このキャップであれば広範囲に程よい水量でかけることが出来ますので、持ち運ぶ水の量も減らせる優れもの!
ただし、欠点が一つだけあって、分解洗浄が出来ませんので水以外を入れて使うと、洗うのにちょっと苦労します。(漬け置きが一番かな?)
まぁ、自分にかけるために使うのにスポーツドリンクとかを入れる人もいないでしょうから、そこまでのデメリットでもありませんね(笑)
私の真夏の服装
水をかけるのが有効なのは分かっていただけたかと思いますが、私が今の時期にサイクリングに出掛ける時の服装を見て頂くと、紫外線対策も兼ねてほとんど肌が露出しない様にしております。
首周りだけは布で覆っても隙間が空いて気化熱が期待できないため、通気性のメリットを取って日焼け止めで対応して、それ以外は完全防備と言えるでしょう。
では、実際にここまでしていて本当に暑くないのかというと、当たりまえの話しですがもちろん夏なので暑いです。
この日は、最高気温が高いだけでなく二ノ瀬峠のタイムアタックもしてましたからね。
しかしですね、これだけ全身が覆われている状態で汗だくになると(水をかけても同じです)、水の膜で覆われているような状態になりますので、運動強度上昇による体内からの発熱は感じますが、外からの熱さが段々と気にならなくなってくるんですよ。
特に、日差しが当たっている時は、肌が露出している首回りと指先に日射熱を感じながらもそれ以外はかなり緩和されているのを実感できますので、私は猛暑でサイクリングに出掛けたとしても、無事に帰宅する自信がございます!
さて、そんな感じでカバー類が重要ということは伝わったかと思いますので、私が実際に使用しているアイテムや近しいものをざっくりと並べていきますね。
汗止めと頭部のクーリングが期待できるHALOのビーニータイプ!
通気性の高いヘルメットを使用していると、直射日光が頭部に当たってしまう場合もございますので、キャップで防御出来るのと水のかけた時の保水を目的としてます。
HALOなら水をかけても目に垂れてこないのもグッドポイントです!
ちなみに、髪を伸ばしていたりして毛量が多い場合は、キャップの気化熱現象が頭部から離れてしまって効果が薄いので、直接風が当たりやすい様に、ビービータイプではなく通常のヘッドバンドタイプをオススメいたします。
フェイスカバーは、花粉症の時期は特にお世話になる方が多いNAROO MASK!その中でも夏用で冷感がしっかりしているF1Sを最近はよく使用しております。
花粉をしっかり防げる高性能フィルター側と呼吸がしやすいメッシュ側を使い分けることが出来まして、メッシュ側は大量に汗をかいたとしても普段とほとんど変わらない呼吸のしやすさがございますので、ヒルクライム中もマスク状態で行っちゃうことが多いです。
頬っぺた側の素材が超涼しいので、この時期はとても重宝しております。
ちなみに、通勤では日焼け止めを塗るのが面倒なので、首までカバーできるN1を愛用しております。
アームカバーとレッグカバーのオススメは断然PEARL iZUMi!フィット感が高いのでずり落ちにくく、日射熱の遮断力が高いのがとても良いです!
一般的なカバーよりも少し厚手なのですが、だからこその保水性と春秋にも対応できる保温性も持ち合わせていますので、一年の半分以上で私を守ってくれてる相棒です!
日焼け止めのオススメはBRISA MARINA!私は露出している部分が少ないので、ピンポイントで濡れるこちらのスティックタイプが重宝します!
サーファーにも人気の日焼け止めですので、汗でも落ちませんしサイクリングの途中で川に入っても安心です♪
紫外線対策とは違いますが、熱中症対策としてはアンダーウェアがとても重要!登山家にも愛用者が多いこちらの網々なメッシュ構造が涼しくて快適です!
最後に
もちろん、熱中症警戒アラートが出ている時は、暑熱適応にも個人差がございますし、年齢によってはどれだけ対策しても危険な場合がございますので、あくまで趣味である以上は無理のない範囲で楽しむことが重要ということをご理解して頂いたうえで、夏のサイクリングを楽しんで頂けたらと思います。
そして、8月20日にはシマノ鈴鹿ロードが開催予定ですので、大会当日やそれに向けての練習で、猛暑でのサイクリングに不安な方は是非!ワイズロード名古屋ウェア館へご相談にご来店下さいませ!夏ライドが大好きな私がお待ちしております♪(本当に私への相談が目当ての方は、出勤かどうかを電話にてお問い合わせくださいませ。)