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【スタッフブログ】タキ爺の孫とミニベロは目に入れても痛うない【しまなみ海道 因島一周編】

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フジグラン広島】 23年08月08日

 今週は「殺人的猛暑」という表現でテレビの天気予報が言うとりました。殺人的猛暑って…そう言えば先ほど納車されたお客様、徒歩で来店され、乗って帰るとの事でしたので「外は暑うなかったですか?」と聞くと、ポツリ…「死ねますよ」・・・。

 のっけから怖い話で申し訳ございませんでした。「タキ爺の孫とミニベロは目に入れても痛うない」のタキ爺です。皆様、暑い(熱い)日が続いています。サイクリングも熱中症になるんじゃけ、涼しい時間帯、オススメは早朝の夜明け前あたりから走るとええんじゃないかと思うとります、はい。ナイトランというのもあるんじゃけんど、そもそも夜、自転車はあまり走らんほうがええとも思うとります。

 で、わしゃ、夕方走っております。ほいで、只今、K3在庫拡大中!!です。ミニベロって楽しいぞ!まずは来て!見て!

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 さて、今回のご紹介は、あの「しまなみ海道」の「因島」を一周した時のお話じゃ。

 お話の前にちょっと、因島の歴史についておさらいしてみようかの。今は尾道市因島じゃが、平成の大合併以前は、因島市という日本で唯一の一島一市じゃった。主要産業は造船業。じゃが、み~んなが知っとるあの柑橘類「はっさく」発祥の地でもあるんよ(所説あり)。じゃけん、なんと街路樹にはっさくが植えられとるんじゃ。冬になりゃ実がつくけぇ、ちゃんと手入れされているようじゃ。造船業や柑橘の栽培以前は、除虫菊の栽培…そう、あの蚊取り線香の原料よ。今でこそ化学的に合成されて蚊取り線香は出来ているようじゃが、発祥の地は因島。花が咲く季節は島中が白く覆われていたとのことじゃ。さらに時代をさかのぼると、いわゆる村上水軍の時代じゃが、これがかなり長い時期だったようじゃ。水軍っていうても勿論戦う時もあるんじゃが、平時はいまでいう水先案内人の仕事じゃ、なにしろ芸予諸島の海流は複雑で、かつ潮の満ち引きの関係もあって、こうした仕事が必要だったのじゃのう。

 さて、因島一周サイクリングの話をしようかの。使用車体はFUJI コメットRじゃ。今のHERION-Rじゃね。

 島全体としては生口島に面している側は平地基調、向島に面している側はアップダウンの繰り返しという感じ。ちなみにこの向島に面しているアップダウンの道は因島水軍スカイラインと名付けらているんじゃ。

喫茶店の中から生口橋を眺める。綺麗な斜張橋じゃ。いきなりカフェタイムからスタートしたんじゃよ。

右回りで走る。島は右回りが基本じゃと誰かに言われた。確かに右回りだと海が近こうで景色がええ。

「しまなみビーチ」から本州側(三原市)を眺める。

ここには、なんか白い恐竜(知る人ぞ知る因島の恐竜じゃ)がおるんよ。わしが知る限り26年前、そう長男が2歳の頃にはすであった。その長男も、今や父親で、この因島の隣島にあたる佐木島に住んどるんじゃけ、なんか縁があったんじゃのう…。

因島銘菓「はっさく大福」を食す。ここまで来たらの、大橋のたもとに本店があるんじゃけ行かんといけんじゃろ。

因島大橋を見ながら…はっさく大福をほおばる。ちょうどええ感じの補給ポイントじゃ。店内で食べることも出来るけぇ、暑い日でもええよ。ちなみに、橋のたもとに見えるはキャンプ場じゃ。

同じく橋のたもとにある大浜崎灯台へ道草してみた。白亜の灯台での、由緒ある灯台じゃ。

おー!なんとかっちょええ、ミニベロじゃ。自画自賛ww

潮流信号所。今は灯台資料館として公開されているんじゃが、県の重要文化財でもある。

灯台ばかりみていたら結構時間がたってしもうたわい。因島大橋を背には走り出す。

自転車と自分の影が長くなってきた。前に見えるのは向島の高見山。空が白く、白い雲には少し色がついてきた。

アップダウンの繰り返し。登りはこんな感じでまぁまぁ、細い道。

ほれ、因島水軍スカイライン…でしょ。ちゃんと看板もあるんじゃけん。でもはぁ、知名度は?

前方に弓削島が見えると水軍スカイラインもそろそろ終わり。けっこう日が傾いた。

最後に地蔵ヶ鼻に寄ろうとしよう。

地蔵鼻へ行く途中、振り返ると、水軍スカイラインが見える。山の中腹を走る道がそれじゃ。自分の通ってきた道を振り返るのも、たまにゃええもんじゃ。人生も…の。今回は、ちょっと感動しとる。いや、結構きつい道じゃったけんねぇ。

ときに…地蔵ヶ鼻は満ち潮で寄れんかった。佐木島にある、潮が満ちれば肩まで海に浸かるという地蔵様がここにもあるんじゃよ。

さて、地蔵ヶ鼻を過ぎて、細い山道。なんと、ここで、イノシシに追われる。今日一番、脚を使ったところ。

いろいろあるんじゃよ。島サイ(島サイクリングのこと)には。まぁ、すぐに向こうも諦めてくれてよかったんじゃが…。

結構、素掘りっぽいトンネル。軽自動車なら通るのかな。明るいうちに通れてよかったかも。

土生に戻るころにはすっかり夕方。造船所のクレーンたちがお出迎えしてくれる。

島サイならではの差し入れ。実は…

これにはの、芸予諸島には島四国88カ所巡りというのがあって、なんでも四国お遍路に行けない人のために江戸時代に始まったそうじゃ。で、その時に「おせったい」といって巡る人にお菓子や飲み物を差し入れする風習があるんじゃよ。今回、一人で自転車で一周したら、通りすがりのおばあちゃんに、おせったいしていただいたんじゃ。おせったいは断ったらいけん。ありがたくいただきました。

ロードバイクで、す―――――――って通過したら、出会えんかったかもしれんのぉ。

こんな、巡りあいで最後締めくくれた因島一周サイクリングでした。

それでは、またお会いしましょう。タキ爺でした。

※島四国は、今では五島列島の一部、天草諸島の一部、芸予諸島、それから愛知県の一部の残っているとのことです。

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