レースシーンのタイヤは今や『チューブレスレディ』が席巻し、その流れは我々一般サイクリストの多くを既に飲み込むほどです。
『あのタイヤが良い』『あのタイヤをプロが使っていた』という話が飛び交うまでになってきました。
しかし!以外にも語られることが少ないのがチューブレスレディで必要不可欠な『シーラント』です。
今回はタイヤメーカーが”ガチ”で作ったオススメシーラントをご紹介します。
VITTORIA
UNIVERSAL TUBELESS TIRE SEALANT
[ysid 8022530024600]
メーカー希望小売価格:¥1,100-
ワイズロード販売価格:¥990-
ロードバイクで高いシェアを誇り、MTBでも人気が急上昇しているタイヤブランド『VITTORIA』、グラフェン素材を配合したコンパウンドを発表して以降その人気はとどまるところを知りません。
今春発売開始した新レーシングタイヤ『CORSA PRO』はプロチームが使用し、多くの勝利を挙げ、圧倒的な強さでツール・ド・フランスを制した『ユンボ・ヴィスマ』のタイヤとして注目を集めました。
実はこの『CORSA PRO』、シーラントに指定がある事をご存じでしょうか。
シーラントの性質は各社様々、このタイヤのように指定シーラントがあるのは珍しくなく、シーラントは何でも良いという訳ではありません。
指定外のシーラントを使用すると、十分な気密性を保持する事が出来ないだけでなく、タイヤの劣化を早めてしまいます。
『CORSA PRO』は使用出来るシーラントを『アンモニアフリー』である事が条件とされています。
天然ラテックスを用いたシーラントは凝固を防止する為にアンモニアが配合されているのですが、このアンモニアの持つ腐食性がリムテープやリム素材を痛めるのではと話題になっており、リムテープの劣化、アルミリムの腐食、カーボンリムの積層に浸透し破断の誘発になっていると考えられています。
『CORSA PRO』はケーシングにナイロンではなくデリケートなコットンを採用している為、アンモニア入りのシーラントをNGとしている訳ですね。
VITTORIAは非天然ラテックス素材にする事でアンモニアフリーを実現し、様々なチューブレスタイヤに使えるだけでなく、ラテックスアレルギーの人でも使えるシーラントとなっています。
『でも天然ラテックスを用いずに穴を塞ぐ能力は大丈夫なのか』と心配になる方もいるかと思いますが、心配ご無用!
つぶつぶとしたプレートレットが配合され、穴が空いた時にそこに集中して瞬時に塞いでくれる性質を持っています。
ロードタイヤなら最大5mm、MTBタイヤなら最大7mmまで塞ぐ能力があり、時間経過でタイヤ内で固まってダマになりにくいのもメリットです。
マイナス15度でも凍らず液状をキープ出来るので、冷え込みが厳しい真冬でも塞ぐ能力が落ちません。
地味に嬉しいのがキャップ先端がバルブコアツールになっていること!
作業の度に行方不明になりがちなバルブコアツール、これならすぐに使えて大きいので回しやすく作業性も抜群です。
またボトルの先端がバルブを覆う形でピッタリ合うよう出来ていますので、インジェクターに詰め替える必要なくそのまま注入する事が可能です。
作業性の高さもタイヤメーカーならではの観察と発想が活かされていますね。
非天然ラテックス&アンモニアフリーのシーラントをお求めの方はヴィットリアをぜひお試しあれ。
シーラントについてのご質問はワイズロード東大和店スタッフにお気軽にご相談ください。