「SDA王滝当日雨降らないでくれ」
「台風来ないでくれ」
と最近は願いながら日々過ごしています。
こんにちは。池袋本館の松葉です。
今回はトラブル対策のお話。
一番良いはノートラブルで完走ですがSDA王滝では中々そうはいかないそうなので、王滝に出るに際して準備したトラブル対策品をご紹介!!
SDA王滝で一番多いトラブルは・・・やはりパンク
某動画サイトなどで王滝のレース中の動画を見ているとコースの端や少し開けている場所などでパンク修理をしている方が多く散見されます。私のバイクはチューブレスレディのタイヤを装着しているので小さな穴はタイヤ内のシーラントが埋めてくれますが、王滝では標高が上がると大きく鋭い石が多くなってくるのでカットパンクなどで大きな穴になるとシーラントでは防ぎきれません。なのでカットパンクの対策が必須です。
シーラントで防ぎきれないようなパンクはおとなしくチューブを入れます。
私が使用しているタイヤは29×2.4インチのサイズなのでそれに合うチューブを二本と少量の当て物を準備。チューブはダウンチューブの下側に巻きつけることで多少の低重心化を図ります。
空気入れは携帯ポンプとCO2ボンベの二重の構え。
TOPEAK MOUNTAIN DA
マウンテンバイク向けの携帯ポンプは一回のポンピングで出てくる空気の量が多いのが特徴。この携帯ポンプはダブルアクションポンプのためレバーを押しても引いても空気が入れられる優れもの。ボトルゲージのダボ穴に取り付けできる台座が付属していて、これを使いボトルケージと一緒に装着。CO2ボンベでは足りなかった分の空気入れや空気圧の微調整に使います。
LEZYNE CONTROL DRIVE
CO2ボンベはこちらをチョイス。最大のメリットは吐出口にガス栓のような機能があり、途中で止めて携帯ポンプに切り替えてもガスが無駄にならないといった点があります。
SHWALBE タイヤレバー
レース後半は「疲労で握力がほとんど残っていないためタイヤレバーを使わないとタイヤが外せない」という状況もあるとの話なので忍ばせておきます。
王滝ってレース中チェーン切れるの!?
「王滝ではチェーンが切れることもあるから」と当店店長からひとこと。とんでもなくハードなレースにエントリーしてしまったと少し後悔しながら、よくよく話を聞くと王滝の100kmはチェーンオイルの油膜が切れてチェーンが切れやすくなるらしい。なので
・耐久性のあるチェーンオイルを注油する
・レース途中に注油することもある為少量持っておく
以上の二点は必要とのこと。
後はチェーンが切れた場合も考えてチェーンの切れ端やチェーンカッター付きの携帯工具も必須です。
WAKO'S POWER CHAIN LUB
こちらのチェーンルブは油膜が厚めのタイプなので、ロードバイクで高トルクで踏み込む方やマウンテンバイクの耐久レースなどにオススメ。王滝でも注油無しで走りきれたという情報もあり試しに購入。一応レース中に注油する可能性も考慮し弁当箱に入れるサイズの醤油差しに少量入れて携帯します。
SM-CN910 12S用クイックリンク
チェーンを繋げるためのパーツでチェーンの切れ端と使用してチェーン切れに対処します。一箱買うと2セット封入されています。
LEZYNE SV PRO 10
チェーンカッター付き携帯工具はこちらをチョイス。4mm,5mm,6mmのヘックスレンチや25Tのトルクスレンチもあるのでハンドル周りや6穴のディスクローターなどのボルトが緩んだ時に対処が可能。ビット部はステンレス製のため錆にも強いのがメリット。
ELITE TAKUIN MAXI 750ml
上記のチューブと携帯ポンプ以外を全てこのツールボトルに入れます。本体部は防水ポリウレタン製で雨天時でも中身を雨・泥・湿気から守ってくれます。
ELITE CANNIBAL XC
ツールケースに合わせボトルもエリートのものを取り付け。繊維強化プラスチック構造材と対候性エラストマーを使用し耐久性に優れたボトルケージ。中央にあるのエラストマーインサートがボトルのサイズに合わせて自動調整してくれます。
備えあれば憂いなし
レースは ノートラブルでの完走が理想ですがこういった準備をしないとパンク=即リタイアになってしまうのでとても大切です。
次回はレース後の「完走した感想ブログ」
・・・になるでしょう(不安)
前回→Road to 王滝⑤ /次回→coming soon