こんにちは
ワイズロードフジグラン広島店
スタッフの植野です。
(メーカー公式HPより)
今回はこちらのピナレロプリンスFXに試乗してきましたので
レポートしていきたいと思います。
そ・の・前・に!
まず今回のFXという車体がどういう位置づけ
なのかを簡単に解説いたします
ピナレロ社はイタリアの自転車メーカーで
世界最大の自転車ロードレース“ツールドフランス”で総合優勝を
何度も成し遂げるバイクを生み出し続けるメーカーです。
その超戦闘用バイクがコチラ
それで今回試乗したPrinceFX(の仕様違い)がコチラ
え?何が違うのっていう感じですよね。
しかしお値段が倍くらい違います笑
端的に言うと最上級の戦闘用フレームを素材を変えたりして
より一般向けの商品にしたのが
今回試乗したPrinceFXという事になります。
前評判だとPrinceFXでもかなりレーシーだと聞いていますが
どうだったのでしょうか。それではインプレへGO!
インプレ場所はいつも通り平和大通りと比治山周辺。
フラットペダルですし、
がっつりと乗り込んだわけではありません。
比較対象は所有している二台で
硬めのアルミバイクとフルカーボンエアロバイク。
両方ともリムブレーキ仕様です。
以上のことを踏まえながら
この記事をお読みいただけると幸いです。
①持った感触・漕ぎだし
さすがに各メーカーの最軽量を狙ったモデルよりは重いですが
そもそもピナレロはそういうピーキーな自転車を作らず、
どんなシチュエーションでも安定している
自転車を作っているので想定内です。
むしろ想定より少し軽いとさえ思えました。
ホイールなどにまだカスタムの余地がありますので
これは最高のバイクになる予感が
この時点ですでに感じられます。
②乗り心地
これも意外と悪くありません。
使用タイヤがピレリのP Zero Veloだからなのも
あるでしょうが、
レーシングバイクらしい嫌な振動は伝わって来ません。
(私が所有するフルカーボンエアロバイクは仕様もありますが、
PrinceFXよりかなり硬めの乗り味です)
③登り、平坦
まず登りなのですが、これも良いですね。
車体によってダンシングが良いけど
シッティングは...という車体もあると
個人的に考えていますが
このPrinceFXはどちらも全く苦にしません。
やはりどんなシチュエーションでも安定していると感じます。
続いて平坦は重厚感が感じられる走りです。
しかしこれはこの車体が、
という事よりディスクブレーキ仕様の車体だから
という理由かもしれません。
私はディスクブレーキに触れる機会が少ないので
毎回新鮮に思う事なのですが、
ディスクブレーキ仕様の自転車においては
ディスクローターなど車重を重くする要因が
リムブレーキ仕様に比べて重心付近か、その下にあるため
より地面を這うような乗り味になりやすいのではないかと
個人的には思っています。
④スプリント、下り
やはりロードバイクの楽しみと言えば
スピードをある程度出してみる事じゃないでしょうか。
ということで道路交通法と道路上のマナー内で
少しスピードを出してみました。
まずスプリントなのですが、
これは底知れないものを感じました。
私が速く走るときに乗っている
フルカーボンエアロバイクがあるのですが
それより断然カチっと踏み込んでいる感触が強かったです。
一般的にみてもディスクブレーキ仕様だと
ブレーキ台座などで剛性がカッチリします。
それを踏まえても、さらに車体自体の剛性を
しっかり感じることが出来ました。
私のフルカーボンエアロバイクが、自然と踏んでてギアも
上がっているバイクだとすれば
PrinceFXはかなり頑張らないと
そもそもギアが上がらないという感じ。
例えが分かりにくいですが、鍛えられた選手が乗ってみると
後者の方が速く走れるのではないでしょうか。
そして次に下り。
これが今回の試乗で私が最も感動した部分になります。
上の③平坦でも述べていますが
ディスクブレーキ仕様のロードバイクでは
より地面に吸い付く走りが
出来ますので、下りも安定感が違います。
思い描いていたラインをそのままトレースできる感じです。
下りが好印象だったことの要因に車体の
カッチリ感も挙げられるでしょうが
ブレーキの優位性もあると思いました。
やはりアルテグラの油圧ディスクブレーキはすごいんです。
ディスクローターの見た目がカッコイイこともさることながら
驚くくらいしっかり止まるので、走行中に余裕ができます。
レースの世界だと下りで100km/h近く
スピードが出ることもあるようなので
下りが安定するのも大きなアドバンテージにつながるでしょう。
☆番外編
前回のPARISの試乗の時もダートに行ってみたので
完全に舗装路で乗られることを想定しているバイクで
今回も落ち葉の上などを走ってみました。
(PARISの試乗の様子は上の画像をタップ!)
結果だけお伝えすると、いけないことはないです(^▽^;)
ディスクブレーキ仕様だから滑っても
すぐ止まれるという安心感が違います。
バイクコントロールが楽です。
☆まとめ
・カスタム次第で最強の軽くてどこでも速いバイクが作れる!
・登りはシッティングダンシング共に得意かも
・平坦と下りはディスク仕様&剛性のため重厚感があって好印象!
すこし玄人向けな気もしますが、
今より柔らかいホイールをアッセンブルしてあげると
初めての方にも行けるかもしれません。
それでは次のインプレ記事でお会いしましょう