ハブに引っ掛かりがあると持ち込まれたホイール
バギバギと聞いたことのない音が鳴っていたのでベアリングでも砕けたのかな?など思っていたのですが
せっかくなのでばらして中身がどんな感じになっているのか見てみましょう。
バキバキ音が鳴るホイール
ダストシールを溝から外しまして
シャフトはカップアンドコーン式ですので緩めて
抜き取っていきます。
DISC用のホイールですのでローター取り付け部分などからどっち向きかはわかるでしょう。
開けて驚いたのはローター側のグリスが茶色くなっていることでしょうか
ローターの削り粉が入ってしまったんでしょうか?
よくわかりませんが
それはベアリングボールも同じみたいです。
パーツクリーナーをかけてみましたが一向にきれいになりません。
もうしみついてしまって取れないんですね。
ん?
さきに上山の見解を覚えている人がいればベアリングが割れているのでは?と言っていたはずです。
写真の通り割れているなんてことはなかったです...
目視で凸凹しているなども見分けがつかないですね。
爪でなぞってみると茶色くなってしまった方がざらざらした表面になっているような気がします。
ハブのベアリング受け部分もふき取ってみてみましたが特に凹凸は見られず
玉押し部分にそれはありました。
写真中央部分輪っか状に色が変わっている部分ですねここがベアリングが通っているところになっています。
少し縦に凹凸が見えると思います。
多分ですがこれが原因でした。
ベアリングを当てて滑らせるとカックンとしますし爪でなぞってもへこみがある
正直こんな小さな窪みであれだけ音が鳴っていたり回転が減速していたりするのか…と思いました。
現象は不定期で起こっていたためタイミングがあった時だけベアリングがジャムるような詰まる感覚でした。
こんな現象が起こったホイールの修理はいろいろと理由がありますが多分できません。というよりパーツが手に入らないことが多いです。
削って直したりはまあ無理ですね。
今回は上山の好奇心で開けていますが開けてトラブルチェックをしても治るわけではありませんのでここは買い替えがおすすめですね。