昨年の夏に上映されました、
映画「弱虫ペダル」
私、店長の奥平は
この撮影の走行監修をさせていただきました。
それがついに
BD&DVDが発売になりました!
レンタルもできるようです!
寒い時期の撮影のため、富士山も雪化粧でした。
ドラマから監修のパートナー 元プロロードレーサーの城田大和氏(正面右)と
ご覧になられた皆様から「すごくよかった」とのお声を多数いただきました。一番嬉しいのは原作ファンからの
「よかった」との感想!
ありがとうございます!!
これを機会により多くの方に見ていただければと思います。
今回私は、事前練習から撮影中は集団走行の走行監修を行いました。
練習会
クランクインの前から今回の作品に関わらせていただくにあたり、
「本物らしく、かっこよく」
さらにキャストの方々に安全にロードバイクに乗っていただけるように
練習プログラムを組ませていただきました。
練習に携わった段階で既にCGに頼らない撮影にすると聞いていたので
今まで以上に要求が高いと感じました。
高いサドルのロードバイクにまたがるところからスタートし、
乗り降り、ブレーキの掛け方、変速の仕方、コーナリング、
ライディングフォームなどの基礎練習から始まりました。
次には意外と難しい、ふらつかずに安定してまっすぐに走る練習、
さらにはレースシーンには欠かせない集団走行、先頭交代を嫌という程行いました。
そして個々のキャラクターや台本に合わせた
登りでのダンシングやスプリントなどなど、きめ細かく練習しました。
この練習をおろそかにしてしまうと安全はもちろんのこと、
演技をしながらロードバイクに精通している感を出すことはできません。
練習会は自分だけでなく、メイン監修者の城田さんはじめ、
複数の国内のトップ選手と一緒に行ったことで質の高い練習を実施することができました。
ありがとうございました。
撮影監修
役で使用するバイクはもちろん、たくさんのエキストラさんにご協力いただきました。
クランクインしてからは、集団走行などの人数の多い撮影時に
集団コントロールでお手伝いさせていただきました。
集団走行で一番難しいのか撮影隊とのタイミングです。
自転車の撮影は車やバイクに積んだカメラカーと並走して撮影します。
集団のスタート時には自転車はビンディングを全員がはめ終わらないといけません。
そのタイミングをみて全員で「ハマった!」と声出しして、
確認を取ってから「スタート」がかかります。もちろん単に走るのではなく、
俳優さんたちの演技を撮らなければならないので、
目的の画が撮れていなければまた1からやり直しとなります。
停止する際もいきなり前か止まってしまうと衝突するので、
全員で声かけしながら後ろから順番に停止して行きます。
自分の役割としては、耳に無線をつけて
監督サイドのやメイン監修の城田さん指示や
動きのタイミングを隊列の中に紛れて伝えること、
危険な走行と鳴らないように集団を管理することを行いました。
撮影監修中の奥平。耳には監督サイドとやり取りする無線のイヤホン。
夏設定の撮影ですが、冬なので走らないときはダウンが欠かせません。
映画の中では本物に迫る集団走行の迫力、
レースのスリルの片鱗を感じていただけるのではないかと思います。
エキストラさん向けの参加ノベルティー。無線入れに使用させてもらいました。
山での撮影が多かったので、絶景です。
キャスト全員が練習から本番まで真剣に取り組んだ成果を、
ぜひ劇場にてご覧ください。
一人でも多くの方にスポーツ自転車の魅力が届けばと思います。
P.S.
横浜店には映画で使用したCIPOLLINI MCM
が試乗車として展示してあります!