今月から始まったBIORACERスタンダード川崎店限定サービスの施工風景をお届けいたします。
バイオレーサーとは
お客様に最適な自転車の「サイズ」と「ポジション」をご提案する、ワイズロード独自開発のバイクフィッティングシステムです。
スポーツ自転車は、道具によって乗り手のフォームが規定されてしまう特異なスポーツです。
だからこそ、道具である自転車のサイズ選びとポジション設定が、乗り手の快適さ・パフォーマンスに多大な影響を与えます。
ジャストフィットな自転車で、ストレスの無い快適なライディングを楽しみましょう!
施工状況
今回はワイズロード 川崎店をいつもご利用いただいている、まーくんご夫妻にご協力いただきました。ありがとうございました。
特段、乗っている時の不満はないものの、車体を買って以来フィッティングは受けていなかったとのこと。どのように施工するか、その一部を見ていきましょう。
身体測定
バイオレーサーでは乗り方や筋力、柔軟性に影響しない、骨格を測定します。
肩幅→腕長→身長→股下→胴長
を計測します。
腕長の計測
身長の計測
股下と胴長の計測
測定結果をデータに反映
骨格データを専用シートに記入することで骨格から見た理想的なポジションが出ます。
このデータはあくまでも骨格から見た理想値ですので、バイオレーサースタンダードでは参考値として使用します。
バイクポジションをチェック
現状のハンドル位置、サドル位置を測定し、バイクシミュレーターで再現するための数値を入れます。
現状のポジションと理想ポジションで漕いでみる
現状のポジションと、計測結果から出たポジションを比べてみます。
特にサドル高さを中心に位置変更して漕ぎやすいポインントを探ります。
ハンドル高さも変更して見ることができるので、低くしたり高くしたりペダリングしながら試しながら試すことができます。
膝位置の調整
漕ぎやすさの要、その1位置チェック
専門用語でKOPS(Knee Over Pedal Spindle)という位置を測定します。
ペダルが平行の位置でペダル軸の位置と脛骨粗面を合わせます。
これによりサドルの前後位置とペダルの位置、ひざの位置を最適にすることができます。
漕ぎやすさの要、その2角度チェック
膝角を計るゴニオメーターを使用して下死点での膝の角度が最適になっているか確認します。
合っていない場合は再度サドルの位置を調整します。
膝位置、角度の測定は 必ずしもこの位置が正解になるわけではありませんが、計測したことの無い方は一度試してみると変化を感じられるかもしれません。
Before After
Beforeは下死点で足が伸びきっていて、肩周りに力が入っているように見えます。
Afterでは、アンクリングが少なくなり、下死点での足の動きがスムーズになりました。上半身もリラックスしているように見えます。
ご両人ともペダルが回しやすくなったとの感想をいただきました。
バイクへの落とし込み
お手持ちの車体のポジション変更は有料になりますが、測定結果が良ければそのまま車体に落とし込み、そのままローラーで試すことができます。
(新車への落とし込みの場合のセッティング料金は無料となります)
詳しくはワイズロード川崎店までお問い合わせください。