みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。
最近暑くなってきて、個人的にはいよいよヒルクライムシーズンだなと言う感じですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
ヒルクライムと言えば、高強度のイベントながら最高の達成感が味わえること、
上りなので速度が遅く、比較的安全なレースだという事で、初心者の方にも人気のイベントです。
しかし、上ったら、下りがある。
下りはラクにスピードが出る分、危険も多く、避けている方や怖い思いをした方も多いでしょう。
と言う事で今回は下り道の安全な走り方をご紹介します。
まずはポジション。コレが一番大事。
これが平地の基本姿勢のまま、下っている状態。
傾斜が付いている分前につんのめりそうになってしまいます。
長い下り・急なくだりでは下で紹介する下りのポジションを取りましょう。
下りポジション・急ブレーキポジション
このように腰を浮かして後ろに引きます。
詳しく見ていきましょう。
・まず、長い下りでは必ず下ハンを握ります。
下ハンの方が手が疲れにくく、滑ってすっぽ抜ける事もありません。
また、少ない力で、ブレーキをかける事ができ、微妙なコントロールもしやすいので(怖いのもすごくわかりますが、、)必ず下ハンを握って下さい!
・次に斜度に合わせて腰を後ろに引きます。
お尻を突き出すイメージです。
平地で急ブレーキをかけるときも同じです。
下りで強くブレーキをかけるときは、
斜度分+ブレーキ分で大きく腰を引きます。
常に体の重心が自転車の真上にあるように心がけましょう。
腰を引くことで、
・体が前につんのめんなくなる。
・重心が前輪に乗り過ぎてスリップするのを防ぐ。
といった効果が有ります。
また、足は基本水平。
両足を踏ん張るように力を入れて、腰を浮かすようにして、サドルにどっかり座らないように。
腕は自然な角度で突っ張らないようにしましょう。
また、腕が力んでしまうとハンドリングが自由に効かなくなるので、腕に体重をかけたり、必要以上にハンドルを握りこまないようにしましょう。
悪い例
ダメな所
・下ハンを持ちましょう
・腕が突っ張ってしまっている
・腰を引いていない
・カーブ中はコーナーの内側の足を下にはしない
このポジションでは腕や肩が疲れるばかりか、スリップや転倒の恐れがあります。
走行テクニック
・ブレーキ
ブレーキは下りでは特に前を強めにかけます。
ブレーキング中・下りでは後輪の荷重が抜けてスリップしやすいので、前ブレーキを強めにかけます。
また、スリップしにくくするため前述の腰を引く動作を行います。
下り道は自然と速度が出て、道路状況が悪いことも多いです。
いつもより広い視野で先を見て、対向車や路面の異変に注意しましょう。
例えば、滑りやすいマンホールやグレーチングが出てきた場合、かわした方が安全か、そのままの方が安全か瞬時に判断しなければなりません。
そのまま通過する場合は出来るだけ車体を傾けず、ブレーキも緩めたほうがいい場合が多いです。
集団走行時はより注意が必要で、
まず、前方の異変に気付いたら、後方に伝えなければなりません。
ブレーキで手がふさがっている事が多いので大きな声で、
「対向車!」「落下物」などと叫びましょう。
また、なにかあったとしても集団走行中は急な動き
急ブレーキ・急カーブはご法度です。
後続が突っ込んでしまうことも考えられるので、(可能であれば)事前にサインを出したり、前走者とラインを変えて前に出つつ減速したり、場合によっては安全を確認したうえでコース外に飛び出す必要があるかもしれません。
いずれにせよ、短い時間で最善の行動がとれるよう、日頃から考えて走るとよいでしょう。
「もし次のカーブで対向車がはみ出てきたらどちらにかわそうか」など。
練習方法
上記で紹介したことも、いきなりとっさにはできません。安全な河川敷や駐車場等で練習しましょう。
まず、時速30km前後(最初は20kmくらいでもOK)で巡航。
つぎに腰を引いた急ブレーキの姿勢になりつつ急ブレーキ
(事前に周囲の安全を確認する)
このとき、力任せに握ると前転したり、スリップして危険です。
前ブレーキを少し強めにかけて、後輪をスリップさせないように力加減します。
スリップせずに最短距離で止まる練習をして、感覚をつかみましょう。
停止前に足を外すのもお忘れなく。
安全に下れれば行動範囲が広がります。
ぜひ挑戦してみて下さい!
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