スプロケットがこんな風に汚れていませんか。
車輪に組み付けられたままでもスプロケットの簡易洗浄は出来ますが、汚れを根こそぎ落としたい場合は取り外して洗ってしまいましょう。
スプロケットの着脱を覚えれば、歯数の違うものに取り替えてギア比を変えることも出来ます。
スプロケットは汚れが溜まりやすい部分です。ホコリやアスファルトの粉塵などの外的な汚れだけでなく、スプロケットそのものやチェーンが磨耗して発生する金属粉や古い潤滑剤が混ざり合って、黒い粘土状の汚れが付着しています。
このままでは、漕ぎが重くなったり変速の調子が悪くなったり部品の磨耗が早まったりしてしまいます。潤滑油を注しても本来の効果が期待出来ません。
ホイールからスプロケットを外す
使う工具は、これだけ。
上からスプロケット戻し・モンキーレンチ・ロックリング廻し(写真はシマノTL-LR15)。
自転車から後輪を外したら、
クイックシャフトを緩めて抜き取ります。
ロックリング廻しをハブ軸に差し込みます。
ロックリング廻しをモンキーレンチでくわえます。それだけで緩めようとしてもフリーのラチェットが空転するだけなので、スプロケット戻し工具で押さえます。
作業姿勢は、こうです。上から工具に力をかけると・・・・・・・、
ロックリングが緩みます。
ロックリングを外すと、スプロケットが取れます。
スプロケットを洗う
ご家庭の場合はこちらがおすすめ。WAKO'S チェーンクリーナー(CHA-C)¥1,500+税。
揮発しないのでじっくり洗えて、塗装や樹脂を傷めにくいのが特長。
吹き付けてしばらく置いてからブラシで軽くこすり、水ですすげばOKです。汚れが残る場合は中性洗剤かWAKO'S フォーミングマルチクリーナーで。
今回は、もっと分解して洗います。
六角レンチでこのボルト3本を外します(※スプロケットの銘柄によってはこれ以上分解出来ない構造のものもあります)。
完全にバラバラになりました。ボルトやスペーサーなどの小物を無くさないように注意しましょう。
ここで先程のチェーンクリーナーで洗っても良いのですが、容器にWAKO'S パーツディグリーザーに入れて漬け洗いすると汚れを溶かすのが簡単です。
頃合いを見て引き揚げ、ブラシで軽くこすり、水ですすぎます。
ひとっ風呂浴びたスプロケット部品たち。
ホイールにスプロケットを組み戻す
元通りに組み立てます。
1箇所だけ幅が広い溝が有りますので、そこに合うようにスプロケットを差し込みます(シマノの場合)。
ギアを全部付けたら、最後はロックリングです。ねじ部にグリスを塗って。
初めは手でロックリング廻し工具を廻して、仕上げにモンキーレンチを使います。
取り付けの時は、ラチェットが「かかる」方向なので、スプロケット戻し(チェーンが付いている工具)は要りません。
【洗浄前】
【洗浄後】
ピカピカになりました!
常にこのくらい綺麗にしておけば、部屋に自転車を入れてもご家族から非難されることが少なくなるかも知れません(保証は致しかねます)。
ワイズロード銀座勝どき店 アーバンe-コミューター
Y's Road Ginza Kachidoki urban e-commuter
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