みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。
本日ご紹介いたします作業は、、
このバイク!
大人気のオルトレXR3のメンテナンス
今回メンテナンスするのは、、
ワイヤ等の消耗品と、、、
ホイール!!
今回はこのホイールについて詳しくご紹介いたします。
このホイールは
カンパニョーロ シャマルミレ
言わずと知れたレース用アルミホイールの決定版です!
今回行うのはハブのオーバーホール
ホイールの回転部分(ハブ)を分解洗浄することで、本来の走行性能を取り戻します。
カンパニョーロのホイールは(一部エントリーグレードを除いて)
スチールベアリング
USB セラミックベアリング
CULT セラミックベアリング
の三種類があり、CULTが最上級。一番回転が軽いヤツですね。
このホイールはUSBハブ
基本的にはどのグレードのハブも同じ様な手順で調整しますが、グレードによって使うグリスなどが変わってきます。
まずは前輪から分解
シャフト(軸)を抜き取ると黒いセラミックベアリングと白いグリスが見えてきます。
中身。
左のベアリングはあらかた清掃が終わった状態。
この黒い粒が高硬度のセラミックベアリング。
回転が軽いのが最大のメリットですが、メンテナンスを怠ると、軸受けを削ってガタになってしまうので、定期的なグリスアップが必要です。
耐久性の高いシマノ・プレミアムグリスを充填して戻します。
もちろん玉当り調整も行います。
続いて後輪
後輪はシャフトを外すためのネジか固着してしまっていていましたが、何とか外して分解!
(お客様、お騒がせしました<(_ _*)>)
前輪はグリスが白く、綺麗な状態でしたが、、、
後輪は真っ黒!!!
ベアリングも真っ黒!
駆動の負荷がかかる後輪の方が消耗が激しいんですね。
シャフトは磨くとこの通りピカピカに復活!
ベアリングもキレイになりました。
フリーボディー
白いボディーについている爪がホイール側のギザギザに引っ掛かってカリカリ言っているんですね。
ここも極端に汚れると、爪が立たなくなって、ホイールが空転するようになってしまいます(*_*)
金属部分の洗浄にはこのNO.92がオススメ!
お店でも愛用しています!
全て綺麗になりました。
ベアリング部分には前輪と同じくプレミアムグリスを、ラチェット部分にはフリーハブグリスを使い分けます。
場所によってグリスの役割が違うので、適切なものを選びます。
ホイールはこれで完成!
車体もワイヤ・バーテープを交換して元の性能を引き出しています!
ホイールの内部は外から見えませんが、時間と共に確実に汚れてきます。
使用頻度にもよりますが、2~3年に一度は分解してグリスを交換しましょう。
そうすれば走りの軽さはもちろん、製品寿命も大幅に伸ばすことができます!
(トライアスロンや海沿いで使う方は年1がオススメ)
逆に高級ホイールでもせっかくの性能が下がったままではもったいないどころか、壊れてしまいますよ(;_;)
最後に、、、
シマノ・カンパなど、カップ&コーン式のホイールは今回ご紹介した手順で分解が可能です。
マビックやその他多くのメーカーでは↑の様な調整不可のベアリングを使っているので、ベアリングごとの交換になります。
カップ&コーンのハブオーバーホールは前後で¥9,600+税となっております。
バイク全体を一度分解・洗浄して組みなおす
オーバーホールもオススメです。
ワイヤーやバーテープ、タイヤ、ブレーキパッドなど
消耗品が痛んできている方は一度ご検討ください
困ったことがあればいつでもお気軽にご相談下さい!!