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「GRAVEL KING X1」メーカーの人に詳しく聞いて、走ってみた。

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松山店エミフルMASAKI】 24年11月23日

ワイズロード松山店の神山です。

先日に行なわれたワイズロード社内試乗会でメーカーの方とお話をする機会があったので気になるグラベルタイヤについて聞いてみました。

※感じ方は人それぞれになりますのであくまで私神山が感じた印象という一つの指標にしていただければと思います。

出展して下さったメーカー・代理店の皆様、ありがとうございました!この場を借りてお礼を申し上げます。

 

それではどうぞ!

 

紹介の内容はタイヤ、、、

 

まさかのタイヤ!

 

はい、他の方々は車体を書かれると思いますが私はタイヤにしたいと思います。

車体も色々と乗ってみて色々と感じたこともありますが、自分が一番これを書きたい!そう思えたのがこのタイヤでした。

 車体も感じたことはありますので気になる方はぜひ店頭で質問してください!

 

と、前置きはこのままにしておいて、今回のタイヤは

 

パナレーサー グラベルキング X1

IMG_5692

[ysid 4931253033735]

今回試乗したタイヤは上の商品になります。

 

先にこのタイヤの結論を書きます。

もう、グラベルタイヤコレでいいじゃん!

です。

 

元々グラベルキングのラインナップは3種類のパターンがありました。

PANARACER ( パナレーサー ) チューブレスタイヤ GRAVEL KING ( グラベルキング ) ブラック/ブラック 700X43C ( 622 )

グラベルキング(無印)

舗装路向きのグラベルキングです。

トレッドは細かい溝があるくらいのスリックに近いタイヤ、舗装路では滑らかに転がってくれること間違いなし!

太くて安心感のあるロードタイヤが欲しいという方にはオススメの一本です!

 

次はセミスリックのグラベルキングSS

PANARACER ( パナレーサー ) チューブレスタイヤ GRAVEL KING SS TR ( グラベルキング SS チューブレスレディ ) ブラック 700X40C ( 622 )

上の(無印)と後に紹介するグラベル用のタイヤ グラベルキングSKとの中間的なタイヤです。

センターはスリックにすることで舗装路の抵抗を削減、直進時にしっかりと速度を出すことが出来るようになっています。

サイドはSKよりのノブがあるブロック構造になっています。

オンロードもオフロードも一本で行きたいという方にはこのタイヤが一番向いているでしょう。

過去に紹介した方もこのタイヤを採用しています。

 

次が上でもちらっと出ましたがグラベルキングSK

PANARACER ( パナレーサー ) チューブレスタイヤ GRAVEL KING SK TR ( グラベルキング SK チューブレスレディ ) ブラック 650BX48 ( 584 )

センターはMTBのようなノブがありますが大きさは小さめ。

オンロードでの転がりと、オフロードでのグリップを稼いでいます。

サイドにはノブを配置することでバイクを倒してもしっかりとグリップしてくれる構造です。

 

ここまでが従来のグラベルキング

今年の3月に追加されたのが今回試乗したグラベルキングX1

PANARACER ( パナレーサー ) チューブレスタイヤ GRAVEL KING X1 R TR ( グラベルキング X1 R チューブレスレディ ) アンバー 700X40C ( 622 )

今回試乗したタイヤは限定色の抹茶ですが通常はサイドがブラックとタンの2種類のラインナップ

今回の試乗コースではがっつりとしたグラベルが無いのでオフロードでの走破性をここで100%書くのは難しいですが、タイヤサイドのノブを見るに十分にグリップする構造をしています。

 IMG_5691

センターは抵抗が少なそうなノブは低い形状をしています。

それもそのはず、このタイヤは今までのグラベルキングSSとSKの中間的な立場のタイヤでそれぞれのさらにいい所を取っています。

センター部分はノブが密集した構成になっており、整った路面でスムーズに転がってくれるでしょう。

しかし、センターがここまで密集していると地面をつかまないのか?

それは違います。

メーカーさんの方のお話を聞くと、

IMG_5687

横溝(進行方向に対して垂直の溝)、これがグリップに関係するとの事です。

この話を聞いてからタイヤのトレッドについてよく調べたのですが車やオートバイなどのタイヤでも横溝は路面をつかむ役割があるみたいです。

タイヤ廻りの勉強もっとしなければ。。

この横溝のおかげでここまでセンター部分にノブを密に配置してもオフロードでもしっかりとグリップするとの事です。

どこかでこの形見たことある気がするなと思っていたら、、

 

ドライの路面ではグリップ力と速さのバランスが取れたシクロクロス用のパナレーサーのタイヤCGCX

 

PANARACER ( パナレーサー ) クリンチャー CG CX ブラック 700X32C

 

センターの形が非常に似ている。

 

IMG_5690

サイドのノブはしっかりとしている為、上でも書きましたがオフロードの路面でもしっかりと地面をつかんでくれそうです。

 

・センターは詰まった配置になっており、転がり抵抗が少なくなっている。

・サイドノブがしっかりとしているのでコーナリング時でもしっかりと地面をつかんでくれそう。

これらの特徴からわかる通り、SKのオフロードの走破性、SSのオンロードでの転がりの良さの中間的な役割がこのタイヤです。

実際に舗装路だけではありますが走ってみて、特段重たいと感じる事は無くコースを周回することが出来ました。

オンロードではおそらく38Cのスリックタイヤと目を瞑って乗っても違いは感じないくらい好印象でした。

初見でこのタイヤを見た時はSKよりもさらにオフロード向きと思ったが、いろいろな方のレビューを見て「SSとSKの中間?」となっていた。

実際に走ってみると確かにグラベルタイヤとしては優秀すぎる舗装路での走破性の高さ、これはSKよりも舗装路向きなったことでしょう。

今回のコースが舗装路だけだったので、オフロードでがっつりと使ってみたくなるタイヤです。

 

自分のバイクに入れてグラベルを走ってみたくなりました。

入れるならシクロ車のZOLDER PROに35Cだと思いますがそれでも十分楽しめそうな予感がします。

 

そしてこのタイヤパターンが登場したタイミングで新たなテクノロジーがグラベルキングに!

タイヤのパターンが4種類に増えただけかと思いきや新しいテクノロジーも追加されて同じタイヤパターンでも3種類の耐パンク構造があります。

スタンダートと耐パンクを重視した+、そして新たにラインナップに追加になったRシリーズ。

スタンダードモデルよりも軽く、しなやかに設計されているのでハイスピードなライドを求める方はRを!

いま世界で流行りのグラベルレースなんか考えている方には一番向いているでしょう。

他にもグラベルだけども軽快に走りたい方やハイスピードグラベル(IMPULSO PROなど)のような軽快に走るのを想定したグラベルバイクで使うのに向いている事でしょう!

4種類のタイヤパターン×3種類の耐パンクベルト×タイヤの色×多様なタイヤ幅

グラベルキングという名前のタイヤでも選択肢は多数ありますね。

 

来年2025年のUCIグラベルワールドシリーズとのパートナーシップを結ぶ等グラベルにおいてもタイヤ開発の進行がより進むことでしょう。

https://panaracer.com/news/2024/10/5342/

来年以降のパナレーサーさんのグラベルタイヤに目が離せませんね。

 

 

そしてもう一つ、今回お邪魔したのはパナレーサーさんのブースでは登場したてホヤホヤの新製品を見ることが出来ました。

そう、TPUチューブです。

紫色のあのチューブです。

パナレーサー パープルライト

PANARACER ( パナレーサー ) チューブ PURPLE LITE TPU TUBE ( パープルライト TPU チューブ ) 700X23-32/65mm ( 622 ) 

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人気が出たのはマージンの価格が抑えられたTPUチューブが出たころからでしょうか?

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実際にこの製品が店頭に並ぶようになってからTPUチューブの問い合わせが増えてきた印象です。

パナレーサーさんも後発ですがTPU チューブを発売。

後発なだけあり、今までの製品の弱点を補うものを発表しています。

その弱点と言えば、バルブ周辺の問題でしょう。

 

TPUチューブのバルブ周辺での今ある問題点(神山が把握している範囲で)

・今増えている電動携帯空気入れとの相性も悪く、樹脂製のバルブを使用する場合は直接ポンプをはめるのではなく、ホースを仲介する必要があります。

・樹脂で出来ているので製品誤差が多くあり、根本が太くてバルブホールに入らない、空気入れに入らないなんてこともありました。(実際に私の持っているものも一つバルブホールに入りにくい物がありました。)

これは製品誤差の範囲なので問題はないのですが誤差がバルブホールが狭く、バルブが太くできているものの組み合わせの時、最悪入らないなんてことが起こります。

・樹脂製で出来ているものはバルブコアも接着されていることが多く、取り外しができません。

困る人は少ないと思いますが、グループライドでリムハイト違いの人を助けるときなど使用できて助かる部分は多くあります。

私も予備チューブはバルブコアが外せるもので、バルブエクステンダーも持っています。他にもバルブコア周りでトラブルが起こった際に交換できる。

 

と、樹脂製バルブだと上のようなトラブルが個人的には悩ましい所です。

パープルライトはその点考えられており、

PANARACER ( パナレーサー ) チューブ PURPLE LITE TPU TUBE ( パープルライト TPU チューブ ) 700X32-47/65mm ( 622 )

バルブの根元は樹脂、しかし途中で金属に変わるハイブリッド方式

電動ポンプ使用できるようになりますね!

他にもバルブコアが外せるようになるなどメリット多数あります。

また、バルブがゆるくてホイールとカタカタなる音ともオサラバするようにナットが付いているなど考えられた設計が出来ています。

空気れを押し込んだ時にチューブが奥に入り込むのを防いでくれるなどちょっとしたストレス解消にもあるのでありがたい!

 

そして今までTPUチューブと言えばロードなどの軽量化向きと思われていましたが昨今増えているグラベルにおすすめです。

さすがグラベルキングを長らく販売し続けているパナレーサーさんはちゃんと需要を分かっている。

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通常のチューブと比べた画像ですが結構差がありますね。

通常のチューブ1本に対してTPUチューブは2~3本は入りそうです。

タイヤが太くなる分チューブも太く、大きくなり、サドルバッグなどには予備チューブが一つ、なんてことも。

林道などを走っているときにパンクして自走不可にならない為にも複数のチューブは持っていきたいですよね。

サドルバッグなどの容量は限られているのでTPUチューブを活用して複数チューブを持っていき、生存率を高める使い方はおススメです。

 

 

IMG_5695

他にもアジリストファミリーのタイヤも大集合!

パナレーサーのタイヤはハイエンドタイヤの中では価格も抑えられており、走りも良くおススメの一本になっています。

ぜひお試しください!

 

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店頭にはグラベルキングいくつか在庫しています。

店頭に無いサイズのタイヤも取り寄せできますので是非ご相談ください。

それでは!

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