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【石川ライド】変○バイクが完成しました!フロントシングルをオンロード仕様で試す!

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上野アサゾー店】石川 康輔 24年10月14日

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時代の流れを感じて私もついにフロントシングルでロードバイクを組む時が来ました、、、結構いい感じに組めたのでとりあえず走りなれた道を試してきました。

フロントシングルという選択肢

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定点撮影!

バイクの仕様を変更したらここに来ます!

すっかり銀杏の落ちる季節になりましたが、この日は結構暑かったですね。

年末、GHISALLOの衝動買いからしばらくお休みをいただいておりましたCIPOLLINI DOLOMIAさんですがこの度〇態仕様で復活しました!!

ツールドフランスなどでもプロチームが採用するフロントシングルというコンポーネントの選択。

時代は12s13sと多段化が進むことでいよいよ現実的にオンロードでも選択肢となる時代がやってきましたね。

とは言え、実際のところ組もうとするとギヤ比の選択肢がとても難しいというのが導入の難易度を高くしてしまっています。

本来は50×34などのフロントギヤが2枚あることで後輪のスプロケットを比較的クロスギヤーで運用が可能になり、平地も登りもギヤの選択肢を多数用意する事が可能になります。

ところがフロントが1枚になることで、平地を重視するか登りを重視するかの2択を迫られ、どちらかは妥協するギヤ比になってしまうというのが元来ネックとなっていました。

というよりも、今でも付きまとう問題です。

走るフィールドがある程度限定されているオフロード系のバイクにとっては速度域も一定の領域で収まるため、より軽いギヤ比を導入しやすいフロントシングルギヤは便利なのですが、平地を50km/h以上で走って登りを10km/h以下で走る事も想定するロードバイクにとっては相性としてはそこまでよくないというのが難点となります。

私の選んだフロントシングルパーツ

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ROTOR好きの私は知っています。HGスプライン用の12sワイドスプロケットを彼らが販売していることを。

というわけで、フロントはROTOR Q-Ringsの50tユニバーサルトゥースを使用しています。もちろんクランクはROTORのパワーメーター!

スプロケットはROTORから発売されている、11-39T / 11, 12, 13 , 14, 15, 17, 19, 21, 24, 28, 33, 39というギヤ比のものを選択しました。50:11~50:39(4.545454...~1.282.5.....)となり、軽いほうのギヤ比は近いところでフロント39tとリア30tの組み合わせが1.3倍なのでそれより少しだけ軽いというギヤ比が入っている事になりますね。

速度的なイメージでは50km/h前半~10km/h前後ぐらいはカバーできているかなという感じです。

完全なヒルクライムは正直行きたくないですが(確かに昔はこのギヤ比よりも重いので白石峠登ってたけど)、1分ぐらいの登りならどんな斜度でもパワーで押しきれるので私でも関東平野なら激坂含めてもなんとかなると思います。

そこ以外に関してはトップ側がそこそこクロスで組まれているので平地の走行では特に違和感なく走れるかなり考えられたギヤ比だなと思いました。

これを見つけたときにこのフロントシングル構想は思いつきました。

※スプロケットはお取り寄せ商品の為相当時間がかかると思います。

ディレーラーはSRAM FORCE AXS XPLRというオールロード、グラベルロード向けのフロントシングル専用コンポーネントになります。

チェーンはコンポが混ざっているので安定のKMC-X12チェーンの金色にしました。

因みに、シフトレバーは今回紐引きブレーキのE-TAPレバーにしました。

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日本にはGROWTACという素晴らしいニッチなパーツメーカーがありまして、EQUAL機械式ディスクブレーキというハイエンドな機械式ディスクブレーキの選択肢が用意されているので実現するパーツ構成となります。

フル内装の為、純正のワイヤーは使わずに、作業性重視で普通のニッセンアウターワイヤーで今回組んでいます。

ブレーキタッチは少し甘くなるので慣れが必要です。

という感じで斜度が20%近いと思われる半砂利の激坂を試しに登りました

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「私グラベルロードじゃないですー」

ギヤ比の心配はこれで半分解消されました。

次は埼玉一低いあの峠に行こうかな。

鎌倉街道の道標を曲がって笛吹峠へ

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ここの峠は峠としては埼玉で一番低いですが、逆に言うと、その辺の丘のアップダウンならこの峠がのぼれれば大丈夫って事でしょ?という目安に私はしているのでこのパーツ構成で登れるかをチェックしに行きます。

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まぁ、余裕ですね。(本当は物見山登った方がテストとしては最大級だったのですが、ビビったとは言えない)。

最大速度は私は普段から50tのフロントギヤを使っているので問題はあるはずもなく、登りも十分に余裕をもって登れることが確認できたので、ランチにしましょう。

ようやくこれた鳩山のらぁ麺花萌葱

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もちもちの多加水麺とだしの効いたスープに私は背油のメニューにしたので動物系のうまみがより感じられます。

サイクルラックを設置したという事だったのですが、立ち寄るといつも行列だったので見送っていたのですが、タイミングが良くこの日はサッと入れたので食べることが出来ました。

すでに何度も来ていますが、自転車で来るとやっぱり普段よりも塩分がおいしく感じるので最高ですね!!

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あ、フロントシングルだしエアロロード的要素を入れたかったので今回はハンドルをエアロにしています。

実は持ってたスミス 楽なハンドル

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このハンドルエアロ部分がとても握りやすいのでエアロハンドルの中でも使いやすい部類になると思います。

T1000カーボン採用のガチガチなハンドルという事で身構えていましたが、意外と快適で何ならドロップを握ってバイクを振るとしなりも感じるぐらいの程よい剛性ですね。

中々良いハンドルだと思います。

帰りは砂利道

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「だから!私グラベルロードじゃないです!」

というわけで、パーツ構成を無視して、自己責任で砂利道を走行。

案の定、というか、この土手草刈前だったので走行ラインを限定されてしまっていて悪い路面を走らなくてはいけない状況になり、あえなくパンクしました。

その話はあえて書くほどではないので写真は撮りましたが身内のネタで消化するのにとどめておきます。(長くなるから)

大雨で流された沈下橋

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ずいぶん前から通行禁止になっていた沈下橋の前を久しぶりに通りましたが、SNS情報などで知っていたものの流されているのを見るのはショッキングですね。

まぁ、1度しか渡っていないので思い入れというほどのものはありませんが、グラベルライドするときはこの橋をよく横目に見ていたので寂しいものがありますね。

フロントシングルオンロード仕様の是非

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改めて、軽く70kmぐらいよく走る道を流してきましたが、フロントシングルは条件次第ではとてもいいと思います。

その条件は、5分以上登るようなヒルクライムがルート上に存在しない事!!!

たぶん5%ぐらいの平均斜度の峠なら登れなくはないのですが、登り用のギヤ選択肢が実質1つしかないので、たぶん無駄に疲れると思います。

一応この冬余裕があったら秩父周遊コースを走ってみて、どのぐらいきついかを試したいと思いますが、実現するかは私の元気次第です。

更にワイドなギヤ比にするという選択肢も勿論あるのですが、正直言ってこれ以上平地でのギヤの選択肢を少なくするのは悪手だと思うので、私が許容できるギリギリがここかなと思っています。

一応ですが、全てSRAMのパーツで組むと10T-36Tというスプロケットで組む事が出来ます。

そっちで組む場合は例えばフロントを46Tで組めば私の使っているギヤ比よりも好条件で組むことが出来、なおかつよりクロスなギヤ比となるので、そっちの方がおススメです。

今更ですが、私もそっちにしとけばよかったと思いましたが、実はこのコンポはグラベルロードを来シーズン組むときに使うのでこれでいいのです。期間限定というか、メインバイクじゃないものの活用方法を考えた結果グラベルロードとパーツを共有するという発想になった次第です。それならシーズンごとや走りたいときにワイヤレスのコンポをぶんどって入れ替えるだけで簡単に組みなおしができるという寸法です。

 

フロントシングルで組むという事は、そのバイクが走るフィールドをより限定させるという事になるので本来的にはネガティブなカスタムになるのですが、逆にゲームの縛りプレイみたいな状況で楽しいなと思いました。

メインのバイクには採用する事は無いと思いますが。

 

勿論、例えば荒川のサイクリングロードしか走りませんという事であればそもそも軽いギヤがいらないので、ロード用のスプロケットをそのまま使う事もできます。

それならデメリットは無いですが、ちょっと内陸に行くと関東には多くの台地が点在しており、キツイ登りはたくさんあります。

結局ロードバイクはフロントダブルで組むのが安全です。

結局はそうなっちゃいますね。

とりあえずは、この冬試すことがたくさんありすぎて今から楽しみですが、身体の数が明らかに足りない気がしますね。

正直言ってあまりおすすめはしませんが、ロードバイクでのフロントシングル化、試してみたい方は論理的にパーツを選択して自分だけのフロントシングルのギヤ比を考えてみてください。

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