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【ワイズロードスタッフ試乗会】このシクロクロスが凄い!one by ESU JFF807の進化に感動しました(話題のブレーキEQUALもあるよ)
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- 【東大和店】大元 英俊 21年11月25日
こんにちは、スタッフのおおもとです。
前回
【 新型デュラエースR9200に乗った 】
今回のインプレッションは今が旬のジャンル
冬の自転車競技『シクロクロス』のバイクです。
one by ESU JFF 807
シクロクロス全日本選手権9連覇したレジェンド『辻浦圭一』
CXマスターズを連覇し世界選手権に出場する『筧 五郎』
レジェンドとマスターがダブル監修するピュアレーサーです。
私も最初に出たカンチブレーキ版のモデル
『JFF803』を愛用するシクロクロッサーなので、
新型の『JFF807』は乗らない訳にはいきません!
乗って分かる設計変更
JFF803の正統進化モデルというだけあって、
アルミロードバイクのような反応の良さを継ぎ
立ち上がりからの加速がとてもスムーズです。
シクロクロスは複雑なコーナーエリアが頻発し
再発進の連続なのでここは重要なポイント。
そして変わったなと特に感じたのは操作性です。
実はJFF803 はかなり『上級者向け』だった
その理由はホイールベースにあります。
クイックなハンドリング性能を突き詰めた結果、
ハンドルを切って曲がるときに水平位置に
ペダルがきているとつま先が前輪に触れるのです。
もちろん、バイクをしっかり倒して操作できる
シクロクロッサーならば漕いで曲がっても
当たらないので問題はない設計なのですが、
初心者・中級者には難しい乗り物だったのです。
JFF807はそこが改善されており、
8の字走行でぐるぐる回りながら
その変化を感じて楽しんでました。
それでいてクイックな加速力は一切損なわず、
スルーアクスル特有のいじわるな硬さもなく、
路面の凹凸を捉えるトラクションはバッチリ。
フォークには振動を減衰する『VDS』を採用した
フルカーボンフォークになっているので
ハンドルへの突き上げも非常にマイルドです。
シクロクロスに求められる性能を完璧に網羅しています。
やっぱりこれは『買い』ですね~。
番外編 メカニカルディスクの可能性
『これめっちゃええすわ~!』と
思わず営業さんと話し込んだのがこれ。
グロータックの『EQUAL』です。
究極のメカニカルディスクブレーキとして
発売時から業界で話題になっていましたが、
この時初めて握ってみたのですが素晴らしい。
ケーブルの引きが軽く、バッチリ効く!
優秀なブレーキの条件を満たしてるのは勿論ですが、
油圧・メカニカル変速レバーのネガ面である
・油圧コントロールレバーが太い
・油圧コントロールレバーが重い
・今までのレバーが流用出来ない
という3つの欠点を解決できるのが素晴らしい。
軽い力でしっかり効くという前提条件を満たし、
軽くて握りやすくて今までのレバーが使えるので
ロードバイク機材から払い下げたコンポが使えます。
特に軽さはバイクを担ぐ必要のあるシクロクロスでは
圧倒的なアドバンテージになるので魅力的です。
もちろん、『Di2変速/油圧ブレーキ』のレバーならば
EQUALを必要とする場面はないと思います。
ですがシクロクロスは旧機材を使って組むことが多く、
フレームのディスク化は互換切りのネックがありました。
この性能で互換性を持っている事がEQUALの
最も素晴らしいポイントで、機材が揃っている
ベテランライダーほど恩恵があるアイテムです。
カンチブレーキよりもしっかり止まるので
ローコストでディスクフレームにしたいなら、
絶対買いだと推させて頂きます!
シクロクロスをこれから始めてみたいという方
JFF807 × EQUAL
この組み合わせで手持ちのコンポから始めてみませんか?