横浜店松野です。
先日のトレイルライドで壊したホイールを交換するべく
手組みしました!
FORMOSA AM カーボンリム×KUWAHARA DIAVOLOハブ
ハブは先日紹介したKUWAHARAハブですが
リムはFORMOSAの旧モデルを引っ張り出してきました。
強度のしっかりしたオールマウンテン用なのですが
リム内幅は24mmなのでイマドキのXCにちょうどいいですね。
しっかりした作りでかなり張れるリムでしたが実測420gでした!
組み立て工程
スポークカッターでスポークを切り、ねじ山を転造して…
ハブに通してからスポークを「あやとり」していきます。
余談ですがこの工程でうっかりリムをスポークの端でひっかいてしまい
小傷がついてしまうことが多いので養生したりするのですが
今回は私物なのでその辺は結構テキトーにやっています。
仮組みが終わるとこんな感じです。
「頭出し」をしてからテンションをかけて行きます。
何回かホイールに力をかけて馴染みを出しながら
縦/横のフレ、テンションとセンターを見つつ調整していきます。
なんやかんや作業してから完成しました!
今回はStan'sのリムテープを使用したのですが
WTBの「TCS2.0」というチューブレスシステムをパクって参考にして
リムの真ん中に細いテープを一枚貼ってみました。
空気圧によるテープの凹みを抑えて長期間使える…かも?
リムの谷底だけテープが厚くなるので
はめ合わせのキツいリムとタイヤの組み合わせには不向きかもしれませんが
このリムとMAXXISタイヤではこれでも緩いぐらいなのでOKでした。
ついでにテープの巻き終わりも、長期間使うと剝がれてきて
シーラントがリム内部に流れてくることがよくありますよね?
今回は試しに溶かしてくっつけてみました!
MAVICなんかでは端を上から強力なテープを張り付けているのですが
かなり強力なテープなのですがシーラントに負けて剥がれてきてしまいます。
これなら剥がれずに長期間使える…かも!?
乗ってみた!
重量は前後セットで300g程度重たくなりました。
肝心のリムの重量増は片側で50gぐらいでしょうか?
元のリム重量が不明なのですが多分100gも変わっていないはずです。
元のホイールは軽いリムに極細スポークで組まれていたので
かなり軽かったのですが剛性は低くしなやかなホイールでした。
重量増と引き換えに圧倒的に剛性が高まったので
ジャンプした時の踏切りや着地の安定感が抜群に!
強度もかなり上がったはずなのでもう壊れないことでしょう(笑
もともとリムはAM用なのですが上記の通り内幅は24mmです。
MTBもワイドリム化しているのでXCでも25mmや30mmが当たり前になってきていますね!
MAXXISのフロント2.4/リア2.2インチ幅ですがいい感じですね。
ワイドな分低圧でもヨレずに踏ん張ってくれそうです。
今回のようにノンBOOSTやQRなどの旧規格だったり
ファットバイクなどの特殊規格は手組みで対応できます!!
MTBだとハブやリム単体のラインナップも豊富にあるので
普通の規格でも手組みを選ぶことも多いですよね。
工賃は片側¥5,280(税込)で承っておりますので
気軽にご相談ください。