K9X乗り比べてみました
先日弊社ワイズロードのスタッフ試乗会に参加し様々な新作バイクに試乗させていただきました。
ご協力いただきましたお取引先の皆様、ありがとうございました。
その中で、当店でも人気のコンパクトフォールディングバイクに試乗してきました。
そして折角の機会ですのでとある比較もしてきました。
まずはフルノーマル仕様から
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DAHON/K9X
オリーブブラック
¥138,600
実は当店にも試乗車をご用意しているバイクになります。
大人気コンパクトフォールディングバイクの【Kシリーズ】の最新16インチモデルであり、14インチホイールのK3と比較してホイールのインチアップだけでなく、9速化、ディスクブレーキ化、ロングホイールベース化を果しています。
その結果、より高い走破性と安定性をもたらしています。
実際乗車してみてもそのように感じることが出来ました。
正直気になった点も…
しかし、あくまで16インチの小径車としてはという条件付きになります。
DAHONの自転車は、フォールディングバイクのパイオニアと謳われるだけあって、ホイールベースが長い設計で直進安定性に優れたイメージがあります。
今までもいくつかのDAHONの自転車に乗らせていただきましたが、その走行性能には常に驚かされてきました。
このモデルも然りなのですが、やはりそこはタイヤの径の小さい小径車。
フルサイズのバイクと比較するのは酷ですが、ロードバイクやクロスバイクに乗りなれた方ですと、どうしても不安定に感じてしまうかもしれません。
しかし、ロードやクロスには無いコンパクト性や機動性等フォールディング特有の魅力がありますので、結局は使い方次第ではあります。
小径車はハンドルがふらつきそうで怖いイメージがある方もいらっしゃるかもしれません。
ノーマル仕様だとタイヤは16×1.5で細すぎず太すぎずといったところで、小径特有のクイックなハンドリングは良くも悪くも時折気になりました。
また、悪天候や悪路に強いディスクブレーキ化は大歓迎ですが、乗車中簡単にタイヤをロックさせやすいなと感じました。
折角のディスクブレーキの強大なストッピングパワーに見合ったタイヤのグリップが無いのかなとも感じました。
ディスクブレーキが本領を発揮する路面の悪いところでは特に注意が必要かと思います。
次はカスタム仕様
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DAHON/K9X
スティールグレーブラック
タイヤカスタム仕様
タイヤを前後SCHWALBE【BILLY BONKERS】にカスタマイズした仕様になります。
ビリーボンカーズと言えばストリートシーンでも人気のタイヤで、今はなき【テーブルトップ】の後継的存在。
私のダートジャンプバイク用にも購入を検討した事がありました。
結局欲しい時にメーカーさん欠品で手に入らなかったのですが…。
肝心のタイヤ性能ですが細かで低いノブが密に配置されたトレッドパターンで、一般的なブロックタイヤと比較して路面抵抗やロードノイズはかなり抑えています。
それでいてしっかりと感じるタイヤのグリップ力。
ドライコンディションなら最高のタイヤですね。
見た目も最高!だけじゃない
タイヤを変更するだけで見た目もかなり変わります。
個人的な感想ですが、小径車のカスタムはワクワクしますね、特にオフロード仕様。
往年のGAAPから近年ではHOOLIGAN辺りを彷彿させるというか。
もちろん変わったのは見た目だけではありません。
ノーマル仕様と比較しても、安定感と乗り心地、そしてタイヤのグリップは抜群に向上し、懸念点であったディスクブレーキとの相性もすこぶる良い感じです。
個人的にも小径車には太いタイヤが好みです。
細身のクロモリロードにディープリムホイール的な感覚でしょうか。
結論、こっちの方が良い!
後方のベンチにピントが合ってしまいましたが…。
タイヤの太さが16×2.00と太くなってエアボリュームが増加したことによる圧倒的な乗り心地の向上は、最初からこのタイヤの方が絶対良いと思ったほどです。
また、メーカーさん曰くタイヤが太くなったにもかかわらず重量は標準仕様のものと変わらないそうなので、それも嬉しいポイントですね。
メーカーさんもこのタイヤを純正アクセサリーとしてお取り扱いをされている点も安心ですね。
特にこんな方にオススメ
悪路走行も得意になったカスタム仕様のK9Xは、釣りやキャンプなどのアウトドアシーンで大活躍間違いなしです。
キャンプの場合、まず大抵のキャンプ場は舗装されていませんので、現地での移動や周辺探索に便利ですよ。
例えば自分のサイトからトイレまで結構距離があったりというのは珍しい話ではありませんからね。
また釣りにおいては、自走で釣り場へ直行という選択肢に加えて、車で遠方まで運んで車が進入出来ないところから自転車に乗り換えるスタイルということが可能になります。
コンパクトかつ軽量なK9Xはまさにうってつけです。
移動しながら釣る河川敷等でのランガンスタイルや、奥地での渓流釣り等に特に良さそうです。
是非、趣味のお供にも一台いかがでしょうか?!
最後に新商品情報
最後に今後発売予定の商品情報ですが、キャリアフレーム内蔵のフロントバッグが登場予定です。
フレームに取り付けるタイプなので、ハンドルやフロントフォークに取り付ける方式と異なり、それなりに荷物を積んでもハンドリングへの影響が殆どないので、発売が楽しみですね。