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超軽量の台湾バイクは最高峰の走りを示す【25 TCR ADVANCED SL 0 インプレ】

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大阪ウェア館】松月 洋介 24年12月01日

こんにちは。大阪ウェア館の松月です。

昨日11/15は、社内研修につきお休みをいただき、お客様にはご迷惑をおかけいたしまして誠に申し訳ございません。
メーカーさんには、社内スタッフのためにたくさんお集りいただき、誠にありがとうございました。

いろいろなのロードバイクに乗ってきましたが、私の中ではやはりこの車体が一番素晴らしかったです!!

GIANT TCR ADVENCED SL


ブランド:GIANT
車種名:TCR ADVANCED SL 0
価格:(税込)¥1,540,000-

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トータルバランスに優れた最高峰の軽量バイク


今年発表された2025年モデルのNEW TCRは、GIANT史上最も「重量剛性比」が高いバイクに仕上がりました。
軽いだけでなく剛性もしっかりしているバイクであるということです。
重量はカタログ表記で驚異の6.4kg(Mサイズ)と、ペダルがおおよそ250gなので、ペダルを取り付けてもUCI規定の6.8kgを割ってしまいます。
それだけ軽量化しても「レーシングバイク」としての剛性は確保しています。

これだけ聞くとガチガチの硬いロードバイクに聞こえてしまいますが、実際乗ってみるとトータルバランスに優れた非常に良いバイクということがわかります。

ちょっとその前に仕様を確認

こちらの車種はパーツ各部までしっかり作りこまれているので、さらっとご紹介していきます!

・ホイールは「CADEX MAX 40」


前後50万円以上するフックレスリムカーボンホイールです。
ハブもカーボン製でスポークと一体成型することで、非常に高い剛性を生み出しております。

・SHIMANO DURA-ACE R9200 Di2

コンポーネントは文句なしのSHIMANO DURA-ACE Di2です。

・SHIMANOのパワーメーター付きクランク

シリアルレーサーには欠かせない存在になっているパワーメーターが最初からついています。
SHIMANOがpioneerを吸収してから精度も高く、ベクトルも見られるようになったので、松月オススメのパワーメーターです。
Di2と同じ充電器が使えるのもポイント高いです。

・サドルもCADEXの高級サドル


独自の2ピースサドルフレームが、ペダリングのサポートと快適性を高次元で両立。
流動性の高いCADEX専用のポリウレタンエラストマー粒子が、圧力を広範囲に分散させ、安定感を保ちながら快適性を実現。

・ハンドルステムはフルカーボン


ハンドルとステムはGIANT製のフルカーボンで、軽量性と剛性の両立を実現。
併せて288gと非常に軽量に仕上がっています。
もちろん写真に写っているコンピュータマウントも付属してきます。

これだけ良いもの付けに付けて税込154万円は破格です。
さすがGIANTと言える高コスパのハイエンドバイクです。

では、実際に乗ってみた感想をどうぞ。

実際に乗ってみて


まず漕ぎ出しで飛び出してしまうほど初速が軽く、鋭く加速していきます。
ハンドル周りの軽さがひときわ目立ち、ハンドルを引くと前輪が浮いてしまうんじゃないかと思うほど軽いです。
パパッと加速していき、一般的な巡航速度まですぐに加速していきます。
速度を安定させて巡航していても、スルスル足が回っていき、足に負担がくるような硬さを感じることなく、すーっと気持ちよく走らせてくれます。
ある程度の巡行速度からスプリントの様に加速させても、パッ パッ と鋭く加速していきます。
さすがレーシングバイクと言える軽やかな加速感が堪りませんでした。
試乗コースに登り坂はございませんでしたが、登りも気持ちよく登れることでしょう。

ただ、脚力が一般人である私には、スプリント際に少し硬さを感じました。
嫌なほどではないですが、快適性を求める方には少し嫌な硬さに感じるかもしれません。
また、レーシングバイクですので、振動吸収性はまずまずといったところかと思います。
ひび割れのあるアスファルトを走った際に、ひび割れがわかる程度に振動がきます。
ホイールがフックレスリムのチューブレスですので、ある程度振動吸収性にも期待はしておりましたが、フレームがしっかりしている分、今時のエンデュランス系のような滑らかな乗り心地とは言えません。
何度も言いますが「レーシングバイク」ですので、その中では気にならないレベルであり、昨今の超乗り心地いいバイクと比べるとそこまでではないというだけです。

総評としてはトータルで非常に良くまとまった超軽量レーシングバイクだと思います。
これでいい結果が出せなかったときは、それが自分の実力だと割り切りって走りこみましょう。

少し硬さが気になる方は、フレームとホイールのバランスを取ってあげるといいでしょう。ホイールもフレームもガチガチですからね。
完成車パッケージで言うと、同じフレームでコンポーネントの仕様違いである「TCR ADVANCED SL 1」がおススメです。

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変速機等はULTEGRA Di2になりますが、ホイールがGIANTのトップグレードホイール「SLR 0 40」がついてきます。
こちらも「CADEX MAX 40」と同じようにフックレスリムのチューブレス仕様ですが、少しマイルドな乗り味になるのでオススメです。

ガチガチに鍛えてレースに出て入賞したい方はSL0で、それ以外の多くの方にはSL1の方がおススメだと思います。

 

脚力が一般人である私の感想ではありますが、お客様のご参考になれば幸いです。
また、こういった場を設けていただいた方々に深く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

私が所属している店舗はウェアのみ取り扱いの「大阪ウェア館」となりますので、車体のお問い合わせは「大阪本館」までお願いいたします。

 

 

ご来店、心よりお待ちしております。

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