こんにちは。新宿本館の表田です。
イギリス生まれの大人気ケミカルメーカーであるMUC-OFF。当店でも洗車用洗剤やチェーンルブなどが人気ですが、シーラントも大人気商品です。先日の試乗会にもブースを設置されており、いろいろとお話をお伺い出来ました。そんな中でも近日発売予定というシーラントに関して情報を入手しましたのでご紹介していきます。
まずはシーラントの違いについて説明させて頂きます。
シーラントの種類
ラテックス系
主成分としてゴムが配合されているシーラントです。揮発性の高い溶剤を使用しており乾きやすく、シール性能が高いため使用量を非ラテックス系のものより減らすことができます。主成分のゴムには天然ゴムと合成ゴムがあり、天然ゴムにはアレルギー反応が出る場合があります。使用前にご使用のシーラントの成分を確認しましょう。また、天然ゴムを使用しているものは乾きすぎるのを防ぐためにアンモニアが配合されているものが多いです。タイヤやホイールによってはアンモニア入りのシーラントが使用できませんのでご注意下さい。
非ラテックス系
主成分としてセルロース、グリコール繊維などの天然繊維、科学繊維を使用しています。シール性能は低いため使用量が多くなりますが、乾きにくく残りやすいため補充回数を減らすことができます。
じゃあMUC-OFFはどれなのか
ラテックス系&アンモニアフリー
MUC-OFFのシーラントはラテックス系で合成ゴムを使用しているためアンモニアを使用しておりません。メーカー指定がない限りほとんどのホイールやタイヤに使用していただけます。アンモニアフリーのためかシーラントの匂いがキツくないのが特徴的ですね。私はMUC-OFFシーラントの匂いが好きなのですがここは個人差があると思います。
それではそんなMUC-OFFの新しいシーラントをご紹介します。
ROAD & GRAVEL TUBELESS SEALANT
ロードバイク、グラベルバイク用に新開発されたチューブレスシーラントです。最大7mmの穴を塞ぐ性能を持ちます。従来の合成ラテックスに加えて、生分解性のミネラルフレークと竹繊維のシーラント粒子を使用し、従来以上の性能でサラサラとした扱いやすいシーラントになっています。。粘性を落とすことでタイヤ全体やホイールとビードの隙間までシーラントがいきわたりやすくなり、セットアップが簡単になりました。
パッケージはこんな感じ。
こちらは容量が140mLのものですが他にも前作同様1Lや5L、さらに追加で80mLと500mLのものも発売予定です。
これらは試乗会の後日にMUC-OFFの講習会に参加させていただき撮影してきました。そこで実際にシーラント入りのタイヤに押しピンを刺すという実験をさせてもらえました。
そのときの画像がこちら。
穴を瞬時にシーラントがふさいだため、空気が漏れて泡立つ様子もなく、シーラントが周りに飛び散りもしませんでした。高いパンク修理性能がうかがえます。
前作は廃盤?
そんなことはありません。MTB用のシーラントとしてパッケージが変更されますが、中身はそのままにMTB TUBELESS SEALANTとして販売予定とのことです。
どう使い分ければいいの?
ROAD & GRVEL TUBELESS SEALANTはサイズが40c以下のタイヤに50psi以上の空気圧を想定して作られておりますので、使用しているタイヤのサイズと空気圧に合わせてご使用ください。40cより大きいタイヤには同時に発売予定のMTB TUBELESS SEALANTをご使用ください。2つの種類となったシーラントですが混ぜて使用することはできません。以前のMUC-OFFのシーラントをお使いで、新しくROAD & GRAVEL TUBELESS SEALANTを使用されたい場合はタイヤやホイールの清掃が必要となりますのでご注意ください。
近日発売予定!
私もMUC-OFFのシーラントを愛用しており、楽しみにしております。入荷しましたらブログでご報告いたしますので続報をお待ちください。