.

クラシカルなデザインとキレのある走り ラレー RFTは満足度の高いクロスバイク

43
お茶の水レディース館】益子 暁 24年11月18日

s-IMG_4440

 

 

 先日の社内試乗会で実走する機会を頂きました!

 クロスバイクはどれもそんなに変わらないんでしょ?と思ったら大間違い。特定の目的があるわけではないクロスバイクこそ、車種ごとの個性の違いが大きいと言えるのではないでしょうか。

 

RALEIGH RFT(Radford Traditional) ¥96,800(税込)

s-IMG_4431

【フレーム】CR-MO MID-SIZE D.B. TIG WELDING
【フォーク】CR-MO W/ INVESTMENT-CAST CROWN
【メインコンポーネント】シマノ ALTUS 3×8速
【ブレーキ】シマノ BR-MT200 油圧ディスクブレーキ
【サイズ】440、480、520mm
【カラー】トラディショナルアガトブルー、トラディショナルキャニオンレッド、トラディショナルクラブグリーン
【重量】12.9kg(440mm)

 

 

スチールフレームにディスクブレーキ

s-IMG_4433

 この時点で、もう似た仕様の自転車が少ないことになります。

s-IMG_4432

 RFTはフレームもフォークもCr-Mo。フォークの剛性不足による不安定さや振動などは全く気になりませんでした。見た目はカーボンより断然こっちの方が良いですが、乗り味も悪くありません。

s-IMG_4441

 重量はさすがに不利ですが、走りは全然重くなくて、むしろ反応が良く、ロードバイクに近い印象です。

 


キビキビ走るのはジオメトリの妙?

 ホリゾンタルフレームでロードバイクにそっくりですが、単にCarlton(ロードバイク)のハンドルを変えただけではもちろんなく、このモデル専用の設計です。フロントセンターも長いし、リアセンターにいたってはセンタースタンド台座もあるくらいですからやっぱり長い。なのに!加速が小気味良いと言いますか、良く進むんです。

s-IMG_4442

 少し漕いですぐにピンときましたが、この自転車、BBがかなり高いでしょ?と思ってあとでジオメトリ表を見ると、やはりそうでした。BB下がり60mmと書いてあります。これは予想よりさらに小さい数字。

 参考までに、
  BIANCHI C-SPORT 68mm
  GIANT ESCAPE 67mm
  TREK FX 65mm
  FUJI BALLAD 65mm
です。RFT同様スチールフレームで細めのタイヤのBALLADでも65mm。それより5mmも高いんですね。

 ここの寸法だけで決まるわけではありませんが、影響はしているはずだと思います。

 

やっぱりシルバーの部品が似合います

s-IMG_4434

 試乗車のフレームカラーは「ラドフォード・トラディショナルキャニオンレッド」(長い!)。他の2色のトラディショナル。ハンドル周りやクランクセットなどシルバーの部品で統一されています。ディスクブレーキはトラディショナルではありませんが、ローターはシルバーな訳で、あんまり違和感ありません。

s-IMG_4435 s-IMG_4436 s-IMG_4438

 そして、ブラウンのグリップ・サドル・タイヤサイドがさらにトラディショナル度を高めています。

 惜しいのはリムとスプロケットが黒いこと。これはこれで似合っていますが、シルバーだったら・・・・・、と想像してしまいます。

 

s-IMG_4439

 シフトレバー台座ありますね。Wレバー化などもっとレトロ方向に振りたい人にも対応しているのはとても良いと思います。

 

 欲を言えば、お茶の水レディース館としては、あとほんの少しで良いから小さいサイズが欲しいところ。いちばん小さい440mmサイズでも160cm前後の方がちょうど良いくらいでしょうか。乗れるご身長の方にとっては、実用性・デザイン・性能、どれも満足頂ける良い自転車です。

 

一覧へ戻る


LINE相談

Pageの先頭へ戻る